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須田亮太(ナードマグネット)× 宮田翔平(The Whoops)スペシャル対談:前篇

スペシャル対談
須田亮太(ナードマグネット)x宮田翔平(The Whoops)
司会:橋本薫(Helsinki Lambda Club)

ナードマグネット×Whoops

大阪のパワーポップバンド、ナードマグネットと、埼玉県北浦和発のセンチメンタルロックバンドThe Whoops。レーベルメイトとなった両バンドのフルアルバムが6月12日、同日リリースされた。出会いや、それぞれ制作中のエピソード、お互いの魅力……などなどのトピックについて、両バンドを代表して須田亮太(ナードマグネット/vo,gt)、宮田翔平(The Whoops/vo,gt)が対談を行った。またスペシャルなインタビューアーとして彼らの友人であり、音楽をよく知るHelsinki Lambda Club橋本薫が参加、迷?司会ぶりを発揮し、深イイ話がたっぷりの対談となった。

須田「どうも須田でーす、よろしくお願いしまーす!」
宮田「The Whoopsの宮田でーす、お願いします!」
橋本「インタビュアーの橋本でーす、お願いしまーす。では今回ナードマグネット『透明になったあなたへ』とThe Whoops『Time machine』の発売を記念した対談をしてもらうという事で、御両名にインタビューをやらせていただきます。よろしくお願いします!」
須田・宮田「よろしくお願いします!」
須田「司会が贅沢やね」
橋本「あ、Helsinki Lambda Clubの橋本と申します。ちょっと今回、インタビュアーをやらせていただくということで、フレッシュな気持ちでやりたいと思ったんでもう、一切音源は聴かずに来たんで。」
須田・宮田「アッハッハッハ(笑)」

──初めての出会いは4年前

-- 北浦和KYARAでのデモCD交換

橋本「まずはこの2バンドの絡みの始まりだったり、お互いの印象とかそういうとこから、聞いていければと」
須田「あ~最初…最初は対バンじゃなかったんだよね?」
宮田「対バンじゃなかったんでしたっけ?」
須田「そう、俺らが北浦和KYARA出た時に、宮田君が来てて」
宮田「へえ~僕普通にお客さんだったんでしたっけ?」
須田「多分…。(ライブ)終わって、安藤店長に紹介されてそこでCDもらったよ」
宮田「僕ももらいました」
須田「そうやな」
宮田「3曲のデモ」
須田「あ~!そうそうそうそう」
宮田「ほんとに、ディスクにもう曲名だけ3曲走り書きのもらって。なんかその日ナードマグネット見て、音源を交換したっていうのだけすげー覚えてて、やけに自分がライブした記憶がないと思ってたら、してないんすね(笑)」
橋本「してないんだ(笑)」
宮田「納得した(笑)」
橋本「そん時はもう、ただ初めまして~みたいな感じだったの?」
宮田「そうそうそう。」
須田「ずっとThe Whoopsっていう名前がずっとなんか残ってて」
宮田「嬉しい…その時、たしか大学4年生で」
橋本「あ~結構前か」
宮田「そうそう、就職することは決まってたけど、どうしよっかなって思ってる時期だったんすよ」

-- 有給とってアイドルを見にスーパーアリーナへ

須田「今何歳やったっけ?」
宮田「今27です」
須田「27?」
宮田「もうだいぶ前、4年前くらいです。」
橋本「そんな前だったんだ」
宮田「その時に須田さんが働いてバンドやってて、休み取って全然アイドル見にスーパーアリーナ行ってるよって言ってた記憶があります」
須田・橋本「アッハッハ(笑)」
須田「あ~スーパーアリーナ行きましたね。エビ中見に」
宮田「エビ中か(笑)だから、そうなんだ~と思って。そのなんか、ちょっと、じゃあこのまま行こうかなって言う気持ちになったきっかけではありますね」
須田「へえ~!」
橋本「なるほどね」
宮田「だからなんか、僕のイメージでは、須田さんはアイドル好きなんだなっていうがあって(笑)」
須田「あ~はいはいはい」
宮田「そのイメージが強かったすね」
須田「そん時はすごいハマってて、エビ中がほんとに好きやって。でもその一番推してた子が最後卒業して、その時は1日だけ有休をとって日帰りで武道館まで行って」
宮田・橋本「え~~!」
須田「夜行バスで泣きながら帰ってくるっていう(笑)」
宮田「アッハッハッハ(笑)」
須田「そこでちょっと燃え尽きてしまって、そこからは全然なんかあんまり特定のグループにめっちゃハマるのは無くなってしまった」

-- 静岡での初対バンと珍騒動

宮田「そうなんすね~。次にちゃんと対バンしたのが、多分静岡っすよね」
橋本「あ~ヘルシンキもいた日?」
宮田「ヘルシンキも一緒だった時。東京でなかなか対バンする機会がなくて」
須田「稲葉のちんちん見た日か!」
全員「アッハッハッハ(笑)」
橋本「いるかを出してた気がするわ~。そっちに気を取られてあんまりその日のThe Whoopsのことは覚えてない?」
宮田「アッハッハ(笑)負けてたか~(笑)」
須田「多分初めて会った日もねKYARAの打ち上げで安藤さんもちんちん出してたね」
橋本「アッハッハッハ(笑)」
宮田「あ~そうかも」
須田「そん時対バンも何人かちんちん出してた」
橋本「アッハッハッハ(笑)」
宮田「まあよくある話っすね。最近は減ったかもしれないっすけど(笑)」
橋本「コンプラ的にね」
宮田「安藤さんはね、打ち上げが終わるとズボンが破かれてるって感じの打ち上げをずっとやってたから」
須田「ずっと座って、下なんも履いてない状態で普通にスピリタス飲んでたからね」
宮田・橋本「アッハッハッハ(笑)」
須田「めちゃくちゃ面白い。なんなんこの人?!って思ってたからね」
橋本「その印象はやべえな(笑)じゃあもうちんちんが出ないように、対バンするしかないですね」
宮田「たしかに過去の対バンの二分の一くらい出してますね」
橋本「宮田は出さないの?」
宮田「僕は…わかんないですけど、KYARAで普通に遊びに行って、たまたま打ち上げ会場横切った時に出されたことはあります」
橋本「出された?(笑)」
宮田「流れで脱がされた(笑)全然関係ないのに(笑)」
須田「KYARAってひどいところですね」
宮田「だいぶ落ち着きましたよね」
須田「ナードマグネット一同ね、KYARA大好きやからね。安藤さんが大好きやからね」
橋本「今後ちんちん出す予定とかは?」
宮田「出す予定別にないっす。予定立てて出してる人あんまいないっすよ、みんな衝動的に出してるから」
須田「ああいうのって衝動が大事じゃないすか」
宮田「大事っすね。僕に至っては他人の衝動で脱がされてますからね。自分の衝動ではないから(笑)」
須田「ウオ―――!!!って(笑)」
宮田「え~?って(笑)流れだからしゃあないとはいえ」
橋本「なんの話かあんまわかんなかったっすね(笑)」
宮田「次が新潟とかでしたっけ?」
須田「新潟か。対バンってそんな回数やってないんか」
宮田「たしかに」
須田「静岡と新潟でやって、で俺らのツアーでやって」
宮田「そうっすね去年高崎でやらせてもらって」
橋本「外側から見てたらすごい、親和性というかね、あるような気がするよね」
宮田「それはね非常にありがたい話で、ナード大好きなお客さんが僕らを好きになってくれて、すごくそこに救われている感じはありますね」
須田「親和性は絶対ある」
宮田「ありがたいです。めっちゃ嬉しい…!」
須田「音楽的にも」
宮田「いやなんか普通に、めっちゃ嬉しいっすね…」
橋本「こっから俺が落としてくから。ガンガンに落としてくから」
宮田・須田「アッハッハッハ(笑)」

──同じ日にフルアルバムをリリース

-- The Whoopsのレコーディング時の超過密スケジュール

橋本「まあ今回ね、6月12日にね、お互い同じ日にリリースがあったと思うんですけど、これは別に合わせてとかいうわけではなく?」
宮田・須田「どうなんすかね?(笑)」
須田「俺らは別にね、俺らが決めることじゃないから(笑)びっくりしたけどね。え?The Whoopsも同じ日なん?って。なかなか同じレーベル、同じ傘下でぶつけてくることってないから」
宮田「たしかに。僕ら誰もスケジュール管理できないんすよ。バンドも関わってる人間も誰もスケジュール管理できなくて、いつまでに何曲録らなきゃいけないみたいなのが、遠征とかが決まった後に明らかになってくるんで(笑)全然、大阪とか名古屋とか行ってる場合じゃねえみたいな感じで。何とか間に合う日程で決まってのが6月12日だったんです」
橋本「へえ~」
宮田「ほんとはもう1ヵ月早い話もあったんですけど、さすがにちょっと録り終わんねえかなっていうのはあって」
須田「あ、そうなんや。けっこうじゃあ大急ぎで作った感じなんや」
宮田「超タイトでしたね。3月31日の深夜とかまで録ってて、朝5時まで歌入れして、昼の1時からマスタリングっすよ」
須田「え~?!」
宮田「その間、エンジニアの人にミックスしてもらって(笑)」
橋本「いや~それダメだよ~」
宮田「ほんとにやばかったっすよ(笑)だからもう、エンジニアさんにめっちゃ無理言って。龍ちゃん※①と会話してて、『4月1週目まで大丈夫っす!』って言ってたから、『ちょっと間に合わないから1週目にしていい?』って言ったら、『いや、3月完パケでお願いします!』って言われたから、やべえ!ってなって(笑)なんとかその人のおかげで滑り込みで」
須田「すごいわ~」
橋本「苦労して作ったんだね」
須田「ミックスってそんなすぐやるもんじゃないと思う(笑)」
橋本「そうね(笑)一回寝かせたいすね」
須田「俺らめちゃくちゃ時間かかったよ」
宮田「ですよね。だからある程度、オケは録れてたんで歌入れだけだったんすね。3曲くらい。だから歌の感触だけいい感じにまとまればってかんじで。結果出来て良かったんすけど、僕ら過去のCDほとんどその人に録ってもらってて」
須田「そうなんや」
宮田「その人がいなかったらもう、続けられてないレベルで。何とかやってもらってるっす」
橋本「まあさすがに今回の件でね、離れると思うけど」
須田「あははは(笑)」
宮田「それは思ってないけど(笑)逆にちゃんと返していきたい」
須田「向こうがでも」
宮田「あ、逆に向こうから?」
橋本「そうそう」
須田「向こうから「こんなしんどい思いはしたくない」
って」
宮田「それはもう、我々がちゃんとするしかない」

-- ナードマグネットのレコーディングエンジニアとの関係

橋本「まあちょっとね、中身の話になってきたところで、そっちの話をしていきたいと思うんですけどね。レコーディングするにあたって特に重視してる点というか。例えばミックスを重点的にだとか、ボーカルの質感を特に大事にしたとか、いろいろあると思うんですけど何か重視してる点はありますか?」
宮田「須田さんのめっちゃ気になりますね。ミックスどういうポイントでとか。なんかそのアルバム聴いてて、めっちゃこう…遊んでる感があるというか、どこまで自分たちで意図してやってるのかなとかすごく思いますね」
須田「あのね、あんまり注文つけてなくって。俺らもずっと同じ人とやってて、藤井※②が入ってからの楽曲は全部大阪の榎本さんっていう個人のエンジニアさんと一緒にやってる。ほんまに個人経営のちっちゃいスタジオで、そこに機材持ってって録ってみたいな感じで。結構向こうもやりたいこと分かってくれてて」
橋本「良いっすね」
須田「前のアルバムを録る前に、『須田さんが影響を受けたバンドとか全部教えてください全部聴きます』つって。ほんまに全部聴いてくれて」
宮田「すごい。めっちゃいいっすね」
須田「その上で俺らはバーっと録音だけして、でラフミックスを上げてきてくれんねんけど、『この感じは、僕的にはJIMMY EAT WORLDのあのアルバムを意識しました』とか言ってくれて、あ!そうっすそうっす!それでいいです!みたいな(笑)」
橋本「あ、向こうから言ってくるんだ。すごいっすね~」
須田「今回もほんとに、例えばあの思いっきりNIRVANAを引用してるところがあるんやけど、そこのドラムのハットの感じとかも、あれは完全に向こうのフレーズでこれはもうこうでしょって向こうに寄せてくれたっていう」
橋本「一瞬別の曲始まったかと(笑)」
宮田「そうそう」
橋本「いや~良い遊び心でした」
須田「ほんまに、もう意図を理解してくれてるから、あんまりもう言う事がないというか。その上でちょっと、これボーカルもうちょっと引っ込めた方がいいんちゃうかとかそういうことをちょっと付けて」
橋本「微調整というか」
須田「本当に微調整ってくらい」

-- The Whoopsのレコーディング方法

橋本「信頼関係の賜物っすね。それを受けて宮田はどうですか?」
宮田「そうっすね…確かに、そう言われると我々結構ぶん投げてしまっている所があって。難しいのは、3人じゃないすか。でも本当は本来ある編成のみの音だけで成立したらいいんすけど、やっぱ音源はちょっと物足りなくて。ギターを重ねたりとかしてくると、それがめちゃくちゃめんどくさくて。ほんとにレコーディングの時だけメンバーもう一人入れたいと思いますね」
橋本「なるほど」
宮田「いつも3人「せーの」
で録って、で、もうリズム隊そこで終了。僕だけギター録りするターンになって」
須田「ギターベースドラムは全部一緒に?」
宮田「全部一緒ですね」
須田「そうなんや」
宮田「なんかその、僕らもある程度これはこういう感じでやりたいですみたいなのは伝えて、それはもうその通りに作ってもらったりするんですけど、『東京メトロ』録った時にすごい段取りが最悪で(笑)これTHISTIMEでやるって決まる前にオケを録ってたんですけど、抑えてたスタジオが出来立てほやほやで全然機材もなんもない感じだったんすよね。機材も持ち込んで、まずはセッティングで5時間くらいかかってるんですよ(笑)朝10時集合したのに録り始め15時みたいな(笑)で、めっちゃ録るんす。頑張って録るんすけど結局2曲録ろうって言って1曲しかオケ録り終わんなかったって感じで(笑)で、薫くんと飲もうみたいな話になってたんすよね」
橋本「あ~はいはい」
宮田「で、tetoのさとしさんとか近くにいるから飲もうよって言ってたんですけどそれも間に合わなくって、結局深夜2時とかに帰って。あとで聞いたら、ベースとギターのピッチが全然合ってなくって」
橋本・須田「アッハッハ(笑)」
宮田「なんでだ?ってなって(笑)二人ともチューニングして、演奏して何の違和感もないのに、なんでこんなに音が気持ち悪いんだって言ってて。そしたら、二人ともチューナーの設定のなんとかヘルツってところが互いに5ずつ上5ずつ下みたいになってて。もう初歩の初歩で超躓いてて(笑)それもエンジニアさんが修正とかして、ベースにピッチ修正とかをして(笑)」
橋本・須田「あははは(笑)」
宮田「無理矢理直してくれて。なんとかもう、力業で録りましたね。まあ結果良かったのが、クリックなしで3人全員で録って、前半から後半にかけてのテンポの上がり方がライブでやってる時の熱量で録れたから、エンジニアの人には悪かったんですけどそれはめっちゃ良かったっすね」
橋本「結果良かったんだね」
須田「録り方は一緒なの?3人でいっせーのでバーって、クリックも聞かずに」
宮田「あーでも曲によりますね。最近はどの曲もクリック聞くようになりましたけど、でも3人せーのは絶対やりますね」
橋本「へえ~すごいねぇ上手だねぇ」
宮田「なんかその方が終わるのが早いから(笑)」
須田「そりゃそやね(笑)でもそれで早いのは上手いからやから。うち絶対無理やもん」
宮田「マジすか?」
須田「絶対無理。絶対に無理」
宮田「そうなんすか~。でもあれですね、2人が上手くなりましたね」
橋本「上手くなったよね~」
宮田「森ちゃん※③は器用貧乏だから、大体なんかできちゃう。あの人あんま練習しないんだけど」
橋本「しなそ~(笑)」
橋本「インタビューの途中ですがちょっと!」
全員「乾杯~!」


──レーベルとキャラクター

-- レーベル「THISTIME」の魅力

橋本「ちょっと話変えてみますか。じゃあレーベルの話をね。THISTIME RECORDS、HUNGRY OVER RECORDSとか、THISTIME傘下だとか、そういうのがどこまでのお客さんに伝わっているのかが僕もまだわからないんですけど。レーベル同士の関係性とか教えてもらえると」
宮田「あんまわかんないですけど(笑)結局みんなTHISTIMEっていう枠の中で見てくれてるから、そこはなんかすごい良いなって思いますね。レーベルっていうチーム感はあるのかなって」
橋本「The Whoopsは多分THISTIMEに押し掛ける形で入ったと思うんですけど」
宮田「そんな感じではある(笑)」
橋本「THISTIMEの魅力とかってありますか?」
須田「頭おかしいところじゃないすか?」
宮田「あ~頭はおかしいっすね。サウクル(下北沢SOUND CRUISING)のタイテとか」
橋本「『頭おかしいから、入った』みたいな?『俺もキチガイだし~』って」
宮田「自称キチガイが一番つまんないわ」
須田「アッハッハ(笑)」
宮田「でもやっぱ、なんだろうね。ナードマグネットのお店周りのキャンペーンとか面白いじゃないですか。あれを良しとするレーベルってないっすよね」
橋本「確かにね。普通ないよね」
須田「こんなTシャツも作られへん ※④」
橋本「作っても着させないよね(笑)キャンペーンはねナードはすごく面白いことをやってて、今回もリリースにあわせて東名阪と面白いことやってて、The Whoopsは今回どんなキャンペーンを?」
宮田「そうか…完全にぬかってたよ龍ちゃん!俺らもやんなきゃだよ!」
橋本「キチガイの憧れて、ねえ…」
宮田「なんでキチガイなんだよ、一番ダサいだろ」
須田「アッハッハッハ(笑)」
宮田「めちゃくちゃダサい。変なことやりたかったとしても言わないでしょ」

-- メンバーに催眠術師加入

須田「でもThe Whoopsこそね、なんかそういうね、無茶苦茶なことをやるべきやったと思う。だって、催眠術師入れてライブしたのなんか…(笑)※⑤あれはほんとに面白かった」
宮田「(橋本)来てましたからね」
須田「来てたんや」
橋本「かかりました、ガッツリかかりました。tetoの山ちゃんと一緒に見に行って、山ちゃんはなんか腕が固まっちゃうみたいなやつで、俺ダメだった見たいな感じで僕の方見たら僕めっちゃ固まってて(笑)解けないわ~つってずっと前の方見てました(笑)今まで見てきた僕で一番ダサかった」
宮田「『そろそろやめよ~』って、やめようと思っても戻んない(笑)」
橋本「僕ガッツリかかりましたね」
須田「うわ~俺もかかりそう」
宮田「僕、薫くんのことめっちゃひねくれた人だと思ってたんですけど、その日からほんとにピュアな人なんだなって思いました」
須田・橋本「あははは(笑)」
宮田「あれはめっちゃおもろかったっすね本当。特典で動画を作ったんすけど、見たお客さんが全員『やばいっすあれ』みたいな感じで言ってきてくれて、良かったですね」
橋本「キチガイですね…」
宮田「水差さないで(笑)」
須田「The Whoopsってさ、こっちに入る前からも自分ら発信でめちゃめちゃ面白いことやってる人やなって、あの外人探す企画とかさ」
橋本「たしかに」
須田「あの竹下通りのアー写めちゃくちゃ面白いし」
宮田「あれ浅草浅草!」
須田「あ、浅草か!あ、せやあの浅草のやつを俺らも竹下通りで真似しようとして、上手くいかなかったんや」
橋本「お互いがインスパイアしたということで」
須田「そういうイメージある。でも曲聴いたらめっちゃ良い曲普通にちゃんとやってるから」
橋本「確かにそのバランスはいいですよね。なんか色物じゃないというか、曲ちゃんとしてるから」
宮田「乖離し過ぎたかなと思いました。やってることと歌ってることが(笑)」
須田「でもいいんじゃない?だって良い曲作るだけ、めっちゃ良い曲作るけど広がらへんみたいなこともあるし。それで無理くり広げて聴いてみようと思って聴いたらめっちゃ良かったみたいなのは理想かなと思って。」
宮田「たしかに」

-- 音楽と関係ないところでバズった話

須田「俺今だってあれよ。それこそ3年前の火事の時にめちゃくちゃ有名になって、でもTwitterで検索してみたら『火事の人のバンド聴いてみたら結構良かった』とか。福岡にライブしに行ったら、『火事の時に初めて知って今日初めてライブ見に来ました!』みたいな、それきっかけで『聴いてみたら良かった』みたいなのも良いかなって。だからやっぱ入り口はいろいろ用意してあげた方がね、最終的にめちゃめちゃ良い曲を用意して待ってますよっていうスタンスで良いんじゃないかなって」
橋本「うんうん」
宮田「僕、最近やりすぎてんじゃねーのかなって感じしてて。ちょっと考えてたんですけど、このまま行こうかな」
須田「多分そこは何か、すごい似てる気がする。スタンスが」
橋本「どっちも自分たちが楽しいからやってるって感じがあるから、すごい好意的に見えるというか」
宮田「始めは森ちゃんが浮気された時のやつかな」
須田「あ~そうか」
橋本「あれは壮絶ですね」
宮田「森ちゃんの浮気のやつ※⑥から来ましたみたいな人めっちゃ多かったですね、コメントとかも。僕よりフォロワー増えましたからね、一夜にして」
橋本「今でも森ちゃんの方が多いの?」
宮田「いや、それを僕が『結婚しました』のツイートから巻き返しましたね」
橋本「お~」
宮田「そっから、今詰め寄られてる」
須田・橋本「あははは(笑)」
宮田「最近追いついて来たんすよ~みたいなことを森ちゃん言ってくる。『私まだ結婚ってカード残ってるんで』って(笑)」
須田「森ちゃん結婚は強いな~!」
橋本「強いな~」

-- 結婚したことを公表すること、宮田ロス/須田ロス

須田「結婚を早い段階で公表してたけど、公表することによって影響ってあったの?フォロワーが増えたのは増えたと思うけど、その後にとか」
宮田「まずびっくりするくらいに拡散してもらって、それは嬉しかったんですけど、マジで宮田ロス0でしたね」
須田「アッハッハッハ(笑)」
宮田「マジでびっくりするくらい。一番古参のファンの子、いろんな遠征とかも来てくれる女の子が自分のことのように嬉しいですってお祝いくれて、なんて不健全なバンドなんだろうと思いましたね」
須田「いや健全でしょ!」
宮田「いやもう、そこまでいったら逆に不健全だなって(笑)」
須田「逆に?いや、実際さ、彼女できたとか彼女がいるみたいなことを公言したことによって、動員がめちゃくちゃ減ったとか聞くから」
宮田「あ~やっぱそうなんすね」
須田「でそういうの聞くたびに『きっしょ!』って思うから」
宮田・橋本「あははは(笑)」
須田「インディーズシーンきっしょ!と思うから」
宮田「闇来た!」
須田「なんで?って。それで減るのきしょいやん。付き合えると思ってたんかと」
宮田「まあそうなんですよね」
須田「それでさ、宮田が既婚者感をめっちゃ出してるやんか、奥さんのこととかもツイートしたりするやんか。でもそれで動員に影響しない訳でしょ?」
宮田「全然です」
須田「それは良い事やんね」
宮田「まあたしかに。逆にどうなんだって思う時はありますけどね(笑)今のバランスって、僕が既婚者で、浮気された女がいて、童貞の3ピースだから、この三角はやばいなと思って」
須田「バランスがいいですね~たしかにね」
宮田「そんなヒエラルキーがあるんだなっていう」
須田「童貞と、浮気された女と、フロントマンが既婚者(笑)曲書いて歌ってるやつが一番安定してるってすごいな(笑)」
宮田「ありえないっすよね(笑)でも奥さんたまにライブ来てくれるんすけど、なんか森ちゃんの前に女の子が集まって、僕の前におじさんが集まってって(笑)」
須田「それはやっぱ健全っすよ」
宮田「嬉しいっすけどね」
須田「女の子は女の子に憧れてほしいって思うし」
宮田「うんうん。須田ロスって絶対あると思うんですよね僕」
須田「あるかな~」
宮田「須田ロス絶対あるでしょ」
橋本「それはあるね。結婚を仮にしたとしたら公表します?」
須田「どうしたらいいんかな~と思って。俺はでも普通にしたい、結婚とか別にねぇ、結婚はいいやん。」
宮田「あ~彼女とか言うよりはね」
須田「なんか、彼女の段階でそんなワーワー自分から言うのってそれはそれで気持ち悪いし、ちゃんと結婚しましたこの人と共に歩んでいきますみたいなのは言っていいんじゃないかなって俺は思ってるけど。」
宮田「僕は結構、須田さんが公表したらすごいワッて胸に来るものがありますけど、須田ロスは絶対ありますね」
須田「でも俺、火事の家に今も住んでんねんけどさ、あんなんニュース調べたら俺の家なんてすぐ特定できるやん」
橋本「あ~たしかに(笑)」
須田「それによる不具合って3年間何も生じてないから」
宮田「あ、そうなんすね」
須田「銀杏の峯田さんとかはさ、帰ったら知らん奴が家にいたみたいな」
橋本「あ~ありましたね」
宮田「怖いっすね」
須田「カリスマはそういうのがあるんですよ。平和、この界隈は」
宮田「うちの通販、自分で全部発送してるんすけど、それの納品書も全部俺の住所だし」
須田「あははは(笑)」
橋本「インディーズあるあるね」
宮田「そうそう」
橋本「うちも稲葉んちだから」
宮田「ヘルシンキのサイト見て、ヘルシンキどうやってるんだろう?と思ったら稲葉の住所が載っているから、あ、メンバーの住所で意外と大丈夫なんだと思って(笑)」

-- フープスYoutuberになるべき説

橋本「さっきThe Whoopsのヒエラルキーの話になりましたけど、僕すごいThe Whoopsをプロデュースしたい欲が昔からすごい強くて。最近思ってるのは、The Whoopsはユーチューバーになった方が良いんじゃないかと思ってて。結構リアルに。楽曲はすごいポップでキャッチ―で普遍性のあるものなんで。もうガチで小学生とか対象にユーチューバーとして活動して、時々楽曲を挟むみたいな」
宮田「なるほどね(笑)」
橋本「ガチでやったら結構売れんじゃねーかなって」
宮田「誰がメインなの?その、ユーチューバーやるとしたら」
橋本「いや、なんか3人のバランスというか、森ちゃんを立てたいって言うからなおさらあると思うし、でもその3人のバランスが子供たちに受け入れられるんじゃないかなって。まあそれが幸せかどうかは知らんけど」
宮田「全然我々はもう何でもやりたいっす。でも意外とね、森ちゃんと須永くん※⑦本当にすべりたくない人だから。ちょっとでも寒いにおいがするとね、もう急に」
橋本「あ~なるほどね」
須田「森ちゃんのあのスキルはやっぱり、本当に思いっきり活かしたい」
宮田「そうですよね。これ、森ちゃん的には公表しないらしいんですけど、普通にアマチュアのお笑いコンテストに出るっていう」
須田「え~!」
宮田「7月に。ほんとにガチでやるから、出た後に言うみたいな(笑)」
橋本「笑いにストイック」
宮田「バンドの宣伝だとか、そういう風に捉えられたくないから、マジで出るって。ただM-1の相方が今見つかってないって言ってて(笑)」
橋本「そっちの計画はすげー立ってる(笑)」
須田「相方須永にしたらええやん」
宮田「相方須永は…でも、須永くんはライブ中でも喋んないっす。究極の内弁慶だから、人前で喋んないっす」
橋本「ダメだね」
宮田「でも、僕の弟を相方に誘おうと思ってるって(笑)」
橋本「あ~、悪くないね」
宮田「多分、なんとかできそうな感じはするんすけど。一応僕はその最終候補として残ってるらしくて、でもできれば女性と組みたいって言ってますね」
橋本「芸風どんな感じなんだろ」
宮田「芸風はね、なんつってたかな…」
橋本「Aマッソ的な?」
宮田「森ちゃんAマッソ好きだから。でもやっぱね、ちゃんとボケとして活躍したいって言ってたよ」
橋本「一応音楽のインタビューだから(笑)タワレコのアレだから」
宮田「ただその、ツッコミのワードが強い漫才をしたいと。シンプルにつっこむことができるかなとか、霜降り明星とか千鳥みたいな、ツッコミでひとつポイントをね、持ってる感じの漫才をしたいと」
須田「めちゃめちゃちゃんと考えてるやん」
宮田「森ちゃんはいいんです、フリースタイルでいてくれれば。もっとちゃんと森ちゃんがメディアに立つ場面でいれるっていう意味ではすごいYouTubeってのはいいですね」
須田「うん、めっちゃいいと思う」
橋本「でもユーチューバーやらないんだったら、むしろ森ちゃん立てるより宮田がどんどん目立つ方向を考えた方がいい」
宮田「たしかにね」
橋本「結局ボーカルなんで」
宮田「メンバーが誰も写真撮んない。俺しか写真撮んないから俺の露出が一番少ない。トレーラーも僕が作るんすよ。でも僕が出てくる場面が全然ない(笑)僕が撮った素材しかないから、メンバーがふざけてる画しか出てこない」
橋本「たいていこう、8割型素材だから僕(Helsinki Lambda Club ボーカル)」
宮田「それはもう、そういうポジションがね」
橋本「たいてい素材だね」
宮田「チームナードマグネット良くないですか?」
橋本「たしかに、そこはめちゃくちゃバランス良いね」
宮田「スタッフでありつつメンバーじゃないですか。で、ちゃんとこうプロモーションをチーム全体でかけてくみたいなのがあるから、やっぱそれめっちゃ羨ましいっすね。チームThe Whoops作りたいっすね。あと運転をしてもらいたい(笑)」
須田「歌う人は温存しておきたいよね、体力をね」
橋本「須田さんは運転しないですか?」
須田「最近はもうね、おかげさまでやってもらえてるんで、車で寝てます。なんかもう無理、体がついていかない」
橋本「そうっすよね」
須田「昨日マジで最後の曲で倒れそうになってた。白目剥きそうになってた」
橋本「昨日のライブもめっちゃ良かったっすね。こんな何十回も見てるのにまた泣きそうになって(笑)」
宮田「いいな、めっちゃいい」
橋本「もはやファン」
宮田「新潟でナード見てた時に、終わった後に森ちゃんが「バンドはこうあるものやな!」
って言ってて(笑)」
全員「アッハッハッハ(笑)」
宮田「結構な声量で言ってて、ちょっと恥ずかしかったんですけど」
橋本「でもその気持ちはわかるな」
宮田「全体に対して言うボケじゃなくて僕に対して言うボケだったのに結構声が通っちゃったから(笑)」
須田「振り向いたら森ちゃんやったみたいな」

──お互いの性感帯

橋本「じゃあ次のコーナーに、じゃあ性感当て対決」
須田「いきなり?!いきなりそれか~」
橋本「なんかお互い、弄り合ってください」
須田「あ、ほんまに当てるの?(笑)」
宮田「あははは(笑)」
橋本「じゃあやりますか」
宮田「先輩なんでちょっと恐れ多いですね(笑)」
橋本「じゃあ口頭で」
宮田「須田さんむずいな…乳首じゃないすか?」
須田「そうすね」
橋本「あははは(笑)」
宮田「乳首が性感帯じゃないやつなんていないっすよ」
橋本「お~。じゃあ須田さん当ててください」
須田「(宮田さんを見る)」
橋本「めっちゃ見てる(笑)」
宮田「見てわかります?」
須田「首」
宮田・橋本「あ~」
全員「(笑)」
宮田「首はそうでもないっすね」
須田「耳」
宮田「あ~耳もね…」
須田「あ~違う?乳首?」
宮田「乳首はもう、大前提なので。人類みんなそうだと思ってるので」
須田「乳首はまあそうですよね」
橋本「手首手首」
宮田「いや、そんなコアなとこじゃないです」
須田「手首?手首か…。でも俺割とね、どこ触られても気持ちいいっす」
橋本「ありがとうございます。宮田は?」
宮田「掘るね。この話題だけ積極的に掘るね」
橋本「いやなんか、そこまで来たら気になるなと思って」
宮田「太ももかな?」
橋本「ありがとうございました」
宮田「この話必要だった?(笑)」
橋本「書いてあったから」
宮田「やだよ話題として(笑)」
須田「事前にもらったやつの一番最後くらいのやつやで」
宮田「あはは(笑)」

後編はこちら>>

脚注
※① 龍ノ平HUNGRY OVER RECORDSレーベルヘッド
※②藤井 ナードマグネットGt,Cho担当
※③The Whoops Ba担当
※④ヴィレッジヴァンガードの商品で、須田の実際免許写真がTシャツになっている
※⑤ The Whoopsが催眠術師 夢幻颯人を新メンバーに迎えて自主企画を開催。同日脱退
※⑥モリナンデス事件 ベースの森が彼氏に浮気された現場をツイッターにて中継した
※⑦The Whoops Dr担当
※⑧藤澤 THISTIME代表

LIVE INFORMATION

ナードマグネット

ナードマグネット
「だいそうさくツアー」
宮城 9/22(日) 仙台enn 3rd
埼玉 9/23(祝月) 北浦和KYARA
北海道 9/28(土) 札幌SPIRITUAL LOUNGE
愛知 10/6(日) 名古屋R.A.D (SOLD OUT)
福岡 10/19(土) 福岡graf
岡山 10/22(祝火) 岡山ペパーランド
大阪 11/3(日) 心斎橋BIGCAT

詳細は
http://nerd-magnet.com

Whoops

The Whoops
「遅れてた Time Machine TOUR」
ツアーファイナル
9/20(金) 下北沢BASEMENTBAR(※ワンマン)
OPEN 19:00 START 19:30
前売り¥2800(+1D) 当日¥3300(+1D)

詳細は
https://whooop.jp/

タグ : J-インディーズ

掲載: 2019年09月13日 20:00