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私の「環境音楽~アンビエントミュージック|これだけは聞いておくべき10のアルバム」(札幌ピヴォ店)

タグ : タワレコ名盤セレクション

掲載: 2020年06月03日 00:00

ブライアン・イーノが提唱したとされるアンビエント(ambient)=環境としての音楽。対峙して聴く音楽とは異なり、場と一体化した音楽空間に身を置くという音楽概念は世界各地へ波及し発展。近年ではとりわけ独自の発展が進んでいた日本の環境音楽の音源発掘や再発が進み海外音楽マニアの間でも注目されている。そんなアンビエント・ミュージックを知るうえでの外せない重要作から、気になるけど小難しそう…なんて方への入門盤まで10タイトルを厳選してご紹介させていただきます!

Selected by

札幌ピヴォ店/吉原 裕也
ジャンルレスにFeeling Goodな音楽を気の向くままに探求中。

 

Brian Eno『アンビエント1/ミュージック・フォー・エアポーツ(SHM-CD)』

1978年、自らの音楽を”アンビエント”と形容しタイトルへも冠してリリースされた本作。新しい音楽の聴き方・向き合い方はシチュエーションを変えシリーズ化し提唱されることとなるが、その記念すべき第一作目は”空港”という場にスポットを当て制作。ピアノとシンセと声をメインとした音層はあくまで音楽としてその場に寄り添い包み込む。”アンビエント~環境音楽”という概念をより幅広いジャンルアーティストへ波及させ、未だに大きな影響力をもつ重要作品。


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Jon Hassell『VERNAL EQUINOX (REMASTERED)(金曜販売開始商品/UHQCD/RM)』

1977年、ブライアン・イーノによるアンビエント・シリーズより一足早くリリースされた現代音楽家ジョン・ハッセルの1stアルバム。独自奏法のトランペット音色による架空の民族音楽のような音像世界は後のブライアン・イーノとの共作「第四世界の鼓動」(1980年)へと繋がり、アンビエント・ミュージックの原点と評される伝説的作品。


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クロノス・クァルテット/Pat Metheny『スティーヴ・ライヒ:ディファレント・トレインズ エレクトリック・カウンターポイント』

コンテンポラリー界とジャズ界を代表する2組によるライヒ作品を収めた1989年発表のアルバム。クロノス・カルテットによる臨場感溢れる"Different Trains"、パット・メセニーによる美しきギター多重録音の名曲"Electric Couterpoint"。ミニマル・ミュージックの最重要作ながらThe Orbの「Little Fluffy Clouds」でサンプリングネタとして使用されるなど後の”アンビエント・テクノ”にも多大なる影響を与えた名作!


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Aphex Twin『SELECTED AMBIENT WORKS 85-92』

1992年、14歳の頃から作り貯めていたという音源を集めて放った衝撃のデビュー作。限られたチープな機材で創られた楽曲群は、それまでのエレクトリック・ミュージック~ダンス・ミュージックとは一線を画す独創的世界を展開しベッドルーム・テクノやアンビエント・テクノといった新たな境地を開拓。音質の優劣など軽く吹き飛ばす儚くも美しい世界観はテクノというダンスミュージックの要素をメインにしながらも70年代後半以降のアンビエントの流れを多分に含み、以降の音楽シーンのターニングポイントとなった重要作品。


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Various Artists『Kankyo Ongaku: Japanese Ambient, Environmental & New Age Music 1980-1990』

1980年代から90年代の日本のアンビエント~ニューエイジを海外からの目線で纏められたコンピレーション・アルバム。ブライアン・イーノによって提唱された概念は日本にも波及し、坂本龍一や細野晴臣、久石譲など最前線のアーティストにも大きく影響。このコンピでは更にアンダーグラウンドな現代音楽家たちの楽曲にもスポットが当てられ正に秘境といえる濃密な内容。ジャケットで岩崎美術館の写真が使われているように、人々の暮らしの中にある建築物と関係性の深い音楽がセレクトされており日本人こそ聴いてほし楽曲がずらり!


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Satoshi Ashikawa『Still Way: Wave Notation 2』

1982年、自身でレーベル<サウンド・プロセス>を設立し日本環境音楽の草分けとして存在した芦川聡の唯一の作品。惜しくもリリース翌年に30歳の若さで他界、エリック・サティやブライアン・イーノに触発され作られたとされる本作には日本人ならではの静寂や間が際立つ美しい音風景が記され、何気なく聴く音楽とされながらも深く心に染みわたる。<サウンド・プロセス>からリリースされた、吉村弘やOscilation Circuit、柴野さつきといった他作品も合わせ海外に誇るべき金字塔的傑作。


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INOYAMALAND『DANZINDAN-POJIDON [New Master Edition](RM)』

1983年、細野晴臣主催のYENレーベル傘下MEDIUMからリリースされた黎明期を代表する先駆者によるデビューアルバム。細野晴臣考案という水を張った水槽の中にマイクとスピーカーを取り付けて録音する手法「ウォーター・ディレイ・システム」によって録音、今となっては決してクリアな音色とは言えない電子音も独特の透き通った響きを放ち唯一無二のものとして語り継がれている名盤。長らくの廃盤状態でオリジナルは高値のレアアイテムと化していましたが再評価によりリマスターで再発、より透明度を増した仕上がりは改めて圧巻です!


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細野晴臣『MERCURIC DANCE <タワーレコード限定>(SHM-CD/RM/PS)』

1985年、『トロピカル3部作』のあと、”観光音楽”を標榜した細野晴臣のアンビエント期代表作。環境ビデオのサントラ用として録音された山中でのフィールドレコーディング音に、細野晴臣自身がその”場”から受けたインスピレーションを基に即興演奏を重ね制作。この時期あたりから90年代に渡り、自然・宗教・音楽の深い旅へと細野晴臣が入り込んでいく予兆を含んでいた作品で、コアなファンのみならず海外音楽マニアからの評価も高い重要作。


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小沢健二『ECOLOGY OF EVERYDAY LIFE 毎日の環境学』

2006年、リリースプロモーションをほぼ行うことなくリリースされた異色のインストアルバム。童話「うさぎ!」のサントラとしての意味合いも持つ本作、全ての曲が6分以上の長尺で構成されながらも、ニューヨークのジャズミュージシャン達の贅沢なゲスト参加をバックにあくまでポップに仕上げられている手腕はお見事!現代音楽やエレクトリック・ミュージックからのアンビエント・アプローチが多い中、J-POPを始め様々なジャンル音楽を通過したミュージシャンによる環境と音楽に対するアプローチを見せた貴重な1枚!


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Gotch (後藤正文)『YOROZU~妄想の民俗史~ [BOOK+CD]』

2017年、ASIAN KUNG-FU GENERATION後藤正文初の短編小説には何と本人書下ろしで全ての楽器を自身で演奏した1曲約46分に及ぶ超大作読書用アンビエント・ミュージック「無謬 / Infallibility」がCDとして付属。譜面に書き起こすことなく録音された再現不能な即興音楽はもちろん読書空間に寄り添うBGMとして機能するが、70年代後半から派生したアンビエント・ミュージックの概念が時代とジャンルを越え新たなターニングポイントに到達した見逃せない・聞き逃せない革新的作品。


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