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特集

ここ最近のBACHLOGICワークス――(2)

カテゴリ : スペシャル

掲載: 2012年02月29日 18:00

更新: 2012年02月29日 18:00

ソース: bounce 341号(2011年2月25日発行号)

ディスクガイド/出嶌孝次

 

BRON-K 『奇妙頂来相模富士』 諭吉/KSR(2008)

サンプリング主体の作風からシフトが進んでいた過渡期のBL仕事は、この時期に連発されたSCARSやSD JUNKSTA周辺の諸作で堪能されたし。本作も筋肉質な表題曲からしていい感じだが、白眉はもちろん、簡素な哀愁ループで主役の語りに寄り添う“何ひとつうしなわず”だろう。

 

SEEDA 『SEEDA』 KSR(2009)

NORIKIYO“REASON IS...”を転用したイントロから風格十分な大傑作。BLは全体の舵取りをサポートしつつ、初期の作風を想起させるループの“DEAR JAPAN”やテフロン歌唱の効いた“HELL'S KITCHEN”など要所でプロデュースにあたっている。なお、OHLDが脚光を浴びたのも本作がきっかけだった。

 

JAY'ED 『MUSICATION』 トイズファクトリー(2009)

大阪時代から何度も絡んできたシンガーのメジャー・デビュー作にて4曲をプロデュース。スマッシュ・ヒットとなった軽快なアップ“Everybody”や端正なミッド“This Summertime(Remix)”の紳士的なノリがいい感じ。好タッグの成果は次作『Your Voice』にも引き継がれることに。

 

RHYMESTER 『マニフェスト』 NeOSITE(2010)

グループ史上最高のヒット・シングルにして新たな代表曲となった“ONCE AGAIN”に加え、アルバムのイントロと“ミスターミステイク”をBLが制作。次作『POP LIFE』の先行カット“Walk This Way”もロッキッシュなスケールのデカさを強調したトラックがBLらしい出来映えだった。

 

w-inds. 『Another World』 ポニーキャニオン(2010)

こに収録された前年のシングル“HYBRID DREAM”はBLがサウンド・プロデュースを担当したもの。緻密なビートと加工ヴォイスもマッチしたニーヨ以降のアーバン・ポップになっている。同系統の男声モノという意味では三浦大知のリミックスやユニークの“Tonight”も推薦。

 

EMI MARIA 『CONTRAST』 ビクター(2010)

初レコーディングのSEEDA“花と雨”はもちろん、般若“夢の跡”や自身の“I gotta -Summer Kiss-”のリミックスでもBLと手合わせしてきた彼女。ここではJAY'EDも参加の“We Standing Strong”をBLがプロデュースしている。重厚な音像で近未来的な緊迫感を醸し出す手捌きがシリアスだ。

 

SEEDA 『BREATHE』 KSR(2010)

冒頭の“SET ME FREE”からBLとの相性の良さを痛感させられる7曲を収録。SEEDAいわく他の人が選ばなかったビートを使ったとのことで、タイトな“TAXI DRIVER”から幻想的な“DREAMIN'”までBLビーツの振り幅の広さが堪能できる。ギター・ループ主体の“alien me”では鋼田テフロンの歌も。

 

4WD 『CLOCK WORK』 S.T.O.R.M/ONE YEAR WAR/CONCRETE GREEN(2010)

旧知の4WDがSEEDAとDJ ISSOの援護で作った力作で、BLは3曲の制作と全体のディレクションを担当。JIGG制作曲も含めて随所に挿入される鋼田テフロンの歌が統一感をもたらしている。久々にラップした“LIKE A ROLLING STONE”も聴きどころ。

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