【入荷済み】シュタルケルのデビュー当時、1950年代の録音を収めた超お買い得BOX！

ハンガリー出身のヤーノシュ・シュタルケル（1924～2013）が、弱冠20代半ばにしてチェロの名手の名をほしいままにして、ジョージ・セルやフリッツ・ライナーの信頼篤く、メトロポリタン歌劇場やシカゴ交響楽団の首席チェロ奏者を務めながらソロ活動も展開していた1950年代の録音を廉価BOXにまとめたものです。

今回のBOXの中心は旧EMI原盤で、名物プロデューサー、ウォルター・レッグが若きシュタルケルに目をつけ、彼の重要なレパートリーをすべてLPレコードに刻むために契約したときの録音です。バッハの無伴奏全曲、コダーイの無伴奏チェロ・ソナタ、ハイドン、ボッケリーニ、ドヴォルザーク、シューマン、サン＝サーンスの協奏曲、そして小品集と、若きシュタルケルの端正でいて音楽性豊かな名演が優秀な録音で収められています。

また、Disc.7のブラームスの二重協奏曲は独DGに、Disc.9＆10のベートーヴェンのチェロ・ソナタ全集は仏Eratoに録音されたもので、それぞれステレオ初期の名盤として知られているものです。

今回のBOXで珍しいのは、Disc.3のコレッリとヴィヴァルディ、Disc.5のモーツァルト、Disc.7 の小品集で、何れも1950年代の前半にアメリカPeriodの初期モノラルLPのために録音したものです。これらの録音がシュタルケルの名声を世界に広め、後のソリストとしてのキャリアに繋がったものとして、演奏そのものの覇気のある素晴らしさだけでなく、シュタルケルのチェロ人生を語る上で欠くことのできない録音となっています。
（タワーレコード）

『ヤーノシュ・シュタルケル(Vc)名演奏集』

※ メーカー・インフォに原盤の明記はありませんでしたが、ディスコグラフィと突き合わせて下記カッコ内に記しましたので、お買い物のご参考にしていただければ幸いです。
（タワーレコード）

【曲目】
[Disc. 1～Disc. 3]
J.S.バッハ:
無伴奏チェロ組曲
1957年～1959年録音（旧EMI原盤）

コダーイ:
無伴奏チェロソナタOp.8
1957年録音（旧EMI原盤）

コレッリ:
ソナタ ニ短調
ヴィヴァルディ:チェロ協奏曲Op.3
マリリン・マイヤー(pf)（米Period原盤）

[Disc.4]
チェロ・リサイタル
J.S.バッハ:
G線上のアリア
クライスラー:
アレグレット～ボッケリーニの手法による
サン=サーンス:
アレグロ・アパッショナートOp.43
ドビュッシー(フェイヤール編):
前奏曲集第1巻～第8曲
ショパン(ポッパー編):
夜想曲Op.9-2
ポッパー:
ハンガリア狂詩曲
J.S.バッハ(クランユ編):
ピアノ協奏曲第5番BWV1056より第2楽章
シューベルト(カサド編):
アレグレット・グラツィオーソ
シューベルト(ベッカー編):
楽興の時D.780-3
ムソルグスキー(ストウチェウスキー編):
歌劇「ソロチンスクの市場」よりゴパック
シューマン(パラシェコ編):
子供の情景よりトロイメライ
ドビュッシー(グールト編):
小組曲よりメヌエット
チェレプニン:
頌歌
パガニーニ(クライスラー編):
カプリース第13番
ジェラルド・ムーア(pf)
1958年録音（旧EMI原盤）

[Disc.5]
ドヴォルザーク:
チェロ協奏曲Op.104
フォーレ:
エレジー
ワルター・ジェスキント指揮、
フィルハーモニア管弦楽団
1956年録音（旧EMI原盤）

モーツァルト:
ホルン協奏曲第3番
(シャーンドル・フィッシャーによるチェロ編曲版)
マクシミリアン・ピルツァー指揮
キャッスル・ヒル祝祭管弦楽団（米Period原盤）

[Disc.6]
ハイドン:チェロ協奏曲ニ長調Hob.VIIb/2
ボッケリーニ:チェロ協奏曲変ロ長調G.482
カルロ・マリア・ジュリーニ指揮、フィルハーモニア管弦楽団
1958年録音（旧EMI原盤）

[Disc.7]
ファリャ:
スペイン民謡組曲
トローパ:
ファンダンギーリョ
ファリャ:
火祭りの踊り
グラナドス:
ゴイェスカスより間奏曲、祈り
アルベニス:
マラゲーニャ
カサド:
愛の言葉、緑の悪魔の踊り
レオン・ポマーズ（pf）
1950年代前半（米Period原盤）

ブラームス:二重協奏曲Op.102
ヴォルフガング・シュナイダーハン(Vln)
フェレンツ・フリッチャイ指揮、ベルリン放送交響楽団（DG原盤）

[Disc.8]
シューマン:
チェロ協奏曲Op.129
サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番
カルロ・マリア・ジュリーニ指揮
フィルハーモニア管弦楽団
1957年録音（旧EMI原盤）

[Disc.9、Disc.10]
ベートーヴェン:
チェロソナタ全集
ジェルジ・シェベック(pf)
1959年録音（Erato原盤）