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東京インディー・オルタナ・ポップ



ceroがCDデビューした2011年前半を、いまに繋がる東京インディー・ポップの起点とするなら、2013年はそのシーンの成熟を感じる1年だった。ceroをサポートするMC. Sirafuとあだち麗三郎を擁する片想いがアルバムをリリースし、また、あだちのソロ作にはceroや片想いのメンバーらが参加するなど、バンド間の協力関係が互いの作品に反映される例も少なくなかったし、このあたりの面々は〈下北沢インディーファンクラブ〉で軒並み入場規制となっていたのも印象深く、それに呼応してスカートやAlfred Beach Sandalらの最新作もいっそう注目を集めた。

一方で新鋭の台頭も目立ち、60年代のアメリカーナを咀嚼した音楽性が高く評価された森は生きているの初作を筆頭に、おいしいはなし、ふるえるゆびさきなど、そのバンド名からも新世代を感じさせる(?)若手が次々と現れている。年明けに初アルバムが控える失敗しない生き方も、これに続く存在として話題となることは必至だ。



▼関連盤を紹介。
左から、片想い『片想インダハウス』(KAKUBARHYTHM)、スカート『ひみつ』(カチュカ・サウンズ)、Alfred Beach Sandal『Dead Montano』(ABS Broadcasting)

カテゴリ : スペシャル

掲載: 2014年01月15日 18:00

更新: 2014年01月15日 18:00

ソース: bounce 362号(2013年12月25日発行)

文/渡辺裕也

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