バッファロー・スプリングフィールド(Buffalo Springfield)の歴史を凝縮した5枚組コンプリート・アルバム・コレクション
スティヴン・スティルス、ニール・ヤング、リッチー・フューレイ、ブルース・パーマー、そしてデューイ・マーティンが集い、初めてのショウを行なった1966年から、1968年5月5日に行われたラスト・ショウまで、実質活動期間約2年という短い期間の中で、バッファロー・スプリングフィールドという伝説的バンドは3枚の作品をリリースしてきた。その全ての作品が、ニール・ヤングの援助のもと、オリジナル・アナログ・マスター・テープから新たにリマスタリングを施し、今回5枚組のコンプリート・アルバム・コレクション『WHAT'S THAT SOUND? THE COMPLETE ALBUMS COLLECTION』の名の下にコンパイルされることとなった。
ここに収録されているのは、1966年のデビュー作『BUFFALO SPRINGFIELD』のモノ・ヴァージョンとステレオ・ヴァージョン、1967年のセカンド『BUFFALO SPRINGFIELD AGAIN』のモノ・ヴァージョンとステレオ・ヴァージョン、そしてラスト・アルバムとなった1968年のサード『LAST TIME AROUND』のステレオ・ヴァージョン。それぞれのアルバム毎に一枚のディスクを使用した、計5枚のディスクからなるボックス・セット。
【収録作品】
『BUFFALO SPRINGFIELD / バッファロー・スプリングフィールド』
バッファロー・スプリングフィールド名義で初のショウを行なった1966年に発表したデビュー・アルバム。胸を刺すような歌詞をフィーチャーした“For What It's Worth”といった象徴的なプロテスト・ソングの他、“Burned“や“Do I Have To Come Right Out And Say It“、バンドにとって最初のシングル曲となった“Nowadays Clancy Can't Even Sing“といった楽曲を収録。ちなみにオリジナル・プレス・ヴァージョンとなるモノ盤に収録されている“Baby Don't Scold Me”は、このヴァージョンでしか聴けない楽曲だ(ステレオ・ヴァージョンとなる改訂版ではこの曲が“For What“に差し替えられ、曲順もマイナーチェンジされている)。1966年作品。
『BUFFALO SPRINGFIELD AGAIN / アゲイン』
67年に前半を使って制作された、セカンド・アルバム。この作品ではリッチー・フューレイによる楽曲が初めてアルバムに収録されることとなった(“A Child's Claim To Fame”)他、オールタイム・クラシックとも言うべき“Bluebird”や“Rock And Roll Woman」(共にスティヴン・スティルスの楽曲)や、“Mr. Soul”や“Expecting To Fly”(共にニール・ヤングの楽曲)などを収録。1967年作品。
『LAST TIME AROUND / ラスト・タイム・アラウンド』
1968年に発表したバッファロー・スプリングフィールド名義でのラスト・アルバム。アルバムがリリースされる頃にはメンバーはそれぞれ新しいプロジェクトを進め始めており、スティヴン・スティルスはデイヴィッド・クロスビーとグラハム・ナッシュと共にCSNを結成、ニール・ヤングはソロ・アクトとしてのキャリアをスタートさせ、フィッチー・フューレイは、今作のプロデュースを担当したジム・メッシーナと共にPOCOをスタートさせた。永遠の名曲“I Am A Child”(ニール・ヤング)や“Kind Woman”(リッチー・フューレイ)、“Uno Mundo”(スティヴン・スティルス)といった楽曲を収録。1968年作品。
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