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The Good, The Bad & The Queen(ザ・グッド・ザ・バッド・アンド・ザ・クイーン)アルバム『Merrie Land』がボックス・セットで登場

The Good, The Bad & The Queen(ザ・グッド・ザ・バッド・アンド・ザ・クイーン)アルバム『Merrie Land』ボックス・セット

ブラー/ゴリラズのデーモン・アルバーン、ザ・クラッシュのポール・シムノン、ザ・ヴァーヴのサイモン・トング、ドラマーのトニー・アレンからなるザ・グッド、ザ・バッド・アンド・ザ・クイーン。2007年にセルフ・タイトルのアルバムをリリースした彼らだが、約11年振りに再始動を宣言のは昨年のこと。2018年11月にリリースされたその彼らのセカンド・アルバム『MERRIE LAND』のデラックス・ボックス・ヴァージョンが登場する。

今回リリースとなデラックス・ボックス・ヴァージョンには、オリジナル・アルバムのCDはもちろん、アルバムの重量盤グリーン・ヴァイナル、さらにCDと楽譜、歌詞にアートワークなどアルバムをより深く知るためのコンテンツが満載のA4サイズのハードカバーブック・パッケージには、ポストカードやアート・プリントなども封入されている。

音楽的ストーリーテラー4人が集まったザ・グッド、ザ・バッド・アンド・ザ・クイーン。彼らが新設したレーベル、Studio13からリリースされる本作のプロデュースを手掛けるのは、デヴィッド・ボウイなどで知られるトニー・ヴィスコンティとバンド自身。アルバムに収録されている楽曲は、UKがEU離脱しようとしている今の時代に、“しぶしぶお別れの手紙を書きながら、2018年の英国らしさを見詰め、また思索した”作品だという。

バンド曰く、本作『MERRIE LAND』は、ザ・グッド、ザ・バッド・アンド・ザ・クイーンのファースト・アルバムでテーマとしていたロンドンを超えたところに焦点を当てているという。すなわち、それは一つの関係が終わりつつある中、アングロサクソン優位主義の危機に瀕している現代英国を救う術を模索する、美しく、希望に満ちた 讃歌なのだ。過去と現在を共存させる彼らの創造性や、それぞれの音楽的功績を考えれば、現代生活における期待感や不透明感、混乱を表現できるバンドは彼らをおいて他にはいないかも知れない。

UKのEU離脱が延期になった今、改めて聴きたい1枚。それが本作『MERRIE LAND』。アルバムにこめられた想いをより深く理解できるボックス・セットの登場である。


【収録曲】
CD
01. Merrie Land
02. Gun to the Head
03. Nineteen Seventeen
04. The Great Fire
05. Lady Boston
06. Drifters & Trawlers
07. The Truce of Twilight
08. Ribbons
09. The Last Man to Leave
10. The Poison Tree

LP
SIDE A
01. Merrie Land
02. Gun to the Head
03. Nineteen Seventeen
04. The Great Fire
05. Lady Boston

SIDE B
01. Drifters & Trawlers
02. The Truce of Twilight
03. Ribbons
04. The Last Man to Leave
05. The Poison Tree

タグ : UK/US INDIE

掲載: 2019年11月25日 09:59