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私の「1950年代JAZZ名盤」(新宿店)

タグ : タワレコ名盤セレクション

掲載: 2020年06月17日 14:58

40年代に生み出されたビ・バップの時代が50年代前半も続きますがアート・ブレイキーの「バード・ランドの夜」を始めとした作品やライブでハード・バップとして進化するのが50年代。正しくモダン・ジャズ黄金時代の始まりを告げます。50年代後半になるとさらにモードやファンキー、フリーなど細分化が進みますが選盤にあたっては時代性より名手たちの際立つプレイが聴ける名盤を優先して選んでいます。「カインド・オブ・ブルー」や「ジャイアント・ステップス」がTOP10から漏れている理由はそんなところです。56年はJAZZにとって実り多き年。この年に的を絞って探しても素晴らしい作品がたくさんありますよ。

Selected by

新宿店/熊谷
基本メタル&プログレが主食ですが副菜としてJAZZ、ワールド、クラシックも食べている雑食系バイヤー。

Art Blakey & The Jazz Messengers『モーニン +2 <限定盤>(UHQCD)』

再生したらすぐに流れるボビー・ティモンズの印象的なピアノイントロに導かれて始まる名曲「モーニン」はJAZZを知らなくても絶対どこかで聴いたことはあるだろう有名曲。デイヴ・ブルーベックの「タイム・アウト」と並びJAZZ入門アルバムの定番中の定番ながらリー・モーガンとベニー・ゴルソンを擁する2管編成でファンキージャズの素晴らしい演奏も聴かせてくれます。ブルーノートの中でも真っ先に上がる代表作でアルフレッド・ライオンのプロデュースによる独特の世界観が魅力の所謂『ブルーノートの音』というのを体験するのにもうってつけの1枚。JAZZ人口を常に増やし続ける永遠のマスターピース。


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Bill Evans (Piano)『ポートレイト・イン・ジャズ +1(SHM-CD)』

JAZZピアノトリオの理想形を作り上げたビル・エヴァンス、スコット・ラファロ、ポール・モチアンの3名が最初に手に入れたJAZZ史に残る傑作。このトリオの作品はいずれも傑作でどれから聴いてもよいのだが個人的には本作から聴くことをオススメしたい。大きな理由としてはやはり2トラックも収録された「枯葉」ジャズスタンダードである「枯葉」の中でもトップクラスの名演。その他の曲も3人によるインタープレイが高度に絡みあいスリリングかつスウィンギンなリズムに心も弾みます。「いつか王子様が」はディズニーファンでなくてもお馴染みの『白雪姫』の挿入歌。こちらも理想的すぎる名演です。


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Clifford Brown/Max Roach『スタディ・イン・ブラウン(SHM-CD)』

50年代最強のハード・バップグループは間違いなくクリフォード・ブラウン&マックス・ローチの双頭クインテット。JAZZトランぺッターというとマイルス・デイヴィスが真っ先に名前が挙がりますが勢いと熱さを兼ね備えたトランぺッターなら間違いなく天才クリフォード・ブラウン。発射前の機関車のようなイントロから一気に吹きまくる展開になだれ込む「チェロキー」はモダン・ジャズが誇る名演。その勢いのまま好演が光る「ジャッキー」「スウィンギン」ハロルド・ランドのテナーも渋い「ランズ・エンド」「ジョージズ・ジレンマ」そして名曲「A列車で行こう」など短命に終わってしまった名クインテットの実力がいかんなく発揮された名盤。


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Miles Davis『ラウンド・アバウト・ミッドナイト +4(Blu-spec CD2)』

セロニアス・モンクのヴァージョンと甲乙つけがたい「ラウンド・ミッドナイト」の超名演を冒頭に配した50年代マイルス・デイヴィスの名盤。その「ラウンド・ミッドナイト」はジャケットのイメージが醸し出す『夜JAZZ』の妖しい雰囲気をいやがおうでも意識させてくれます。他にもマイルスの定番曲となる「バイバイ・ブラックバード」やメランコリックなメロディが印象的な「ディア・オールド・ストックホルム」触れたら壊れてしまうガラス細工のようなミュートトランペットが印象的な「オール・オブ・ユー」などマイルスの魅力全開。荒削りながら原石の輝きを放つコルトレーンのテナーも魅力的です。


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John Coltrane『ソウルトレーン(SHM-CD)』

普通50年代のジョン・コルトレーンと言えば「ジャイアント・ステップス」か「ブルー・トレイン」ですがあえて本作を選択。何故ならテナー奏者としての魅力を多面的に聴くことが出来なおかつ演奏自体の魅力に溢れているからなのです。リラックスした雰囲気の「グッド・ベイト」から始まりバラードの「アイ・ウォント・トゥ・トーク・アバウト・ユー」「テーマ・フォー・アーニー」はテナーバラードの中でも特筆すべき素晴らしい演奏です。さらにレッドガーランドのピアノに導かれ疾走するかのように吹きまくる「ロシアの子守唄」はコルトレーンの代名詞である『シーツ・オブ・サウンド』の片鱗をうかがわせる最高のハード・バップナンバー。


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Cannonball Adderley/Miles Davis『サムシン・エルス +2 <限定盤>(UHQCD)』

「キャノン・ボール・アダレイ名義だが実質マイルスのアルバム」等々JAZZ蘊蓄を語るのも面白いブルーノートを代表する名盤中の名盤。本作の魅力は何といっても「枯葉」におけるマイルスの極上のミュートプレイ。リリシズムの極致とはまさにこのことか。「枯葉」はビル・エヴァンスとこのマイルスの演奏が決定版で繊細なマイルスのトランペットと対比するかのように太くおおらかなキャノンボールのアルトが両者の魅力を引き立たせています。その他の曲も抑制の効いた大人のハードバップ。某有名コーヒーチェーンの店内で流れてるようなJAZZと言えばそのイメージを想像できますでしょうか。


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Thelonious Monk『セロニアス・ヒムセルフ +1(SHM-CD)』

セロニアス・モンクが生み出した「ラウンド・ミッドナイト」は数々の名演奏を生み出した珠玉のJAZZスタンダードだがその中でも特に光る名演と言われるとマイルス・デイヴィスクインテットによるものか本作に収録された本人によるソロ・ピアノの演奏だろうか。間を活かした独特のモンクのピアノが緊張感を生み出しスピーカー越しにも関わらずまるで閉店後のジャズクラブで照明1本の下で弾いているモンクを見ているかのような錯覚に襲われます。「パリの四月」「オールアローン」等その他の演奏も同様に素晴らしい。コルトレーンが参加し唯一ピアノ以外の楽器も登場する「モンクス・ムード」もアルバムの世界観と溶け合っていますね。


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The Dave Brubeck Quartet『タイム・アウト(Blu-spec CD2)』

本屋に行ってJAZZ入門系の本をパラパラとめくるとマイルスの「カインド・オブ・ブルー」やビル・エヴァンスの「ワルツ・フォー・デヴィ」もしくはブルーノートの名盤がずらっと載ってたりしますが最初の1枚に迷わずオススメしたいのがこのデイヴ・ブルーベックの「タイム・アウト」。冒頭の複雑なピアノとリズムがクセになる「トルコ風ブルー・ロンド」や逆に単純なピアノをバックに絶対どこかで聴いたことがあるだろうポール・デスモンドのアルトサックスが印象的な「タイム・アウト」と名曲揃い。部屋にアナログジャケットを飾っても絵になる『お洒落なJAZZ』のイメージを体現してくれる作品です。


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Miles Davis『クッキン(SHM-CD)』

JAZZの巨人マイルス・デイヴィス。マイルス最大の魅力は絶品のミュートプレイ。彼の名盤というと必ず挙がるのが「カインド・オブ・ブルー」ですがそのミュートプレイを味わうならオススメしたいのはこちら。とにかく冒頭の「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」レッド・ガーランドの卵を転がすようなリリカルなピアノから続くまるで歌を唄っているかのようなミュートトランペットに心奪われること必至。この1曲だけのためにこのアルバムを買っても損はありません。ロリンズ作の名ハード・バップチューン「エアジン」での溌溂とした若きジョン・コルトレーンのプレイも聴きどころです。


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Sonny Rollins『サキソフォン・コロッサス(SHM-CD)』

50年代ハード・バップの理想形であり半世紀以上たった現在でもJAZZの理想形。サックスの音色が好きな方は勿論のこと「ピアノジャズでなきゃダメ」という方以外であれば最初の1枚は絶対この名盤をオススメしてます。ロリンズの男性的で温かく太いテナーの音色は聴き手の緊張をほどき音楽の世界に没頭させる力に満ち溢れてます。カリプソスタイルのメインテーマがキャッチーな「セント・トーマス」官能的なバラード「ユー・ドント・ホワット・ラヴ・イズ」にうっとりした後にスリリングな掛け合いが完璧なハード・バップの理想形「ストロード・ロード」など全く欠点がない上に小難しさが皆無。20世紀音楽の宝物です。


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