ブワシュチク&シレジアン・フィル~グレツキ最晩年の大作オラトリオ“サンクトゥス・アダルベルトゥス”
グレツキ最晩年の荘厳なる大作。
オラトリオ《サンクトゥス・アダルベルトゥス》!
「悲歌のシンフォニー」でセンセーションを巻き起こしたグレツキが、プラハの聖アダルベルトの殉教1000周年を記念すべく1997年に作曲した荘厳なオラトリオ。
当初は教皇ヨハネ・パウロ二世のポーランドへの巡礼中に初演が行われる予定となっていたものの、作曲者グレツキが病に倒れたことにより実現しませんでした。
その後、息子のミコワイ・グレツキが父のアーカイヴの中からオラトリオのマニュスクリプトを発見し、グレツキの死去から5年後の2015年11月4日に、ICEクラクフ・コングレスセンターの創立70周年を記念したガラ・コンサートで初演されたというエピソードを持っています。
兵庫県立芸術文化センターの開館15周年記念公演「ラ・ボエーム」(2022年へ延期予定)への出演が決まっていたソプラノのエヴァ・トラーチュや、実績十分のバリトン、スタニスワフ・クフリュクの存在感も見逃せないポイントです。
(東京エムプラス)
【曲目】
グレツキ:ソプラノ、バリトン、混声合唱とオーケストラのためのオラトリオ《サンクトゥス・アダルベルトゥス》 Op.71
【演奏】
エヴァ・トラーチュ(ソプラノ)
スタニスワフ・クフリュク(バリトン)
シレジアン・フィルハーモニー交響楽団&合唱団
ミロスワフ・ヤチェック・ブワシュチク(指揮)
スワヴォミール・ホラント(語り)
【録音】
2019年11月27日-29日
ヘンリク・ミコワイ・グレツキ・シレジアン・フィルハーモニー・コンサート・ホール(ポーランド)
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2020年07月07日 00:00