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アレクセイ・リュビモフ&オリガ・パシチェンコ~デュセック:2台ピアノ協奏曲と室内楽曲集

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2018年11月06日 00:00

デュセック

11月の来日公演でも話題のアレクセイ・リュビモフは、ゲンリフ・ネイガウスとレフ・ナウモフの門下で学んだ正統派のロシア・ピアニズムの継承者でありながら、旧ソ連にあって早くから古楽器に関心を示し、チェンバロ奏者としての活躍をへて冷戦終結後は積極的に西側諸国をまわり、自ら愛奏する作曲家たちが知っていた理想のフォルテピアノを探し求めてきた名手。フォルテピアノの世界ではロシア、オランダ、フランスなどを拠点に、導師のごとく多くのすぐれた門弟を育ててきたことでも有名です。
その門下から颯爽と登場、いま躍進めざましくヨーロッパで最も注目を集めているフォルテピアノ奏者のひとりオリガ・パシチェンコとの理想的な連携アルバムが登場!

J-L.デュセック(モーツァルトと同時代のウィーンで活躍したF-X.ドゥシェクとは別人)といえば、パリでマリー=アントワネットの愛顧を受け、革命期にはベルリンやロンドンにも渡りながら、すぐれた技量と桁外れの作曲センスでフォルテピアノという新型楽器(当時はまだチェンバロも根強く使われていました)の性能をよく引き出す傑作ソナタを多く書いた作曲家。いわばモーツァルトとシューベルトをつなぐミッシングリンクといってもよい存在ですが、当時の人々を熱狂させたその作品の真価は、当時の楽器の響きに立ち返ってこそわかるもの――作曲家でピアニストでもあったクレメンティが買収して伸ばした老舗鍵盤工房ロングマンの、あるいはウィーンの名工ヴァルターの残した歴史的楽器をモデルに、ポール・マクナルティとクリス・マーネという現代を代表する歴史的ピアノ復元製作家が作り上げた精巧な再現楽器から紡ぎ出される細やかな音色表現は、この種の楽器の扱いを知り尽くした二人のソリストの手によって最大限の魅力を発揮します(Pan Classicsの室内楽録音でも活躍してきた名技師フォクス=ガルのエンジニアリング)。
当時はその音量の弱さから、協奏曲にピアノを使うのは難しいとも言われていたところ、事実上の協奏曲といってもよいピアノ五重奏曲やピアノ入りの室内楽といった曲目との聴き比べができる点も本盤の魅力のひとつで、ピアノ史の展開を生々しく体感できる良い機会となるでしょう。
(ナクソス・ジャパン)

『ジャン・ラディスラフ・デュセック(1760~1812):2台のピアノのための協奏曲と室内楽曲集~古典派からロマン派へ、フォルテピアノの新時代~』
【曲目】
1-3.2台のピアノと管弦楽のための協奏曲 変ロ長調 Op.63
4-6.ピアノ五重奏曲 ヘ短調 Op.41
7-8.ピアノ、ヴァイオリンとホルンのための協奏的ノットゥルノ 変ホ長調 Op.68
【演奏】
アレクセイ・リュビモフ(フォルテピアノ)[1,2,3,7,8]
オリガ・パシチェンコ(フォルテピアノ)[1-6]
[使用楽器]
ヴァルター・モデル(1-3,7,8…リュビモフ、4-6…パシチェンコ)
ロングマン&クレメンティ・モデル(1-3…パシチェンコ)

フィンランド・バロック・オーケストラ+メタ4(古楽器使用)[1-3]
シッカ=リーサ・カーキネン=ピルク(ヴァイオリン)[4-8]
リイッタ・リーサ・リスティルオマ(ヴィオラ)[4-6]
ユッカ・ラウタサロ(チェロ)[4-6]
アンナ・リンタ=ラフコ(コントラバス)[4-6]
トンミ・ヒューティネン(ホルン)[7-8]

【録音】
2018年1月、ヘルシンキ、オラリ教会

輸入盤

 

国内仕様盤

日本語解説付き
解説日本語訳、補筆…白沢達生