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CPO レーベル~2018年5月発売予定新譜情報(7タイトル)

CPO

知られざる名曲の発掘、古楽から現代まで幅広く揃えたコレクション、高品質の録音で人気を誇るドイツのCPOレーベル。知られざる名曲の発掘、古楽から現代まで幅広く揃えたコレクション、高品質の録音で人気を誇るドイツのCPOレーベル。今回は“コジェルフ:ピアノ三重奏曲集”、“ゲルンスハイム:チェロとピアノのための作品集”、『亡命ユダヤ人作曲家たちのチェロ協奏曲集 第2集~ライゼンシュタイン、ゴルトシュミット』、『18世紀のトルコ風音楽集』など興味深い作品が揃っています。

コジェルフ(1747-1818):3つのスコットランド風ピアノ三重奏曲
トリオ1790(ピリオド楽器使用)

ボヘミアで生まれ作曲家デビューを果たしたあと、ウィーンに移りピアニストとしても活躍したコジェルフ。楽譜出版業を始めたり、モーツァルトの死を受けてオーストリア帝室宮廷楽長と宮廷作曲家の職を引き継ぐなど、大きな名声を手に入れました。残された作品の数も多く、ピアノ三重奏曲は60曲以上が出版されています。このアルバムで聴けるのは1798/99年に出版された40曲の中の3曲。この時期、エジンバラの出版者ジョージ・トムソンがウィーンで活躍する作曲家たちに「スコットランド民謡に基づく作品」を依頼し、ベートーヴェンやハイドンがこれに応え数多くの歌曲を書きましたが、このコジェルフの三重奏曲もそのプロジェクトに属するもの。親しみやすい旋律に満たされた美しい作品です。
(ナクソス・ジャパン)

フリードリヒ・ゲルンスハイム(1839-1916):チェロとピアノのための作品集
アンドレアス・ヒュルスホフ(チェロ)、オリヴァー・トレンドル(ピアノ)

ユダヤ系ドイツ人の作曲家ゲルンスハイムが残したチェロのための作品全集。最初の作品である「チェロ・ソナタ第1番」から彼の死の2年前に書かれた「チェロ・ソナタ第3番」に至るまでに、およそ50年の年月を経ており、それは彼の創作活動のほぼ全般に渡っています。初期の作品には明らかにメンデルスゾーンの影響が見られますが、少しずつ独自の作風を獲得していく様子も感じられます。チェロを演奏するヒュルスホフは、以前、ゲルンスハイムのチェロ協奏曲を初演するなど、ゲルンスハイム作品に深い理解を抱いており、このソナタ集でも共感溢れる演奏を披露しています。
(ナクソス・ジャパン)

亡命ユダヤ人作曲家たちのチェロ協奏曲集 第2集~ライゼンシュタイン、ゴルトシュミット
ラファエル・ウォルフィッシュ(チェロ)、ニコラス・ミルトン(指揮)、ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団

「ユダヤの血を引くがために、住み慣れた地を追放された作曲家たちの作品集」の第2集。演奏しているウォルフィッシュの両親もホロコーストを生き延び、イギリスに逃れた人たちであり、両親の激動の人生を知るウォルフィッシュにとっては、この問題は避けて通ることはできないほどに身近なものとして捉えているといいます。第2集に登場する2人の作曲家もユダヤ系で、ナチスの迫害を受けベルリンからイギリスに亡命し、それぞれ独自の活躍をしました。ライゼンシュタインはヒンデミットの教え子であり、十二音技法には否定的だったため、調性感ある音楽を好み、このチェロ協奏曲も抒情的な雰囲気が感じれらます。比較的演奏機会の多いゴルトシュミットのチェロ協奏曲も、前衛的な手法を用いることはなく、シニカルな表情を湛えた旋律的な作品です。ウォルフィッシュは作曲家たちの想いを丹念に洗い出し、納得の行く演奏をしています。
(ナクソス・ジャパン)

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カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2018年04月23日 00:00