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北欧エレクトロニカ人気アーティスト、キム・ヨーソイ久々の新作

Kim Hiorthoy

温もりのある柔らかなエレクトロニクスとピアノのメロディ、ハロルド・バッドやエリック・サティを思わせるシンプル極まるサウンドスケープ&ほんのりとした高揚を誘うロウファイなビートの反復。ノルウェイの音の森に淡くこだまする木漏れ日のサウンド・ファンタジーは、前作『マイ・ラスト・デイ』から7年の時を経て、いよいよ時間も場所も越えた普遍的な境地へと到達!!

これまでのスモールタウン・スーパーサウンドやキムのファンはもとより、ニルス・フラームやダスティン・オハロランあたりのポスト・クラシカル・ファン、アレハンドロ・フラノフやカブサッキなどのコンテンポラリーなアルゼンチン音楽好き、ゴンザレスの『ソロ・ピアノ』的なムードを求めるリスナーまで幅広くレコメンドしたい、一層タイムレスな輝きを放つ傑作となりました。

キム・ヨーソイは、ロイクソップ、キングス・オヴ・コンヴィニエンスからラジカ、ヤング・ドリームスにリンドストローム&プリンス・トーマスまで、良質なエレクトロニック音楽の聖地として知られる北欧の小国ノルウェイの豊かな音の土壌を90年代末から支え続けてきたベテランです。2000年代の前半、テクノ以降のエレクトロニック・ミュージックとポスト・ロックを中心に、フリー・ジャズや即興音楽、ノイズ、アンビエントまでも巻き込んだ、現在のインディ・ミュージックやポスト・クラシカルのシーンの土台ともなったエレクトロニカ・ムーヴメントの一翼を担った重要アーティストの一人でもあります。

本作『ドッグス』は、2010年にスウェーデンの女性3人組パフォーミング・アーティストと組んだドライヴァン(Drivan)としてのアルバム『ディスコ』以来4年ぶり、自身のキム・ヨーソイ名義では2007年の『マイ・ラスト・デイ』以来7年ぶりとなるフル・アルバム。トレードマークとも言えるロウファイなビートの上に郷愁を誘うエレクトロニクスをかぶせた、一聴してキム・ヨーソイのものとわかるドリーミーで柔らかなDIY電子音楽にブレはなく、今回はさらに、ハロルド・バッドやエリック・サティを思わせるミニマリスティックでメロディアスなピアノのフレーズを前面に押し出した、一層間口の広いサウンドで、新たな境地へと到達。プロデュース、アートワークともこれまで同様にキム・ヨーソイ自らの手によるもの。身近でありながらどこか遠いファンタジーの世界へと誘うような、彼独自の世界観をトータルで堪能できるファン必携の作品です。

掲載: 2014年08月26日 18:31

更新: 2014年09月02日 18:30