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ザ・ソフト・ムーン(The Soft Moon)が第4作目となる最新アルバム『クリミナル』をリリース

The Soft Moon

ダーク/ミニマル・ウェーヴなポストロック・サウンドで知られる、ルイス・ヴァスケスのソロ・プロジェクト、ザ・ソフト・ムーン。これまでもそのインダストリアルでゴシック色の強い作品は高い評価を得てきたが、本作『クリミナル』はかつてないほどに内省的で、自身の中に潜む悪魔との闘いの末に出来上がったという、告白的な意味合いの強い会心の一作となった。

「罪悪感は自分にとって最大の悪魔であり、子供時代から常に自分につきまとってきた。自分の為すことすべてが、自分が有罪だという意識を強めてさせていた。『クリミナル』のコンセプトは、自分の間違った行いと、これまで自身に影響を与えた他者の間違った行いを非難することによって、救いを求める決死の試みなんだ」と、ヴァスケスは語る。

前作『ディーパー』のプロデューサーであるマウリツィオ・バッジョとふたたびタッグを組んでイタリアで製作された本作。これまで以上に歌詞に比重を置いて、むき出しの感情の流れを押し出すことを試みたという。そこには父に虐待を受けた子供時代、その原因が自分にあるという被虐的な思いやトラウマが生々しく描きだされており、そこに渦巻く感情を音楽の中で爆発させることで、自身の暗い過去を芸術へと昇華させ、そこに一縷の光を必死で見出そうとしているヴァスケスの姿を垣間見ることができる。

 

タグ : UK/US INDIE

掲載: 2018年01月16日 11:23