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プリンス参加曲も収録!ヴァレリー・カーター(Valerie Carter)、幻の4thアルバム『THE LOST TAPES』

Valerie Carter

2017年3月4日に逝去した女性シンガー、ヴァレリー・カーター。日本でも数多くのファンを持つ彼女は、1974年に「ハウディ・ムーン」という3人組でデビューした後、1977年にCBSからソロ・デビュー。
1stアルバム『愛はすぐそばに』はモーリス・ホワイト、ローウェル・ジョージ等がプロデュースに携わったことでも話題を呼び、1978年の2nd『ワイルド・チャイルド』は、TOTOの面々が多く参加し、AORの名盤としても長く愛され、アメリカ西海岸の音楽シーンを語る際に欠かせない女性シンガーだ。寡作ながらも90年代に1枚のスタジオ・アルバム、00年代にはライブ・アルバムを残している。またソロ・シンガーとしての活動と同時にジャクソン・ブラウン、ジェームス・テイラー、ローウェル・ジョージ、ドン・ヘンリー、クリストファー・クロスほか数多くのアーティストのセッションやライブにコーラスとして参加している。また彼女を愛する日本人ミュージシャンも数多く佐橋佳幸、鈴木祥子、町支寛二のレコーディングにも参加した。
本作は彼女の逝去後に、家族や彼女を愛していた友人達が、残された70年代から00年代までのデモ音源等のテープを元に新たにオーバーダビング等のレコーディングをして完成させた音源。その中には盟友リンダ・ロンシュタットとのデュエット曲や、ローウェル・ジョージの参加曲、そして生前に交流のあったプリンスとの共作曲が収録されている。まさに『ザ・ロスト・テープス』の名が相応しい、ファンにとっては最大のクリスマス・プレゼントとなる幻の4thアルバムだ。

 

【収録曲】
1.The Blue Side (Intro)
2.Skinny White Pants
3.Spanish Moon
4.Heartache
5.Echo My Haart
6.Baby It's You
7.My Saving Grace
8.Be Here Now
9.Somewhere In This World
10. La Vids Es Sueno
11. How Can I Say Goodbye
12.I Got Over It(Princeとの共作)
13.Labor Of Love
14.The Blue Side(outro)
15.Soul Searching★日本版ボーナストラック

掲載: 2018年10月30日 18:49

更新: 2019年02月26日 16:30