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...AND ALL THAT COULD HAVE BEEN――トレント・レズナーの脇を固めてきた鉄壁の演奏陣を駆け足でご紹介!

カテゴリ : ピープルツリー

掲載: 2013年09月04日 18:00

更新: 2013年09月04日 18:00

ソース: bounce 358号(2013年8月25日発行)

文/山口コージー



NINを語る際に忘れてはいけないポイントがある。それはバックを支えるプレイヤーについてだ。彼らの演奏スキルなくして、NINがヘヴィー・メタル系のリスナーからここまで支持されることはなかった……と俺は思っている。

そんな歴代メンバーのなかで真っ先に浮かぶのが、94年にアレック・エンパイアのツアー・バンドから引き抜いたチャーリー・クローザー。NIN離脱後はロブ・ゾンビやマリリン・マンソンに仕えているところを見ると、怪物の扱いが上手なキーボーディストなのだな〜と感心してしまう。同じくNIN脱退を経てマリマン・バンド入りした男と言えばクリス・ヴレンナ(キーボード/サンプラー)も外せない。彼の本命プロジェクトであるトゥイーカーも順調そうで、昨年には8年ぶりの新作『Call The Time Eternity』を届けてくれたばかりだ。その他、初期にはフィルターのリチャード・パトリック(ギター)や、メタリカのサポート・メンバーを経て30セカンズ・トゥ・マーズ周辺の作品に関わるようになるダニー・ローナー(ベース/ギター)らが在籍。

また、人の入れ替わりが特に激しかった2000年代半ばに目を移すと、クリスタル・ファイターズを手掛けてプロデューサーとしても注目度上昇中のジャスティン・メルダル・ジョンセン(ベース)、トゥールのメイナード率いるア・パーフェクト・サークルの活動終了を見計らってトレントが口説き落とした2人——トゥイギーことジョーディ・ホワイト(マリマンの現相棒で、何でもこなせるマルチ奏者)とジョシュ・フリーズ(元ヴァンダルスとしても有名な、こちらも何でもこなせるマルチ奏者)——などが思い出される。

さて、現在の編成についても触れておこうか。まずは94年以来、出入りを繰り返しながらも気難しいトレントの理解者としてNINを支え続けたロビン・フィンク(ギター)が、再始動後も名を連ねているのは嬉しい限り。ゴスいメイクと髪型でグループのイメージ作りにも一役買った彼は、インダストリアル趣味に走ったアクセル・ローズに気に入られ、一時はジョーディ・ホワイトを連れてガンズ・アンド・ローゼズに加入したことも(つまりガンズの崩壊を招いたキーパーソンだ!)。続いてアレサンドロ・コルティーニ(キーボード)も、2009年の活動休止以前からNINに参加してきた人物。もともとエンジニアとして活動し、最近ではミューズやバーディの作品で腕を振るっているぞ! が、やはり世間的に話題なのは、パラモアの新メンバーでもあるイラン・ルービン(ドラムス)と、元テレフォン・テル・アヴィヴのジョシュア・ユースティス(ベース他)が新たに加わったことか!? このようにどんどん血を入れ替えて、NINは進化を続けてきたのである!!



▼関連盤を紹介。
左から、ロブ・ゾンビの2006年作 『Educated Horses』 (Geffen)、トゥイーカーの2012年作『Call The Time Eternity』(Metropolis)、クリスタル・ファイターズの2013年作『Cave Rave』(Atlantic UK)、ア・パーフェクト・サークルの2003年作『Thirteenth Step』(Virgin)、ガンズ&ローゼズの2008年作『Chinese Democracy』(Geffen)、ミューズの2012年作『The 2nd Low』(Warner Bros.)、パラモアの2013年作『Paramore』(Fueled By Ramen)、テレフォン・テル・アヴィヴの2009年作『Immolate Yourself』(BPitch Control)

 

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