11月12日更新：『ザ・ビートルズ（ホワイト・アルバム）』50周年記念エディション発売記念、マスターズ・チョイス　ビートルズ・スペシャル！毎日更新！

裏街道のサ－ジェント・ペパーズ！鬼才が生んだ最大直球の皮肉オマージュ作！

Frank Zappa & The Mothers Of Invention『We're Only In It For The Money』

ロック界の裏番長にして奇才フランク・ザッパ率いるマザーズの3rd。実はザッパの前作『アブソリュートリー・フリー』はビートルズの『サージェント・ペパーズ～』に影響を与えた早すぎたサイケデリック・コンセプト・アルバムとされ、ザッパは「パクられた」と公言！その報復として『サージェント～』発売後に本作『俺達は金の為にやっている（邦題）』を発表したそうな。ジャケット写真から直球かつ皮肉に満ちたオマージュで、実にザッパらしい絶妙なセンスとユーモアがたまりません。鋭く脱力なナンバー“Flower Punk”（68年にPUNKというワード!!!）など歌詞は当時のヒッピー・ムーブメントを風刺した完全裏モノで、音もひたすらザパッと取っ散らかってて最高！でも何故かこれを聴くとペパー軍曹の凄みを改めて知れるのです。不思議と。

吉祥寺：巻本 拓也

巻本 拓也の「私とビートルズ」

初めて意識して自発的に買ったのは『ホワイト・アルバム』。高校時代、トム・ヨーク大先生が影響受けたと言っていた“Happiness Is A Warm Gun”を聴いてブッたまげました。ジョン・レノンの脳内かのようなプログレシッヴな展開と、間奏のもったりしたサイケなファズギターは今でも200%愛愛愛。それまで抱いてた印象を決定的に変えた瞬間であり、伝説バンドたる所以を知ったHappinessにGunGun打たれた3分弱の超音楽体験。