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105歳の現役ピアニスト、コレット・マズの2019年最新録音はフランス・ピアノ作品集

コレット・マズ

コレット・マズは1914年6月16日パリ生まれの女性ピアニスト。1935年から1940年までエコール・ノルマルでアルフレッド・コルトーにピアノを師事。
2019年6月現在、なんと105歳の現役ピアニストとして活躍し、母国フランスではテレビ番組をはじめ新聞でも大きく掲載され話題となっております。

1914年(大正3年)といえば伊福部昭(1914-2006)と同い年。また当アルバムに収録しているラヴェル、ドビュッシー、フォーレ、サティはマズが生を受けた1914年には存命であったというから驚きです。さらに1876年ル・アーブル生まれのコレットの夫、エミール・マズ(コロンヌ管弦楽団の第2ヴァイオリン奏者)は生前サティと親交がありサティとの逸話もあったとのこと。コレットは夫をはじめ、師のコルトーなど音楽史に残る様々な音楽家から多くを吸収し、2019年の現在も「世にも尊き至芸」ともいえる奇跡の演奏を聴かせてくれます。

ドビュッシーでは2001年に発見され話題となった最晩年1917年の小品「燃える炭火に照らされた夕べ」も収録。子供時代からドビュッシーの作品に親しんできたマズが満を持して録音した1曲です。
また、ラヴェルの「悲しげな鳥たち」やフォーレの夜想曲第6番では玉を転がすような美しいタッチと、コルトーを思わせる独創的かつ感受性とイメージに富んだアプローチで演奏。
そしてサティでは色合いや響きを探求し、空気感や雰囲気抜群の演奏を聴かせ、「梨の形をした3つの小品」(短い7曲からなり当録音では5曲を収録)では愛弟子ヂェンヂェン・スーと息の合った4手連弾演奏を披露しております。

全体としてゆっくりとしたテンポで一音一音丁寧に紡ぎだすマズの演奏。当録音はコルトーの演奏法を実践する最後の愛弟子として現在に伝える非常に貴重な記録といえます。

「104歳の現役ピアニスト」(KKC5941/CC777804)、「ドビュッシー・アルバム」(FM1401)も併せてお楽しみください。
(キングインターナショナル)

『105歳の現役ピアニスト』
【曲目】
1.モーリス・ラヴェル(1875-1937):「悲しげな鳥たち」~組曲『鏡』より
2.クロード・ドビュッシー(1862-1918):悲歌
3.ドビュッシー:「燃える炭火に照らされた夕べ」
4.ドビュッシー:夜想曲
5.ドビュッシー:アラベスク第1番 ホ長調
6.ガブリエル・フォーレ(1845-1924):夜想曲第6番 変ニ長調 Op.63
7.エリック・サティ(1866-1925):3つのグノシエンヌ
8.サティ:3つのジムノペディ
9.サティ:夜想曲第1番
10.サティ:梨の形をした3つの小品より【1..開始のひとつのやり方/2.その延長/3.小品 I/4.小品 II/5.おまけにもうひとつ】

【演奏】
コレット・マズ(ピアノ)
ヂェンヂェン・スー(ピアノ)[10]

【録音】
2019年、パリ(セッション録音)

輸入盤

 

国内仕様盤

[日本語帯・解説付き]

 

コレット・マズ②

[フランスの新聞記事]

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2019年06月12日 00:00