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ボノボ、待望の最新アルバム『Migration』をリリース

Bonobo

 

2010年の『Black Sands』や2013年の『The North Borders』で世界的ブレイクを果たし、今やジャンルや国境を超えて絶大なる人気を誇るボノボことサイモン・グリーン。スクリレックス、ディスクロージャーやワーペイントといった幅広いアーティストがボノボのファンであることを公言し、また、フルーム、ロンドン・グラマー、トキモンスタ、ニルス・フラーム、オーラヴル・アルナルズのような多様なアーティストたちの作品からも、ボノボの影響を聴き取ることができる。前作リリース時の大規模な世界ツアーは、30カ国を超える国々で、計約180回のライブを行い、ロンドンの殿堂アレキサンダー・パレスを含むヘッドライン公演すべてをソールドアウトさせるなど、総計200万人以上の動員を記録した。

そこから約4年振りとなる最新アルバム『Migration』は、人の一生における浮き沈みや、日々の生活の中にある色合いや深みが映し出された、ボノボらしい美しく繊細で、感情に直接訴えかける作品となっている。今回公開された「Kerala」は、新作のためにレコーディングした最初のトラックで、2014年のDJツアー中に、ツアーバスの中でまとめたラフバージョンが下地となっている。ボノボの代名詞でもある美しくメランコリックなイントロから、前作にも通じる壮大なストリングスや繊細な電子音、そしてサンプリングされたR&Bシンガー、ブランディーの歌声が溶け合い、落ち着いた曲調の中にじわじわと高揚感を感じられる展開は見事。

6作目のスタジオ・アルバムとなる今作には、2013年のデビュー・アルバム『Woman』で脚光を浴びたソウル・ユニット、ライ(Rhye)や、チェット・フェイカーとして知られ、今年から本名名義での活動をスタートしたシンガー・ソングライター、ニック・マーフィー、スクリレックスのレーベル〈OWSLA〉所属のバンド、ハンドレッド・ウォーターズのニコル・ミグリス、そしてブルックリンを拠点にモロッコの伝統音楽を演奏するバンド、Innov Gnawaが参加。

国内盤ボーナストラック収録、解説付き

 

 

タグ : クラブ/テクノ

掲載: 2016年11月11日 12:37