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Ruslan Sirota(ルスラン・シロタ)のセカンド・アルバム『A Lifetime Away』

Ruslan Sirota『A Lifetime Away』

ルスランの繊細なタッチと美しい旋律が、どの曲でも輝いている ~ チック・コリア ~

ルスランの素晴らしい才能は、彼自らのサウンドをもった、匠のピアニストであり、コンポーザーであり、緻密なプロデューサーでもあり、全てを網羅したアーティストであるところだ ~ スタンリー・クラーク ~

1980年ウクライナ生まれ、20代半ばの2004年、スタンリー・クラーク・バンドに正式加入し、自身も楽曲提供をした『The Stanley Clarke Band featuring Hiromi』で第53回グラミー賞、ベストコンテンポラリージャズアルバム賞を受賞。同世代のカマシ・ワシントン界隈のウェスト・コースト・ゲット・ダウンの一員としても活動する他、近年、ラリー・カールトンのバンド・メンバーにも加わったルスラン・シロタの最新作品『A Lifetime Away』。

本作、『A Lifetime Away』は、2011年にリリースしたファースト・アルバムに続く第2弾。ジョン・パティトゥッチ、ジミー・ハスリップ、ボブ・ミンツァー、ピーター・アースキンらが参加。

誰もがうらやむ人気バンドのメンバーとしての活躍は実力とセンスの証。来日時のルスラン自身、「毎日どこかのバンドで演奏するために旅をしている」、と語っていましたが、今や現代屈指の忙しさを誇るキーボード奏者と言っても過言でないでしょう。

チェルノブイリからの影響や自国の経済的問題といった社会的状況によりウクライナからイスラエルに移住したのち、ボストン/バークリーで学び、ウェスト・コーストへ。本作は、ウェスト・コーストを主な活動拠点にし、クロスオーバーのフィールドで活躍するアーティストたちが多く参加した注目作品。映画音楽にも影響を受け、ジャズへの尽きないパッションをもつルスランらしく、本作は、その2つの要素が織なされた作品。

軽やかなリズムと効果的なシンコペーション、美しいタッチが、デイヴ・グルーシンあたりにも通じる世界観を感じさせるオープニングから、コンポーザーとしての才能を感じさせます。一方、マイケル・フランクス的なAORの風合いを感じさせる楽曲あり、ラテンのビートを織り込む場面あり、リターン・トゥ・フォーエバー辺りを彷彿とさせるクロスオーバー/ プログレ的なサウンドあり。しかし、どの曲もビジュアルを喚起させるものがあり、そのクリエイターとしてのセンスを感じさせます。

Ruslan Sirota『A Lifetime Away』

収録曲:
01. Bee's Knees
02. These Moments
03. Trumpet Ballad
04. A Lifetime Away
05. That Time Again
06. Brazil (feat. Trevor Wesley)
07. Tashi Tashi
08. Father To Me (feat. Stanley Clarke)
09. In The Beginning
10. Demure
11. Evening In The Harbor (Russian War Song)
12. My Silence

メンバー:
John Patitucci(b), Jimmy Haslip(b), Bob Mintzer(sax), Brandon Fields(sax), Gary Novak(ds), Peter Erskine(ds), Mike Miller(g), Ben Shepherd(b), Brijesh Pandya(ds)

掲載: 2018年12月18日 15:57