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耳で聴いたピープル・トゥリー(1)――ボーイ・ジョージをめぐる音楽の果実は、ここに一本のトゥリーを生んだ

カテゴリ : ピープルツリー

掲載: 2014年03月26日 17:59

更新: 2014年03月26日 17:59

ソース: bounce 365号(2014年3月25日発行)

文/北爪啓之、山西絵美



ボーイ・ジョージをめぐる音楽の果実は、ここに一本のトゥリーを生んだ



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MARK RONSON & THE BUSINESS INTL 『Record Collection』 Allido/Columbia(2010)

ここ10年ほど80s風の音をよく耳にしますが、エッジーさだけを強調するなどリアル80sの本流とは距離があるのも事実。そんななか往時のベタな部分を捉えた本作はどうでしょう。ジョージを招いたことも効果てきめん! この共演に手応えを感じたか、カルチャー・クラブの次作をマークが手掛けるなんて噂も! *山西

 

一風堂 『ESSENCE: THE BEST OF IPPU-DO』 ソニー

土屋昌巳の女装っぽいメイクばかりではなく、“Do You Really Want To Hurt Me”をカヴァーしている事実も含め、〈和製カルチャー・クラブ〉と呼びたいバンド。代表曲“すみれ September Love”を、モロにジョージを意識していたIZAM率いるSHAZNAがカヴァーしたことも、いま思えば納得だ。*北爪

 

KEN BOOTHE 『Everything I Own』 Trojan/Spectrum(1974)

新作収録の“Live Your Life”で70s初頭のスタジオ・ワン作品みたいな音を披露したジョージ。ソロ転向後はバンド期よりもグッとオーセンティックなレゲエに接近している印象で、87年にはケン・ブース唯一の全英No.1ヒットである本作の表題曲(オリジナルはブレッド)を忠実にカヴァー済み。*山西

 

FOSTER THE PEOPLE 『Supermodel』 Columbia/ソニー(2014)

既成のロック・フォーマットから脱却しようとする点で、80s初頭と現行インディー・シーンはよく似ているかも。特に非欧米のビートをスマートかつポップに消化する彼らは、初期カルチャー・クラブと同じ方向をめざしている気がしてなりません。あとは見た目にも気を配ってくれたら、君たちは完璧さ。*山西

 

YOKO ONO 『Approximately Infinite Universe』 Apple/Rykodisc(1973)

シリア騒乱を受けて書かれた新作収録曲“Bigger Than War”で〈愛はビートルズよりも大きい〉と歌った後、〈でもヨーコほどじゃない〉と加えたジョージ。さらに“Death Of Samantha”もカヴァーし、「嫌われた時期があったとしても、本物は時が経てば証明される」と発言。自分とヨーコを重ね合わせてる? *山西

 

DAVID BOWIE 『The Rise And Fall Of Ziggy Stardust And The Spiders From Mars』 RCA(1972)

デビュー当時からボウイ好きを公言しているジョージだが、実際にカルチャー・クラブで“Star Man”を臆面もなくカヴァーしちゃうほどのリスペクトぶり。エキセントリックかつ中性的なルックスといい、ソウルやファンクの要素をモダンなポップに昇華させた音作りといい、その影響は計り知れない。*北爪

 

ANTONY AND THE JOHNSONS 『I Am A Bird Now』 Secretly Canadian(2005)

世間に馴染めなかった少年時代、アントニーはジョージから生きる希望を見い出したんだとか。時は流れ、NYを拠点にDJをしながら不祥事ばかり起こしていたジョージに、今度は彼が手を差し伸べ、本作の“You Are My Sister”に招待。ピアノ、弦楽器、2人の歌声──すべてが優しくて泣きたくなります。*山西

 

GEORGE MICHAEL 『Symphonica』 Virgin(2014)

2人のジョージは犬猿の仲。発端はマイケルが自分を偽っていたから、だそうです。でも太ったり痩せたり、警察沙汰になったりと同じような経験を乗り越えて4年前に和解。本作ではデヴィッド・ボウイもかつて歌った“Wild Is The Wind”を披露するなど、趣味も似ているんだし、これからは仲良くね! *山西

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