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スウェーデンの人気エレクトロニカ・トリオ=テープの新作

スウェーデンのストックホルムを拠点とし、時流とは関係のない良質な作品を優しく、暖かくリリースしているインディー・レーベル、HAPNA(ハプナ)。そしてその看板バンドこそがTAPEで、フリー・ジャズ畑出身で、かつポップ・ミュージックのプロデューサーでもあるヨハン・バットリング、同じくジャズ出自のミュージシャンでマルチ・インストゥルメンタリストのトーマス・ハロンステン、ヨハンの弟で、電子音響シーンで活躍してきたアンドレアス・バットリングによって2000年に結成。ちなみにヨハンはHAPNAのオーナーでもある。2007年にテニスコーツとの共演&プロデュース作『Tan-‐TanTherapy』を発表。この『RevelaHons』はそんなTAPEの5作目。2009年~2010年にかけて自身のスタジオであるSummaで制作。エレクトロ、アコースティック、ジャズ、エクスペリメンタル、フォークなど、様々なエッセンスが鳴っているものの、そのブレンド・センスのナチュラルぶりにはやはり脱帽。すべてがTAPEの佇まいとして優しく静かに厳かに流れて行く。実験的でありながら実にメロウで実にオーガニック。生音+電子音のスタイルは変わらずも、従来よりまっすぐにドラム~グルーブ~ビートとギター、そしてピアノやオルガン~ヴィブラフォンなどのリンクが本当に美しい。ミニマルでありながらこの溢れるエモーションは、やはりTAPEならでは!


 

 

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掲載: 2011年12月01日 17:41