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期間限定20%オフ!35年を越える長寿バンド、イエロージャケッツ最新作

Yellowjackets

80年代に本格的に活動を開始して以来、35年以上に及ぶバンド歴を誇るL.A.の人気バンド、イエロージャケッツの新作『COHEARENCE』が登場!

35年という長寿バンドであり、メンバー・チェンジはたびたび。2013年には初代ドラマーであったリッキー・ローソンが60歳を目前に亡くなり、前作から初代ベーシストであるジミー・ハスリップが抜けるなどとメンバーにとっては大きな変化がありましたが、しかし、そうした事実を越えて創造的であり続けるのが、このイエロージャケッツ!といえます。2014年の来日時のインタビューでは、リッキー・ローソンのことを思い出し、目を潤ませながらバンドの歴史を語ったラッセル・フェランテ。仲間を思う温かい気持ちに、立ち会ったスタッフの心までをも揺さぶりつつ、どんな変化があっても、ポジティヴな気持ちを持ち続ける氏の言葉一つ一つも印象深くあり、その気持ちがそのまま音楽になったのが、このグループの音なのだとも感じます。


バンドの世界は一貫として変わらず、キャッチーさをもったメロディとカラフルなサウンド。POPなサウンドは西海岸ならではのものがあります。しかし、同時に本作では、よりジャズ色を強めた印象もあります。2016年3月初頭の来日公演でも披露した、ジョン・コルトレーンのサウンド/コード進行を形にしたその名も「トレーン・チェンジング」を始め、バンドは、より即興的な演奏も展開。超重量級のバスドラを響かせるウィリアム・ケネディは、しなやかさも増して、メンバーを煽りつつ対話するようなドラミングがとくに印象的。

また、ベニー・ゴルソンが作曲し、クィンシー・ジョーンズの作品でも広く知られる「キラー・ジョー」を下敷きにしたという曲では、ミディアムの4ビート・スウィングとイエロージャケッツならではのキメが融合した演奏を聴くことも出来ます。イエロージャケッツ・サウンドを支えるラッセル・フェランテのコンポジションは鉄壁。またオリジナルにまじえられたトラッド・ソング「Shenandoah」に漂うノスタルジックなサウンドにもほっこり。この曲は、その昔、矢野顕子さんもカバーしたりしていましたが、共に年を重ねてきたメンバーによるトラッド・ソングの郷愁感はまた味わい深いものです。

共に活動してきたボブ・ミンツァー、ラッセル・フェランテ、ウィリアム・ケネディに加えて、ベースにオーストリアの超絶ベース奏者デーン・アンダーソンが加入したことも注目。一人、年齢もバンド歴も若いながら、バンドとガッチリ組んでグルーヴ感を出すところは、実力の証。「トレーン・チェンジング」を始めフィーチャーされるソロなど、前メンバーと同じように(血のつながりはないですが)音楽的にジャコの遺伝子を引き継いでいるのを感じさせます。バンドのマネージャー曰く、バンドに入って一年だけど、とてもいい、とお墨付き。

タグ : フュージョン

掲載: 2016年03月29日 10:41