MY BEST 10――ロベルト吉野(サイプレス上野とロベルト吉野)
ロベルト吉野(サイプレス上野とロベルト吉野)
No.1 HIRATUKA DECODER 『HIRATUKA DECODER』 Less than TV
No.2 NORIKIYO『メランコリック現代』 諭吉レコード
No.3 小林勝行『神戸薔薇尻』 VYBE
No.4 KYN 『遺伝子変革』 諭吉レコード
No.5 SIMI LAB 『Page1:ANATOMY OF INSANE』 SUMMIT
No.6 MIC JACK PRODUCTION 『M.I.C』 ill dance
No.7 般若 『BLACK RAIN』 昭和レコード
No.8 LUVRAW & BTB 『HOTEL PACIFICA』 PAN PACIFIC PLAYA
No.9 快速東京 『ミュージックステーション』 Youth
No.10 DODDODO 『ど』 こんがりおんがく
No.1について
第1位はHIRATUKA DECODERのカセットテープ+テープデッキ『HIRATUKA DECODER』。彼らはバンドでありスケーターでありDJでもあり、さらにはグラフティも。毎月第3金曜に江ノ島OPPA-LAでイヴェント〈DOG BITE〉をやっていて、フライヤーデザインもみずからこなし、ドラムスのモトヤンがDJして、いつの間にか仲間たちでHIP HOPかけてback to backやってたり。そこには愉快なスケーターや仲間がいて、イヴェントを本気で楽しんでいるのがヒシヒシ伝わってくる。
オススメはラストの6曲目。何時でも何処でも今年は聴きまくった。リリースと同時にフリーペーパーも出していて、夜な夜なモルタルを使って天然バンクを作ってSK8してる写真があり、見て思わずニヤニヤしてしまった。
自分も中高生からドリームランド閉園までSK8していた。そこには遊園地、シャッター街のグラフティ、パクった酒、ローライダー、ヤンキー、ラジカセから流れるHIP HOP、ベンチ、(工事現場の)コーンや矢印があり、夜な夜な365日夏休み状態で滑ったりたむろしたりしてたので、DECODERや周りの仲間たちを見るとつい昔のことを思い出してしまう。
PROFILE/サイプレス上野とロベルト吉野
マイクロフォン担当のサイプレス上野とターンテーブル担当のロベルト吉野が2000年に結成した、レペゼン横浜のヒップホップ・クルー。2011年はレーベルを移籍し、9月にミニ・アルバム『YOKOHAMA LAUGHTER』(felicity)を発表。2012年3月7日はフル・アルバムのリリースも控えている。客演ほかの課外活動も活発で、サイプレス上野は2009年まで約2年に渡ってbounce.comで連載していた「LEGENDオブ日本語ラップ伝説」がこの12月に書籍化されたばかり。
★サイプレス上野とロベルト吉野が所属するfelicityのレーベル特集はこちらから。