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ニューエイジ/電子音楽のパイオニア、スーソ・サイス作品集が〈Music From Memory〉から登場

Suso Saiz

 

スーソ・サイスは1957年スペイン南西部の港湾都市カディス生まれのギタリスト、作曲家、プロデューサー。ヴァグネル・チゾ&サリフ・ケイタ、スティーヴ・ローチやホルヘ・レイエスとのコラボでも知られたスペインのニューエイジ/電子音楽のパイオニアです。
その未発表、カセット音源、サントラ曲から近年のソロ仕事までを網羅的にまとめた決定的コンピレーション『オデュッセイア』が、オランダはアムステルダムの人気レーベル〈Music From Memory〉からリリース。

スーソは、ニューエイジ/エレクトロニカ/アヴァン系音楽ファンのあいだで長くカルト的な人気を博してきた奇才でしたが、ここ数年は、バレアリック/クラブ系リスナーのあいだでも知名度を高め過去音源の多くがウォント・リストの常連化、再評価ムードがジャンルをまたいでジワジワと熱を帯び始めていたところ。

まさに絶好のタイミングでのリリースとなる本作は、浮遊するシンセ、メランコリックなギター、ミニマリズム、アヴァンギャルド、郷愁、非西洋音楽への越境などなど、イーノやワールド・ミュージック以降のセンスで突出した音世界を描き上げた佳曲を満載、ヨーロッパ屈指のコンポーザーによる珠玉の涼音アンビエントをとことん堪能できる決定盤です。

彼の従来のファンや〈Music From Memory〉をレーベル買いしてきたリスナーはもとより、チルアウトやバレアリック系全般、ジジ・マシン好き、現在進行形のインディー/シンセ音楽のファンまで幅広くオススメしたい良作。全力レコメンド!

 

タグ : クラブ/テクノ

掲載: 2016年04月05日 12:39