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Julien Marchal(ジュリアン・マルシャル)ソロ・ピアノ『Insight』シリーズ最終章

Julien Marchal(ジュリアン・マルシャル)ソロ・ピアノ『Insight』

アップライト・ピアノとの音の対話によって、心の内面をスケッチしたインティメートな美を追求するソロ・ピアノ「Insight」シリーズをライフワークとするフランスのピアニスト/作曲家ジュリアン・マルシャル。その静かなピアノは世界的DJスティーヴ・アオキを魅了し、アオキの最新作『Neon Future III』でコラボレーションを行うとともに、彼の自主レーベルDim Mak RecordsからEPをリリースするほど。最近ではUKのシンガー・ソングライター、エド・タレットとのプロジェクト”リソム”のアルバムをリリースしました。

ボルドーのホームスタジオにて、愛用のザウターの名アップライト・ピアノとともにライフワークとして取り組んでいる、「Insight = 物事の本質を見抜くこと」と名付けられたプロジェクト。そのシリーズ第4弾であり、最後の作品となるのが本作。録音の際のマイキングにこだわり、ミュートペダルを用いたまるで綿のようなやわらかなサウンドは、これまでの3作とは違った新たなリズムと新たな和音に彩られ、聴くもののメンタルヘルスを整える極上の穏やかさと美しさを有しています。

吸い込まれるような美しいジャケット写真はフランスの写真家デヴィッド・ブロスによるもの。マスタリングはイアン・ホーグッドが手がけています。

 

【収録曲】
1. Insight XXXIV
2. Insight XXXV
3. Insight XXXVI
4. Insight XXXVII
5. Insight XXXVIII
6. Insight XXXIX
7. Insight XL
8. Insight XLI
9. Insight XLII
10. Insight XLIII

 

【Julien Marchal(ジュリアン・マルシャル)】
1985年生まれのフランス人作曲家/ピアニスト。ボルドー音楽学校でジャズと現代音楽を学び、同時期に卒業した大学では音楽学を専攻。アルヴォ・ペルト、フィリップ・グラス、ヘンリク・グレツキといったミニマリズムの作曲家に影響を受けた。音楽好きの父親の影響でピアノやギターを学び始め、やがて大学に入ってから作曲もはじめる。ミニマリズムや現代音楽に魅せられながらも、エイフェックス・ツイン、ブリアル、ムーム、そしてボーズ・オブ・カナダといったエレクトロニック・ミュージックを追い求めた。

2014年には初のEP『Insight』をセルフ・リリース。この作品がドイツ人プロデューサー、ロボット・コッホの目に止まり、彼の作品『Hypermoment』でコラボレーションを果たした。2015年には繊細なソロ・ピアノ作品『Insight』をデジタル・リリース。2016年にリリースした『Insight II』がロングセラーを記録した。

Julien Marchal(ジュリアン・マルシャル)

タグ : ポスト・クラシカル

掲載: 2019年03月08日 17:01