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C-C-C-CAME BACK HAUNTED!!!!!!!!――いまふたたびインダストリアルが世界を震撼させる!

カテゴリ : ピープルツリー

掲載: 2013年09月04日 18:00

更新: 2013年09月04日 18:00

ソース: bounce 358号(2013年8月25日発行)

文/青木正之



70年代末のスロッビング・グリッスルを出発点に、綿々と音楽シーンに影響を与え続けてきたインダストリアル・ミュージック。昨今、その動きがさまざまな場面で活性化している。まず目に付くのが、ゴシックかつダンサブルなサウンドで根強い人気を誇るヴェテランたち。今年だけでもKMFDMにフロントライン・アッセンブリー、スキニー・パピーらビッグネームが、全盛期と比較しても何ら見劣りしないニュー・アルバムを次々と発表。さらにロック寄りのフィールドへ目を移せば、かつてNINに在籍したリチャード・パトリックの率いるフィルターが3年ぶりに新作『The Sun Comes Out Tonight』をリリースしたり、9月にはミニストリーもラスト・アルバムと噂される『From Beer To Eternity』を控えるなど、役者が揃い踏みだ。

もちろん近年台頭してきたアーティストたちの作品にもインダストリアルからの影響を窺わせるものは多く、ノイジーな演奏で地下世界を戦慄させたファクトリー・フロア(中心人物のニック・ヴォイドはスロッビング・グリッスルのメンバーとカーラー・トゥッティ・ヴォイド名義でも活動)周辺のダンス・ロック勢、オカルト趣味と重厚なシンセを炸裂させるハクサン・クロークやハウスらウィッチ・ハウス勢がその筆頭だろう。また、テクノ方面ではハード・ミニマルの復権以降、インダストリアルの流れを汲む暗黒サウンドが人気で、90年代に一世を風靡したサージョンやレジスの復活に加え、マンチェスターからアンディ・ストットやデムダイク・ステアといった新たなカリスマも誕生。さらに、一部のダブステップにもその嗜好は見られ、例えばエクシジョンの重金属を思わせる殺伐としたプロダクションは確実にインダストリアルの影響下にあるはずだ。そういった状況のなかでNINが復活するなんて、ちょっとできすぎた話じゃないか!?



▼関連盤を紹介。
左から、KMFDMの2013年作『Kunst』(Metropolis)、フィルターの2013年作『The Sun Comes Out Tonight』(Wind Up)、ファクトリー・フロアの編集盤『J P N』(Pヴァイン)、ハクサン・クロークの2013年作『Excavation』(Tri-Angle)、アンディ・ストットの2012年作『Luxury Problems』(Modern Love)、エクシジョンの2011年作『X Rated』(Mau5trap)

 

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