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アルヴァ・ノト『xerrox』シリーズ最新作

Alva Noto

 

前作『xerrox vol.2』から5年振り、アルヴァ・ノトのゼロックス・シリーズ最新作『xerrox vol.3』が待望のリリース!長い旅の始まりとなった『xerrox vol.1』(2007年)には「旧世界」、『xerrox vol.2』(2009年)には「新しい世界へ」というサブタイトルがあったが、本作『xerrox vol.3』には「宇宙へ向かって」というサブタイトルが付けられている。

全5作になる予定のゼロックス・シリーズは、コピー(複製)のプロセスを基礎とした、無限のコピーによるマニピュレーションに取り組んでいる。本作は飛行機、車、空港などアルヴァ・ノトの移動中(クレジットでは“トランジット(輸送)”という言葉を用いている。)に録音が行われている。コピーからコピーが作られる時にその手順固有の欠点がとりわけ明らかになるため、日常のサウンドは大きく作り替えられ、元の素材を連想させることはほとんど出来なくなる。その結果、完全に新しいサウンドが作り出され、オリジナルのコピーはそれ自身がオリジナルになる。
 
『xerrox vol.3』は、1970年代のタルコフスキー脚本「惑星ソラリス」や、ジュール・ベルヌの「神秘の島」をベースにした「ミステリー島探検/地底人間の謎」(原題 “la isla misteriosa y el capita´n nemo” )など、アルヴァ・ノトが子供時代に見た映画の記憶からインスパイアされ制作されたという本作は、非常に親密な雰囲気と共にアルヴァ・ノトのプライベートな側面を見せている。パーソナルな夢の反映、もしくはエモーショナルなランドスケープを通る空想の旅のような、スペイシーかつドリーミーなエレクトロニック・アンビエント・サウンドが展開されている。ノト本人は「実際には存在しない映画への映画的な感情のサウンドトラック」と述べている。
 
「『xerrox vol.3』はこれまでの私の作品の中でも最もパーソナルなアルバムです。このように感情をアウトプットしたことを自分でも驚いています。このシリーズの前2作のアルバムがどのように聞こえるのか依然ワクワクしています。」(アルヴァ・ノト)

 

掲載: 2015年04月20日 11:32