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世界的ピアニスト、指揮者のヴラディーミル・アシュケナージ氏が引退を発表

ヴラディーミル・アシュケナージ

2019年1月17日(金)、世界的な名ピアニスト、指揮者のヴラディーミル・アシュケナージ氏が所属マネジメントのHARRISON PARROTTより演奏活動からの引退を発表しました。このニュースは瞬く間に世界中を駆け巡り、多くの音楽愛好家からその引退が惜しまれています。

アシュケナージ氏は1937年7月6日、旧ソ連ゴーリキー生まれ。モスクワ音楽院に入学し、1955年に第5回ショパン国際ピアノ・コンクール2位入賞、1956年のエリザベート王妃国際音楽コンクールで優勝、1962年の第2回チャイコフスキー国際コンクールで第1位をジョン・オグドンと分け合いました。モスクワ音楽院で知り合ったアイスランドの女性と結婚し、1963年に自由な演奏活動を求めてロンドンへ移住。英デッカと契約し、数多くの録音を発表、同時に世界的な演奏活動を行い、若くして世界最高のピアニストの一人としての評価を獲得しました。1968年には妻の故国アイスランドのレイキャヴィークに居を移し、1972年にはアイスランド国籍を取得しました。

指揮者としても、1970年にアイスランド交響楽団を振っての指揮デビュー以来、ロイヤル・フィルの音楽監督(1987 - 1994)、ベルリン・ドイツ響の首席指揮者(1989 - 1999)、チェコ・フィルの首席指揮者 (1996 - 2003)、NHK交響楽団の音楽監督(2004 - 2007)、シドニー交響楽団の首席指揮者(2009 - 2012)など世界のオーケストラのポストを歴任しました。

ここではアシュケナージ氏の60年以上にわたる音楽活動を、CDやDVDにより振り返ります。
(タワーレコード 商品本部 板倉重雄)

(1)「レコード・アカデミー賞」を受賞した名盤
アシュケナージ氏の録音は音楽之友社が1963(昭和38)年度に創設した「レコード・アカデミー賞」を実に8度も受賞しています。ここではその8点をご紹介いたします。

 

 

(2)協奏曲の名盤
アシュケナージ氏の安定した技巧、豊かな音、スケールの大きな演奏は数々の協奏曲の名盤を生みました。ここでは極めつけの8点をご紹介します(上記「アカデミー賞」受賞アイテムも含みます)。

 

 

(3)器楽曲の名盤
アシュケナージ氏の演奏はオーソドックスで、その模範的な譜読みと安定した演奏は「音大生のお手本」と呼ばれたほどでした。ここでは極めつけの8点をご紹介します(上記「アカデミー賞」受賞アイテムも含みます)。

 

 

(4)室内楽曲の名盤
アシュケナージ氏はアンサンブルでも妙技を発揮しました。これだけ雄弁にピアノが表現力を発揮し、かつ共演の奏者たちと濃厚な対話を繰り広げる室内楽演奏は滅多に耳にし得ないほどです。

 

(5)交響曲の名盤
アシュケナージ氏は指揮者としても優れた解釈を発揮。3度録音したラフマニノフの交響曲は何れも名盤として知られています。また、シベリウスやショスタコーヴィチにも素晴らしい演奏を示しました。

 

(6)管弦楽曲の名盤
アシュケナージ氏はカラフルな色彩を発揮する大規模作品を得意としました。レコード・アカデミー賞を獲得したR.シュトラウス、お国物のロシアの近代作品をお楽しみください。

 

(7)アシュケナージ・ファミリーの名盤
アシュケナージ氏の長男ヴォフカはピアニストとして、次男ディミトリはクラリネット奏者として活躍しています。アシュケナージ氏はしばしば二人の息子と共演し、CDもリリースしています。

 

(8)高音質SACDで楽しむアシュケナージ氏の芸術
アシュケナージ氏は優秀録音で知られる英デッカや日本のオクタヴィア・レコードへの録音が多く、高音質SACDも数多くリリースしています。ここでは極め付けの4枚をご紹介いたします。

 

(9)アナログ・レコードで楽しむアシュケナージ氏の名盤
近年のアナログ・レコード・ブームに乗ってアシュケナージ氏のアナログ・ステレオの優秀盤もいくつか復活しています。現在手に入る4点をご紹介いたします。

 

(10)DVDで観るアシュケナージ氏の演奏
アシュケナージ氏はピアニストとして、指揮者として映像作品をリリースしています。ここでは現在手に入る4点をご紹介いたします。

 

カテゴリ : Classical

掲載: 2020年01月21日 00:00