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ガウク&レニングラード・フィル'58年来日ライヴの“悲愴”約61年ぶりに復活!

ガウクの「悲愴」

LP初出時のジャケットデザインが今回のCDにそのまま使われています

ガウクの“幻の「悲愴」”、約61年ぶりに
驚愕の〈新事実〉とともに復活!

制作者より
1958年4月、旧ソ連からレニングラード・フィルが初来日をはたしました。最終日近くの5月12日、日比谷公会堂で行われたアレクサンドル・ガウク指揮のチャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」とアンコール3曲(「白鳥の湖」より)がライヴ録音されましたが、これらは外来オーケストラの初めての日本録音という記念すべきものでした。約2ヶ月後、「悲愴」は30センチLPで、「白鳥の湖」は45回転のEPでそれぞれ発売されましたが、各媒
体では日比谷公会堂の音響の悪さがことごとく非難されたため、以後、これらのレコードは〈一度も〉再発売されることなく、60年以上が経過しました。そのため、中古市場では「悲愴」は極めてレアですが、「白鳥の湖」のEP盤はさらに稀少であり、あらゆるレコードの中でも最も入手が難しいものです。

今回、かけがえのない音源を復刻することに成功しましたが、その過程で思わぬ事実が発覚しました。まず、「白鳥の湖」の3曲のうちの1曲〈スペイン舞曲〉は、何とチャイコフスキーではなく、グラズノフの「ライモンダ」だったのです!また、「悲愴」はかなりピッチが高くカッティングされていたため、これも修正しました。つまり、当時は狂ったピッチの「悲愴」を聴き、グラズノフをチャイコフスキーと勘違いして、批評がなされていたのです。61年目にしてようやくまっとうな形で復刻されたので、今こそこれらの演奏の正しい評価がなされる時なのです。

なお、オリジナル・マスターはすでに失われているので、LP、EPより復刻しました。60年も経過している盤ですので、それなりにノイズが入ることをご了承下さい。また、アンコールではフェイド・アウトがいささか唐突ですが、これはオリジナル通りです。
(平林直哉)

チャイコフスキー:
(1)交響曲第6番 ロ短調「悲愴」Op.74
(2)情景(第2幕)~バレエ「白鳥の湖」Op.20より
(3)ワルツ(第1幕)~バレエ「白鳥の湖」Op.20より
(4)グラズノフ:スペイン舞曲~バレエ「ライモンダ」Op.57より
アレクサンドル・ガウク(指揮)、レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
ライヴ録音:1958年5月12日、東京、日比谷公会堂
使用音源:新世界 (1)PLS-44(33 1/3 rpm)、(2)-(4)PEV-65(45rpm)、モノラル

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2019年04月17日 00:00