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Naxos~2017年6月発売予定新譜情報(16タイトル)

スラットキン

幅広いレパートリーと実力派アーティストの録音を楽しめる事で人気の廉価レーベルNaxosレーベルの新譜情報です。このレーベルでしか聴けない珍しい曲も多数含まれており興味深い作品も多数。良質な演奏を安価でお求めいただけます!

コープランド:交響曲第3番、3つのラテン・アメリカ・スケッチ
レナード・スラットキン(指揮)デトロイト交響楽団

第二次世界大戦が終わる一年前の1944年に着手され、その2年後に初演された「交響曲第3番」。コープランドはこの曲を「戦時期の作品、正確には当時のアメリカの華麗な精神を反映させたもの」と呼び、曲の中で「個人の反省と集団の戦いがあってこそ、初めて幸福感を得ることができる」と示唆しています。素朴な抒情性を感じさせる第1楽章、打楽器が活躍する活力に満ちた第2楽章、瞑想的な楽想と舞曲が渾然一体となった第3楽章。第4楽章にはよく知られた「市民のためのファンファーレ」の輝かしいフレーズも登場します。コープランドより一世代前のアイヴズは、交響曲の中で郷愁を呼び起こすために賛美歌を取り込みましたが、コープランドは"征服なしの勝利"を表現するために賛美歌を用い、これが曲の終わりで絶大な効果を上げています。「3つのラテン・アメリカ・スケッチ」は、カルロス・チャベスと訪れたナイトクラブ"エル・サロン・メヒコ"で着想を得た作品。伝統的なメロディを斬新なオーケストレーションで飾っています。
(ナクソス・ジャパン)

ヴィラ=ロボス:交響曲第8番、第9番、第11番
イザーク・カラブチェフスキー(指揮)サンパウロ交響楽団

生涯に12曲の交響曲を書いたヴィラ=ロボス。自由な作風を求めた彼と「新古典派」の様式は必ずしも親和性の高いものではなく、1910年代に書かれた交響曲第1番や第2番は、まだまだ後期ロマン派の影響が強く、実験的要素の高いものでしたが、1940年代から50年代に書かれた第6番以降の交響曲では、ブラジルの民族音楽をふんだんに取り入れた独自の作風を確立させることに成功、世界大戦中の不穏な空気も取り込んだ激しい作品を次々と書き上げました。ちょうどその頃の北アメリカの主要な都市のオーケストラは、行政的な援助を受け、芸術的な発展を見せていた時期で、ラテンアメリカ最大の作曲家として広範に認められていたヴィラ=ロボスの作品も盛んに演奏され、これらの交響曲は、コンサートで高い人気を博していました。しかし、聴衆の好みは「ブラジル風バッハ」などに移り、彼の交響曲は次第に演奏頻度が減少。21世紀になってようやく「交響曲作曲家」としてのヴィラ=ロボスが再評価され始めています。
(ナクソス・ジャパン)

エル=コーリー(1957-):演奏会序曲「嵐」、交響詩第6番「空間の断片」、他
パーヴォ・ヤルヴィ&パリ管、ダニエレ・ガッティ&フランス国立管、他

レバノン出身の作曲家エル=コーリーは、自身の作品の中にしばしばレバノンの風景を描き出します。演奏会序曲「嵐」には、混沌とした自然現象や、雷の閃光、劇的な嵐などが巧みに音楽に取り入れられていますが、決してベルリオーズやリヒャルト・シュトラウスのような物理的な風景ではなく、エル=コーリーが少年時代から感じていた嵐の時の心理的恐怖が反映されています。この作品はパリ管弦楽団の委嘱によって書かれ、2013年シーズンのオープニング・コンサートでパーヴォ・ヤルヴィによって初演されました。交響詩「空間の断片」は、ダニエレ・ガッティとフランス国立管弦楽団による"ベートーヴェン交響曲全曲演奏会"のための現代作品委嘱作。ベートーヴェンと同じ楽器編成で作曲することが求められ、この曲は第2番と第6番の間に演奏されました。ピエール・ランパル没後10年の記念に書かれた「夜想の詩」、リヒャルト・シュトラウスの「四つの最後の歌」をモデルに書かれた「愛の歌」と、この1枚で多才な作曲家エル=コーリーの様々な作品を聴くことができます。
(ナクソス・ジャパン)

他、新譜タイトルの詳細は下記の「関連商品」をご参照ください。

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2017年05月22日 00:00