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CPO レーベル~2020年11月発売新譜情報(7タイトル)

弦楽のためのイギリス音楽集第1集

知られざる名曲の発掘、古楽から現代まで幅広く揃えたコレクション、高品質の録音で人気を誇るドイツのCPOレーベル。知られざる名曲の発掘、古楽から現代まで幅広く揃えたコレクション、高品質の録音で人気を誇るドイツのCPOレーベル。

今回はCPOレーベルの新シリーズ「弦楽のためのイギリス音楽集」が始動。第1集はボストック&南西ドイツ・プフォルツハイム室内管によるパリー、エルガー、ジェイコブの3作品が収録されています。マティアス・キルシュネライトが現代ピアノで演奏するヘンデル:ピアノ協奏曲全集(オルガン版より編曲)をまとめたBOX(3枚組SACDハイブリッド)や、トーマス・クリスティアン・アンサンブルによる後期ロマン派の時代に活躍した2人の作曲家ラザーリ&キーンツルのピアノ三重奏曲集、へールデン&オルフェオ・バロック管によるテレマン:序曲集など、世界初録音を含むCD7タイトルがリリースされます。

弦楽のためのイギリス音楽集 第1集
ダグラス・ボストック(指揮)南西ドイツ・プフォルツハイム室内管弦楽団

cpoレーベルの新シリーズ「弦楽のためのイギリス音楽集」が始動。第1集にはパリー、エルガー、ジェイコブの3作品が収録されています。
ワーグナーやブラームスなどドイツ・ロマン派の作風から影響を受けたパリー、20世紀に書かれたほとんど無調ともいえる旋律が展開するジェイコブ。そしてエルガーのオルガン・ソナタを原曲とするクンストフニーの「スウィナートンの夢」は2006年に南西ドイツ・プフォルツハイム室内管弦楽団が、セバスティアン・テヴィンケルの指揮で初演したオーケストラにとって記念碑的作品。曲のタイトルは、青年時代のエルガーを支援したオルガニスト、合唱指揮者チャールズ・スウィナートン・ヒープの名前から採られました。日本でもおなじみの指揮者ボストックが紡ぎ出す美しい弦の響きに圧倒されます。
(ナクソス・ジャパン)

ヘンデル(1685-1759):ピアノ協奏曲全集(オルガン版より編曲)(3枚組SACDハイブリッド)
マティアス・キルシュネライト(ピアノ)、ラヴァー・スコウ・ラーセン(指揮)ノイス・ドイツ・チェンバー・アカデミー

ヘンデルのオルガン協奏曲を、ドイツのピアニスト、マティアス・キルシュネライトが現代ピアノで演奏するシリーズをまとめたBOXの登場。
バッハのハープシコード協奏曲は、すでに現代のピアニストたちの標準的なレパートリーになっているのに対し、ヘンデルの一連の作品はほとんどコンサートで取り上げられることがなく、この録音はバロック期の協奏曲の新しい可能性を拓くものとして高く評価されました。
キルシュネライトの演奏は、ヘンデルの即興性を活かしながら、現代的な響きがもたらされるように絶妙なアレンジが施されています。高音質の録音も魅力的。
(ナクソス・ジャパン)

後期ロマン派のピアノ三重奏曲集 ラザーリ/キーンツル
トーマス・クリスティアン・アンサンブル

このアルバムには後期ロマン派の時代に活躍した2人の作曲家のピアノ三重奏曲が収録されています。イタリア人の父とオーストリア人の母を持つシルヴィオ・ラザーリは、パリでショーソンと親交を結び、その後フランクと出会ったことで強い影響を受けた作曲家。このピアノ三重奏曲は、彼が愛したワーグナー風の重厚な響きと情熱的な旋律に満ち溢れています。第1楽章の冒頭、ユニゾンで奏される旋律は特に印象的、そして第3楽章はウィーン風のワルツで書かれた美しい作品です。
ラザーリと同年に生まれたキーンツルもワーグナーに魅せられた作曲家。何曲かのオペラで知られていますが、このピアノ三重奏曲は学生時代の作品で、シューベルトを彷彿させる流麗な雰囲気を持っています。
最後に添えられたイェラルの「ウィーン風セレナード」はクライスラーに献呈された小さな曲。アルバムにおけるアンコールとしての位置づけであり、魅力的なデザートとしての役割を担っています。
(ナクソス・ジャパン)

世界初録音
テレマン(1681-1767):序曲集
カリン・ファン・へールデン(指揮)オルフェオ・バロック管弦楽団(古楽器使用)

18世紀前半、ハンブルク市の音楽監督として活躍、生前はヨーロッパ随一と言われる人気と名声を誇り、ヘンデルやバッハとも親交を結んだテレマン。数多くの作品を残したため、その全貌は未だきちんと把握されておらず、現代においても各地の図書館などから、しばしば未発見の作品が掘り起こされます。
このアルバムに収録された3作品も世界初録音。どの曲も、ドイツ音楽の伝統の中に、若い頃から親しんだフランス・イタリア・ポーランドの民族音楽からの影響や、当時最先端のロココ趣味が織り込まれているため、作品から作曲年代を推測するのはなかなか困難です。さまざまなアイディアが盛り込まれた作品を演奏するのは、オルフェオ・バロック管弦楽団。前作(777218)に続く2作目の序曲集となります。
(ナクソス・ジャパン)

ジョヴァンニ・ベネデット・プラッティ(1697-1763):チェンバロ協奏曲&ヴァイオリン協奏曲
ロベルト・ロレジャン(チェンバロ)、フェデリコ・グリエルモ(ヴァイオリン&指揮)ラルテ・デラルコ(古楽器使用)

イタリアのオーボエ奏者で作曲家のプラッティ。彼が活躍した時代はバロックから古典派の端境期であり、チェンバロからフォルテピアノへと、鍵盤楽器が発展した時期でもありました。彼の鍵盤楽器のための作品には強弱記号は記されていませんが、曲の中には、当時のチェンバロの音域では出せない音が書かれているものがあり、発明されたばかりのフォルテピアノのための作品である可能性も否定できません。どれも定型的な3楽章形式を採りながら、作風は独創的であり、イタリア風の歌心溢れる心地よい旋律と、技巧的なパッセージが用いられた作品に仕上っています。
独奏を務めるのはイタリアのオルガン、チェンバロ奏者ロベルト・ロレジャン。ハーグ王立音楽院でトム・コープマンに師事、知られざる作品の紹介に力を注いでいます。フェデリコ・グリエルモ率いるイタリア・バロック作品のオーソリティ、ラルテ・デラルコの流麗な演奏も聴きどころです。
(ナクソス・ジャパン)

ヨハン・フィリップ・クリーガー(1649-1725): 12のトリオ・ソナタ Op.2(2枚組)
アンサンブル・エコー・ドゥ・ダニューブ(古楽器使用)

弟のヨハンとともに、ドイツ・バロックの全盛期に活躍したヨハン・フィリップ・クリーガー。ニュルンベルクに生まれ、コペンハーゲンに移住、ペーター教会をはじめ、コペンハーゲンの主要な教会でオルガニストとして活躍した後は、バイロイトの辺境伯クリスティアン・エルンストの宮廷楽長に就任。1677年には当時のヴァイセンフェルス公国で職を得て、1680年には宮廷楽長として数多くの宗教曲やオペラを作曲、ドイツのバロック様式をリードするまでになりました。彼は生前、2000曲以上の声楽曲を遺した他、多くの器楽曲も書き上げています。
この12のトリオ・ソナタは旋律的にも和声的にも優れているにもかかわらず、これまでにまとまった録音はほとんどありません。アンサンブル・エコー・ドゥ・ダニューブのメンバーは、各々の音を大切にしながら緊密なアンサンブルを創り上げ、一見さまざまな素材をランダムに並べたかのような12の作品を有機的に結び付けています。
(ナクソス・ジャパン)

アドルフ・ベルンハルト・マルクス(1795-1866):オラトリオ『モーゼ』(2枚組)
ゲヴァントハウス合唱団、カメラータ・リプシエンシス、グレゴール・メイヤー(指揮)

ドイツ初期ロマン派の作曲家ベルンハルト・マルクスの壮大なオラトリオ『モーゼ』。機関紙「ベルリン音楽報知新聞」の編集員として、当時の音楽を批評した他、メンデルスゾーンとも親交を結んだことで知られています。
この『モーゼ』は教会ではなくコンサート・ホールでの演奏を目論み作曲されたオラトリオ。1841年にブレスラウで初演された際は“宗教性が感じられない”という理由で賛否両論を巻き起こしましたが、彼は従来のオラトリオを超えた作品を書きたかったと語っています。楽器の使い方もユニークで、イスラエル人の苦悩はオーボエが表し、トロンボーンはモーゼやアロンの言葉に尊厳と重さを与えています。また、トランペットはモーゼの神への賛美を強調。ワーグナーの楽劇を先取りするかのようなドラマティックな作品です。
(ナクソス・ジャパン)

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掲載: 2020年10月12日 00:00