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ポール・ルイス&ダニエル・ハーディングによるブラームスのピアノ協奏曲第1番

ポール・ルイス&ダニエル・ハーディングによるブラームスのピアノ協奏曲第1番!

アルフレッド・ブレンデルの薫陶を受けるイギリスの名手ポール・ルイスは、ヨーロッパでひっぱりだこの人気ピアニスト。ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集(HMX2901902)、ピアノ協奏曲全集(HMC902053)やシューベルトのピアノ・ソナタ集などハルモニアムンディからリリースされている数々の録音はいずれも高い評価を受けています。日本にも度々来日し、2015年12月に行った「ベートーヴェンの後期3大ソナタ」公演は、音楽の本質を射抜いたかのような演奏を聴かせてくれました。
このアルバムは、ダニエル・ハーディングとスウェーデン放送交響楽団とのブラームスの“ピアノ協奏曲第1番”とルイスのソロで“4つのバラード”が収録されています。ピアノ協奏曲第1番は、2014年新日本フィルとハーディングが行った「ブラームス・プロジェクト」の一貫でポール・ルイスがゲストとして参加した際に演奏された曲目。その際もハーディングがルイスとの共演を熱望したということで、完成度の高い演奏を披露しました。
ピアノ協奏曲第1番はブラームス初期の傑作で、恩人シューマンの不幸とクララへの憧れが入り混じった意欲的な作品。第1楽章はブラームスらしい重厚なシンフォニックな響き、弦楽器とファゴットの穏やかな旋律で開始される第2楽章には、シューマンへの追悼そしてクララへの思いを示したラテン語の祈祷文が書かれています。力強いピアノの主題からはじまる第3楽章は疾走感がありピアノが華やかに躍動します。ルイスのピアノは端正で味わい深く、第2楽章では幻想的に静かに語りかけるように、第3楽章では生き生きと爽快にダイナミックに聴かせてくれます。ハーディングの絶妙な指揮も聴きどころで、ピアノの音を引き立てつつ、重厚に音を響かせ、ときにはピアノと共に繊細な音を作り出し、特に木管陣の美しさ上手さに魅了されます。
そしてブラームスの初期のピアノ・ソロの中でも人気の高い“4つのバラード”。若々しいブラームスの抒情溢れる名作。ルイスは若きブラームスの音楽からにじみ出る「孤独」を、透明感あるピアノの音色で描き出しています。
(キングインターナショナル)

左:ポール・ルイス(ピアノ) / 右:ダニエル・ハーディング(指揮)

【曲目】
ブラームス:
ピアノ協奏曲第1番Op.15
4つのバラードOp.10
(第1番 ニ短調「エドワード」、第2番 ニ長調、第3番 ロ短調、第4番 ロ長調)
【演奏】
ポール・ルイス(ピアノ)
スウェーデン放送交響楽団
ダニエル・ハーディング(指揮)
【録音】
2014年5月 ストックホルム・ベルワルドホール(Op.15)
2016年1月 テルデックス・スタジオ・ベルリン(Op.10)

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2016年04月06日 18:00