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仏・現代音楽の俊英アンサンブル0(ゼロ)が、小津安二郎作品のためにアルバム制作

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前作『Soñando』がソールドアウト、一昨年の来日ツアーも大盛況のうちに幕を閉じたフランス現代音楽の俊英アンサンブル0(ゼロ)が、小津安二郎のサイレントフィルム「大人の見る繪本 生れてはみたけれど」のために製作したニュー・アルバムが完成。

フランスの映画館で2013年、映画の伴奏付き上映会の委託を受け、そのパフォーマンスのために作曲された本作のレコーディングには0(ゼロ)のコアメンバーであるSylvain Chauveau、Stéphane Garin、Joël Merah と共にフルート奏者Jùlia Gàllego が参加。

尺八や琴、三味線などの日本の伝統的音楽や、Morton Feldman、Town & Country といったアメリカの現代音楽から受けたインスピレーションを、0(ゼロ)の音響的な美意識と感性でもって咀嚼し、前作『Soñando』を発展させたかのようなサウンドに。

来日ツアーでも圧巻のパフォーマンスが話題となったStéphane Garinによる緻密且つ繊細なグロッケンシュピールの音と、柔らかな音色を奏でるアコースティックギターの掛け合い、フルートの参加によって奥行きの増したアンサンブルは一音一音が丁寧に練り上げられ、子ども達の生き生きとした姿を映画の空気感も相俟って牧歌的で風通しの良い作品に仕上がっている。

 

掲載: 2015年09月07日 18:07