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WEEKEND JAZZ ~週末ジャズ名盤探訪 Vol.84

タグ : WEEKEND JAZZ

掲載: 2020年07月03日 10:00

デクスター・ゴードン『ゴー!』(1962)

DG

デクスター・ゴードン(ts)
ソニー・クラーク(p)
ブッチ・ウォーレン(b)
ビリー・ヒギンズ(ds)

1962年8月27日、ニュージャージーにて録音

曲目:
01.チーズ・ケイク
02.アイ・ゲス・アイル・ハング・マイ・ティアーズ・アウト・トゥ・ドライ
03.セカンド・バルコニー・ジャンプ
04.ラヴ・フォー・セール
05.ホエア・アー・ユー
06.スリー・オクロック・イン・ザ・モーニング

【アルバム紹介】
1.明快でストレートなブロウが特徴のテナーマン、デクスター・ゴードンの傑作
2.ブルーノート・レーベルでの4作目
3.ソニー・クラークのトリオをバックにしたワン・ホーン・カルテット編成

前回ご紹介の孤高で独創的なテナー・サックス奏者チャールス・ロイドとはうってかわり、明快なまでにストレートなブロウが特徴のテナーマン、デクスター・ゴードン(愛称デックス)の傑作のひとつが本作になります。

数々のリーダー作を出しているプレイヤーですが、60年代の前半にはブルーノート・レーベルで多くの傑作を発表しており、そこでの4作目にあたります。
先輩格のテナー・ジャイアント、レスター・ヤングの影響を受けたと思われるジェントルなトーンから、エモーショナルなフレージングまで自在なデックスの魅力がいっぱいつまったワン・ホーン・カルテットの人気盤です。アルバム・タイトルもスパッと短く、印象に残ります。

楽曲はデクスター・ゴードンのオリジナル曲で、オシャレなタイトルの“チーズ・ケイク”で始まり、その他はジャズ・スタンダード曲がメインで、スイング・ナンバーからバラードまで、さまざまな曲調で貫禄のテナーを堪能できます。
バックにはピアノが天才ソニー・クラーク、ベースはブッチ・ウォーレン、そしてドラマーにはフレキシブルなプレイで知られるビリー・ヒギンズが参加。

【スタッフのつぶやき:この1曲を必ず聴いて下さい】
“大人の男の優しさ”が漂うバラード“アイ・ゲス・アイル・ハング・マイ・ティアーズ・アウト・トゥ・ドライ”。

デックスのテナーは“大人の男の優しさ”といった形容が似合う、渋さに満ち溢れています。
このバラードはスタンダード曲ではありますが、ジャズ・ヴォーカルで聴かれることが多く、トーチ・ソング(失恋の歌)で知られている1曲です。
イントロからやや低音域のテナーで導入のフレージングが提示されたあと、上昇音階によるメロディに続いてテーマを朗々を吹いてゆきます。表情豊かで、しかもジェントリーなトーンによるゆったりしたブロウがリラックスした空気を漂わせ、聴く者をドリーミーなムードへと誘いこみます。
デックスのソロは終始落ち着いて展開され、続くソニー・クラークのピアノ・ソロの後、テーマに戻り、シンバルの長いシズリング音とともに静かに曲を終えます。
本作は曲によって部分部分、ウィットに飛んだ演出が多く、3曲目“セカンド・バルコニー・ジャンプ”の最後のキメ、6曲目の“スリー・オクロック・イン・ザ・モーニング”のイントロ&アウトロは授業のチャイムの「キンコン、カンコン、コンカン、キンコン」を模した演奏、そんなところも聴きどころになっています。

SHM-CD国内盤(一般普及盤)

 

輸入盤CD