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サー・ネヴィル・マリナー追悼盤~チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」

マリナー

2016年10月2日、92年の生涯を閉じた名指揮者ネヴィル・マリナー。亡くなる直前まで闊達な演奏を繰り広げていただけに、その訃報は音楽界を瞬時に駆け巡りました。この「悲愴」は1990年の録音で、当時シュトゥットガルト放送交響楽団の音楽監督を辞し、カダケス管弦楽団の首席客演指揮者に就任した頃の演奏です。イギリス音楽に深い洞察力を示したマリナーですが、このチャイコフスキー(1840-1893)も得意のレパートリー。たっぷりとした響きと歯切れの良い音運びが持ち味です。序曲「1812年」の品の良いクライマックスも聴き所です。
(ナクソス・ジャパン)

1990年から92年にかけて、マリナーは手兵のアカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ(ASMF)とともに、「マンフレッド」を含むチャイコフスキーの全交響曲を独Capriccioレーベルに録音しました。今でこそワーグナーやブルックナー、シベリウスを室内オーケストラで演奏しても、誰も驚いたりはしなくなりましたが、四半世紀前には画期的な試みとして、音楽ファンから大きな注目を浴びたものです。スタートは14人の弦楽器奏者グループだったASMFは、この頃にはモーツァルトやベートーヴェンの交響曲を盛んに演奏・録音していて、そのつどロンドンじゅうから腕利きプレイヤーを集めて、自由にサイズを変更することを常としていました。このレコーディングでは、人数を絞った弦楽セクションと、楽譜どおりの人数の管楽器プレイヤーで演奏に臨んだそうです。出来上がったのは、軽快なテンポで前進する、作曲家のテクスチュアが透けて見えるような小股の切れ上がった演奏。分厚い響きが生む豪華絢爛さの代わりに、心を込めた弦のカンタービレと、名人揃いの管楽器奏者が聴かせる絶妙な歌ごころが、チャイコフスキーが意図したところの“華麗さ”を浮き彫りにしてくれます。当時の英『グラモフォン』誌は、“アンチ・センセーショナル(非扇情的)”なチャイコフスキーとして、彼らの演奏の新鮮さを称えました。
(タワーレコード)

【収録曲目】
チャイコフスキー
交響曲第6番ロ短調 Op.74「悲愴」
祝典序曲「1812年」Op.49
【演奏】
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)
アカデミー室内管弦楽団
【録音】
1990年5月28-30日(悲愴)、1990年3月17日(1812年)、 ロンドン、聖ジュード教会

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2016年10月18日 00:00