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【オンライン限定15%オフ/インタビュー掲載】HY、7枚目のアルバム『PARADE』

HY、7枚目のアルバム『PARADE』



スタイルにとらわれないHYが、11年目に出した答えは、過去を壊して前に進むこと。もちろんHYらしい等身大の飾らない歌詞や、深みを増した繋がり=絆への思いなどを柱にしつつ、バンドアレンジにこだわることなく音楽を遊びきる、彼ららしい作品。
収録曲も『PARADE』の名のままに、「ガジュマルビート」の軽快なビートで始まり、地元愛を歌った「カチャーシーエヴリデイ」、100%の直球ソング「I LOVE YOU」、初期10代の頃を彷彿とするがむしゃらな「KNOCK」、仲宗根泉のバラード「私のHERO」はウエディングベルで始まる初の幸福恋愛ソングなど、色とりどりの言葉と音色が飛び出してくる。
さらに、全都道府県162本“HY MACHIKANTY SO-TANDOH TOUR 2010-2011”で約7万人のシンカー(=仲間)のコーラスを収録した「卒業」も収録。盛りだくさんの初回限定盤“Rikka Version”には、ボーナストラックはもちろん、限定BOXパッケージやPHOTO BOOK、全員プレゼント、さらに、ジャケットメイキング映像や「卒業」~MACHIKANTY Version~ Clipも収録の豪華特別編集DVDには、記念すべき第1回「SKY Fes」のライブ映像もたっぷり収録。

 

[CD収録曲]
1.ガジュマルビート
2.カチャーシーエヴリデイ
3.私のHERO
4.イツメン
5.卒業
6.太陽の汽車
7.KNOCK
8.グロリオサ
9.僕達は繋がっている
10. I LOVE YOU
11. 南風
12.宝物
★ボーナストラック2曲
・花のように
・芭蕉布
全14曲収録

[DVD収録予定内容]
・HY SKY Fes2011特別編集映像
(2011年12月23日沖縄県うるま市与那城多種目球技場野外ステージ)
・「卒業」~MACHKANTY Version~Clip
・PARADEジャケットメイキング未発表映像


■HY スペシャル・インタビュー
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――7枚目のオリジナルフル・アルバム『PARADE』はエネルギーに満ちた、生命力迸る作品に仕上がっていますね。制作期間はいつ頃だったんでしょうか?

新里英之:2011年の3~4月ぐらいですね。162本のライヴハウスツアーのファイナルが石巻で、その1週間後に震災が起こって…より命の大切さを深く考えさせられる部分もあって、原点に戻り、そこから歌詞、音楽を見つめて行って。だから生命力溢れる曲たちがいっぱい生まれてきたんだと思います。曲作りの合宿で、実は僕、なかなか曲が出てこなくて。自分の落ち着く場所は自然なので、沖縄の自然が多い場所に行ったんですけど、そこで、花が咲いてたんですよ、一輪だけ。「綺麗だなあ。なんでこんなに美しく咲いてるんだろう?」とどんどん考えて行って。「この花は、ただ自分が生きてる、それだけで嬉しいと思って咲いているんだろうな」と思うことができたんですよね。その瞬間、自分の悩みがちっぽけになって。「生きてるだけで幸せ」というところから物事を考えて行くことで、何もかもをプラスに考えられるようになって、一気に肩の荷が下りたんです。歌詞を書けるだけでも幸せ、歌を歌えるだけでも幸せ、その感覚で曲が書けるようになって行って…その最初の曲が、初回限定版のボーナストラックに入っている「花のように」という曲なんですけど、そこからどんどん曲が繋がって行きました。

――1曲目の「ガジュマルビート」は蔦谷好位置さんプロデュースによる打ち込みサウンドが意外で、新鮮でした。

名嘉俊:今回のアルバムや活動には、新しいHY、「自分たちが知らない世界を見に行こうぜ!」というテーマがあって。二つ選択肢があるんだったら「いつも選んでる方向」ではなくガッツリ「HYらしくない方向」を、ということで「打ち込みどう思う?」という案が出て来たんです。最初は結構、悩んでたんですよ。5名だけのバンドサウンドで作りたいという思いも強かったし。でも、できたらできたで、メンバー一人ひとりの楽器が逆にもっと明確に見えて来て、「これで行こう!」となりました。ガジュマルというのは、沖縄に生えている、一年中葉っぱのある“幸福の木”と呼ばれる木で。セメントとか土とか関係なく根っこがはみ出すぐらいの力強さがあって、地面から歩き出すような木に見えるので、そういうイメージで作って行きましたね。

――2曲目の「カチャーシーエヴリディ」からは、昨年第1回を成功させた【SKY Fes 2011】(地元・沖縄のうるま市屋慶名で開催)の精神に通じる、一歩進んだ地元愛を感じました。

新里英之:フェスで〈生まれ育ったこの町で 大切なことを学びました〉と歌っている時、本当にもうそれが目の前にある風景で…すごく感動するものがありました。「ありがとう」という気持ちで歌っていましたね。

名嘉俊:ここで曲が生まれて、こういうところで過ごしているよ、というのを皆さんに知ってほしかったんですよ。見ることによって、「自分の地元のいいところって何だろう?」とも考えてほしくて。今年は第2回目を9月22日に開催したいと言っているし、子どもたちが夢を描ける、希望を叫べるきっかけの場所をどんどん作って行きたいですね。

――「私のHERO」は初めてのウエディングソングですね。
仲宗根泉:私自身も28、29という年になって、結婚に対して現実味を帯びて考えるようになって来て。ファンレターの内容も、「366日」の時は、「別れた彼氏を忘れられない」「寂しい」みたいな人が多かったんですけど、最近は「彼氏と結婚したい」「結婚したいんだけどプロポーズされなくて…」という悩みが増えて来ているし。私が結婚する時も彼にプレゼントみたいな感じで歌を歌ってプロポーズしたいな、という思いがあったんです。なので、自分の中では、自分の未来を想像して書いた曲ですね。

――そして、「卒業」は“HY”名義の共作なんですよね。
名嘉俊:初めてメンバー皆で書いた曲だったので、だったら、いつも応援してくれているファンの皆の声もほしいな、ということで、162公演のライヴで録った7万人のコーラスが最後のラララのパートに入っていますね。聴くだけでいろんな思い出が浮かんでくるんですよ、あの町ではこんなことがあったな、とか。曲ってずっと残るじゃないですか? 僕たちも大好きで、ファンの皆も僕たちのことを大好きで、という、すごい愛に包まれた中でこの曲1曲を仕上げていたので、すごくうれしかったですね。この曲で初めて作詞した信介は僕に、手書きじゃなくてメールで歌詞を送って来たのをまだ覚えてます(笑)。

許田信介:やっぱり、恥ずかしかったんですよね。当たって砕けろ、みたいな。たぶん、「ダメ、もう一回直して来い!」と言われると思って…(笑)。

仲宗根泉:書いてきた時にものすごく素晴らし過ぎて、「絶対アイツからこんな言葉が出るはずがない! おかしい、おかしい…」って私は思ってしまったんです(笑)。伸介はいつも、つまらな~いオヤジギャグを言う感じなので(笑)。でも、最後は納得して。こんなに素晴らしい歌詞が書けるんだったら、ぜひ一緒にどんどん書いていきたいなと思いましたね。今度恋愛の曲でやったらどんな詞を書いて来るのか、楽しみで楽しみで(笑)。

許田信介:たぶん、ドロドロしてるんじゃないですか?(笑)

――「KNOCK」はヘヴィで勢いがあって、初期を彷彿とさせます。

名嘉俊:こういうのをやりたいなあってずっと思ってて、やっと生み出せたなという曲で。あれだけ笑いながら歌入れをしたのも初めてでした。メンバーに完成形を聴かせる時に、自分たちはいつもイタズラするんですけど、この時は英之が途中でシャウトをしたんです。それが自分としては結構良くて。「これ、入れよう」って言ったら、英之は「ほんとに入れるのか? 大丈夫かこれ?」って心配してました(笑)。「大丈夫だよ、これぐらい遊んどこう」といって仕上げた曲ですね。

――ライヴでも盛り上がりそうですよね。

名嘉俊:ぜひ英之にシャウトをやってほしいですね!

仲宗根泉:一発で、次の曲からもう何も歌えなくなりそう(笑)。

――「宝物」は、感謝の気持ちが伝わって来る、温かい曲です。
名嘉俊:「自分たちにとって宝物ってなんだろう?」というのが曲のテーマで。それはやっぱり、結成当時からそばにいたメンバーや家族、どんどん出会って行くファンの皆であって。この曲を聴いて「自分の周りにある宝物ってなんだろう?」と考えてくれればうれしいですね。HYとしては「(宝物は)あなただよ!」と面と向かって言える曲ができました。

仲宗根泉:歌詞は、英之が土台を持って来てて、丸いテーブルに5人で向かい合って4~5時間掛けて書いたんです。

宮里悠平:この作り方も案外初めてだったので、いろいろ案を出し合ったりして。メンバーに出会ってここまで皆で歩んで来たし、ファンの皆もいたし、そういうのを思い出しながら言葉を考えて行きましたね。自分たちが辿ってきたこと…楽しいこともあったし、大変なこともあったし。いろいろ乗り越えて来たこれまでの11年の思いを入れて行きましたね。

――アルバムタイトルにはどんな思いを込めたんですか?
新里英之:この曲たちが全部出来あがった時、「この子たち皆、前を見つめて歩いて行ってるなあ」という雰囲気があって。恋愛でもポジティブに前に進むような、そして家族に対する愛、友達に対する愛…そしてまた、どの歌も皆で歌えるような、皆が集まって来て一緒に進んで行けるような雰囲気がしたんです。皆が歩いている、パレードしている姿が見えたので、“PARADE”という言葉に結びついて行きましたね。辛い時も楽しい時も一緒に手を取り合って前に進んで行こう、そんなパワー溢れる曲たちができたな、と思います。

――2月29日には、4年に1度のうるう年「366日」にちなんででプレミアムライヴを開催、ニコニコ動画で全世界生中継されますね。

名嘉俊:大好きな、大切な人と1日多くいられる閏年ならではの喜びを皆で実感し合えたらいいな、と思います。ご飯食べながらアッパーな曲を聴くっていうのがイメージつかないですけど(笑)、自分たちも初めてなので、挑戦ですし、楽しくなると思います。

――3月に始まるアリーナツアーへの意気込みも聞かせてください。

仲宗根泉:アリーナだと遠くと感じる人もいると思うんですけど、心の部分で「やっぱりHYのライヴは近いな」と思ってもらえるように、というのが課題ですね。

名嘉俊:今回のツアーは、この記事を読んでくれてる“あなた”の存在が今まで以上に必要です。あなたの声、笑顔、存在自体が必要なので、是非アリーナに日々の宝物を集結して、一番輝く瞬間を一緒に作れればいいな、と思います!

カテゴリ : 予約

掲載: 2012年01月13日 21:17

更新: 2012年01月13日 21:20