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フェドセーエフ&チャイコフスキー響のショスタコーヴィチ:交響曲第4番&第15番

フェドセーエフ


誰もが期待、
ショスタコーヴィチの最も尖った交響曲に
フェドセーエフが挑戦!

録音の非常に多いフェドセーエフですが、意外にもショスタコーヴィチは交響曲第5番を除くとほとんどない状態でした。Reliefレーベルはライヴ音源によるフェドセーエフのショスタコーヴィチ交響曲を整備し、第1、3、7、8、10、13番をすでにリリースしています。今回待望の第4番が登場となります。歌劇「ムツェンスクのマクベス夫人」やバレエ「明るい小川」が激しく批判されていた1935-6年の作で、ショスタコーヴィチの交響曲のなかでもとりわけ尖った内容で知られる問題作。

60分を超える演奏時間、器楽だけで130人以上の奏者を要するマーラーばりの大作で、しばしば驚くべき音圧で襲いかかります。音楽も悲壮的なシリアスさから軽妙でふざけているかのような部分まで、ショスタコーヴィチの素顔がすべて含まれており、彼の最高傑作とみなす向きも少なくありません。

フェドセーエフはチャイコフスキー・シンフォニー・オーケストラ(旧モスクワ放送響)の能力を完全に活かし、ソ連の伝統の解釈を聞かせてくれます。巨大な楽器編成と特異な内容うえあまり演奏されない不遇の傑作、新たな名盤が登場です。

ショスタコーヴィチ:交響曲第4番ハ短調Op.43

ウラジーミル・フェドセーエフ(指揮)
チャイコフスキー・シンフォニー・オーケストラ(旧モスクワ放送響)
録音:2004年12月6日/モスクワ音楽院大ホール(ライヴ)


ベートーヴェンの第9が
グロテスクに現れる映画音楽「五日五夜」が
フェドセーエフの演奏で登場!

フェドセーエフは1996年に、ポニーキャニオンからショスタコーヴィチの交響曲第15番のCDをリリースしましたが、その10年後の2006年にモスクワで行ったコンサートがCD化されました。ショスタコーヴィチ最後の交響曲で、最晩年の作品特有の一筋縄ではいかない謎めいた内容ですが、同じ時代を生きたフェドセーエフならではの解釈が興味津々です。さらに嬉しいのが1960年の映画「五日五夜」の音楽から「序奏」「廃墟のドレスデン」「ドレスデン解放」の3曲が演奏されていること。彼はこの作曲のためにドレスデンを訪れ、名作弦楽四重奏曲第8番と並行して仕事したといわれます。「ドレスデン解放」にはベートーヴェンの「喜びの歌」が現れますが、グロテスクに変形されていてショスタコーヴィチの屈折が感じられます。あまり聴く機会のないこの作品を、フェドセーエフの演奏で味わえるのはファン狂喜と申せましょう。

ショスタコーヴィチ:
交響曲第15番イ長調Op.141
映画音楽「五日五夜」組曲Op.111

ウラジーミル・フェドセーエフ(指揮)
チャイコフスキー・シンフォニー・オーケストラ(旧モスクワ放送響)
録音:2006年8月21-23日/モスクワ音楽院大ホール(ライヴ)

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2017年09月08日 18:30