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追悼 杉本一家氏(当社SACD復刻企画のマスタリング・エンジニア)

杉本一家氏

当社SACD復刻企画のマスタリング・エンジニア、杉本一家さんご逝去のお知らせ

"Definition Series"やビクター原盤のSACD復刻シリーズでマスタリング・エンジニアとして多くのタワー企画盤を制作していただきました杉本一家(すぎもと・かずいえ)氏が、2019年10月にご逝去されました。当社では2015年以来、主に旧EMIレーベルの復刻においてそのお力を存分に発揮されており、多くの方々に支持されてきたのはご存じの通りです。今回、杉本氏の功績を振りかえり、最初の企画であったクリュイタンスのベートーヴェン:交響曲全集を含む、計3点の限定盤の再プレスを行いました。当社のSACD復刻企画のまさにスタートであった、これらの企画盤を、再度ご紹介させていただきます。また、企画盤で一緒に制作を行った、タワー企画盤の責任者である北村の追悼文も掲載させていただきます。
(タワーレコード)

マスタリング・エンジニア 杉本一家さんを偲んで

当社でも、タワー企画盤の先駆けとなった2004年からの"RCAプレシャス"シリーズ110タイトルをはじめ、20155月スタートのSACD企画"Definition Series"においてもマスタリング・エンジニアを務めていただいておりました、株式会社JVCケンウッド・クリエイティブメディアの杉本一家さんが、2019年の10月に永眠されました。杉本さんはLP時代から様々な音楽制作・録音に携わり、XRCDの復刻や、CLASSIC分野においてはエンジニアとして多くのレーベルの制作、昨今では各社のSACDのマスタリング・エンジニアとして第一線でご活躍されておりました。現在、再浮上しておりますSACD復刻ブームの立役者のおひとりであっただけに、今回の訃報は大変ショックでした。当社のSACD復刻企画も、この"Definition Series"からスタートしました。当初、このように長く継続できる企画になるか不安ではありましたが、この第1弾のクリュイタンス3作の成功を持って、その後の道筋を定めることができましたので、我々としても非常に感慨深いものがあります。直接お仕事をご一緒させていただいた期間は4年ほどではありましたが、常に当時の録音エンジニアの意向やそこにある背景や状況、そして何より音楽を大事にしておられました。まさに、プロ中のプロであったと思います。当社との最後の仕事は"Definition Series"では2019年7月発売の第23弾のオペラ2点、そして、ビクター原盤の朝比奈隆/大阪フィル 1972-84年 名演集でした。どちらも音源に対し現況での最高音質を求めて厳密に対応していただきながらも、音楽には常に愛情を注いでおられました。今後も杉本さんに敷いていただいた路線を継続させていただき、同じ姿勢でSACD企画を推進していきたいと考えております。ご冥福をお祈りいたします。
(タワーレコード株式会社 CLASSICバイヤー 北村 晋)

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※ 「関連商品」には杉本氏がマスタリングを手掛けたタワー企画盤のSACDを掲載しました(一部品切れ商品もございます)。

カテゴリ : Classical

掲載: 2019年12月04日 14:30