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Tycho(ティコ)〈Ninja Tune〉移籍後初となるアルバム『Weather』をリリース

Tycho(ティコ)アルバム『Weather』

これまでにリリースされた『Dive』(2011)、『Awake』(2014)、米ビルボードのエレクトロニックチャートで堂々の1位に輝いた『Epoch』(2016) といったアルバム作品を通じて幅広いファンを獲得し、グラミー賞にもノミネートされたティコ。7月12日に〈Ninja Tune〉移籍後初となる最新作『Weather』をリリース。

先行で公開された新曲「Pink & Blue (feat. Saint Sinner)」は、セイント・シナーことハンナ・コットレルがボーカルを務めたこの楽曲のMVはクロエ・コーナーが監督を務め、グラフィックデザイナーとしても活躍するティコの中心人物、スコット・ハンセンが初めて映像の制作に携わった。

人生で男性と女性を同時に愛してしまった時に着想した曲なの。私にとってそれは決定的な瞬間だった。男性と結婚すると思っていた信心深い子供から、女性への愛を感じられる若い女性になった瞬間だった。「Pink & Blue」は全ての人に対するラブソングなの。それは自分へのものでもあるし、誰のものでも無いとも言える。それは、愛を自分の中に持つ人に対して手を差し伸べるものなの。どんな形の愛にも恐れることはないし、愛を失うことにも恐れる必要はないの。愛は決して失われないから。 - Hannah Cottrell

最新作『Weather』は様々な点において、ティコのキャリア全体を通じた集大成と言える。彼はこれまでの作品で一歩ずつ新たな創造性の段階を踏んできた。

それぞれのTychoのアルバムで、僕のゴールはサウンドを進化させて、広げることだった。『The Science of Patterns 』(2002) と 『Past is Prologue』 (2006) ではエレクトロニックなサウンドをソロアーティストとして突き詰めた。そしてその後、よりオーガニックなサウンドや楽器の音を取り入れたんだ。『Dive』 (2011)ではギターとベースのサウンドを取り入れ、『Awake』 (2014)ではギターをより前面に押し出して、ドラムの生演奏を初めて取り入れた。『Epoch』 (2016)ではエレクトロニックとオーガニックなサウンドの要素のバランスに磨きをかけた。そして最新作の『Weather』ではボーカルと歌詞によって音楽の、より人間的な部分を明らかにしようとしている。 - Scott Hansen

そして彼自身は今回取り入れたボーカルという要素、とりわけ多くの楽曲に参加したハンナ・コットレルに関して以下のように語る。

彼女はアルバムのいくつかの曲にボーカルとして参加している。そしてこれはティコのニューアルバム『Weather』に欠かせないものだ。このレコードを作る際に、僕のビジョンを完全に実現できるものを作りたいと思ったんだ。それは最も自然な楽器、つまり人間の声を取り入れるってことだった。ハンナ・コットレルに会って、すぐにアルバムのボーカル要素がはっきりと見えたね。僕らの一番最初のセッションは驚くほど生産的で、彼女の歌詞に映像的なものを確信したんだ。彼女のビジョンはスッと僕の中に入ってきたし、彼女の歌声は音景を作り出していた、それは作曲家として、プロデューサーとして、僕に新たな世界を開いてくれたんだ。 - Scott Hansen

国内盤にはボーナストラックが追加収録され、歌詞対訳と解説書が封入される。

 

CD

 

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【収録曲】
01. Easy
02. Pink & Blue
03. Japan
04. Into The Woods
05. Skate
06. For How Long
07. No Stress
08. Weather
09. Easy (Instrumental) *Bonus Track for Japan

Tycho(ティコ)

タグ : UK/US INDIE クラブ/テクノ

掲載: 2019年06月12日 18:07