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ルドルフ・バルシャイ氏、逝去

 

バルシャイ

ロシア出身で、現在はスイス在住の名指揮者、ルドルフ・バルシャイ氏[1924年~2010年]が、現地時間、11月2日に亡くなられました。
1943年、モスクワ音楽院に入学、ショスタコーヴィチにも師事。当初、ヴィオラ奏者として活躍、1948年からは現在のボロディンSQなどのメンバーを務め、リヒテルやD.オイストラフ、ロストロポーヴィチらとも共演しました。1950年代半ばから指揮者活動を開始、伝説の指揮者イリヤ・ムーシンに師事。モスクワ室内管を創設以降、当時のソヴィエトで積極的な活動を展開、自国作曲家による作品の初演を数多く行い、ショスタコーヴィチによる交響曲第14番「死者の歌」を初演。また、ショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲第8番を室内交響曲として編曲したり、マーラーの交響曲第10番を補筆完成させるなど、編曲の分野でも大きな足跡を残しました。1976年にはイスラエルに亡命、その後も数々のオーケストラにおいて指揮者を務めました。1993年には久しぶりにロシアに戻り、ロシア・ナショナル管やモスクワ放送SOに客演。初来日は、1966年ですが、その後も度々日本のオケと共演しました。近年はスイス在住でしたが、体調がすぐれなかったそうです。心よりご冥福をお祈りいたします。

※ショスタコーヴィチ:交響曲全集[Brilliant Classics]など、ベストセラーを継続中の代表的録音をご紹介致します。

 

カテゴリ : ニュース

掲載: 2010年10月25日 17:25

更新: 2010年11月05日 10:40