【訃報】チャールズ・マッケラス氏死去

英国在住の名指揮者、チャールズ・マッケラス氏が、7月14日、がんのためロンドンで死去されました。享年84歳でした。サー・チャールズ・マッケラスは、1925年11月17日、米ニューヨーク州のオーストラリア人の家庭に生まれ、オーストラリアで育ち、ピアノや作曲を学んだ後、イギリスのロイヤル・オペラハウスやニューヨークのメトロポリタン歌劇場などで活躍、シドニー・オペラハウスの柿落としコンサートも指揮。1979年にナイトの称号を得ています。指揮におけるレパートリーは幅広いですが、特にヤナーチェクの作品の演奏、録音で高く評価されました。デッカへの「カーチャ・カバノヴァー」、「マクロプロス事件」、「死者の家から」などオペラ作品の録音は不朽的な価値を持ち、正にヤナーチェクのエキスパートでした。比較的最近では、モーツァルトの交響曲などの録音が長らくロングセラーとなっていました。心よりご冥福をお祈りいたします。コチラでは話題盤の数々をピックアップ致しました。