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Gretchen Parlato(グレッチェン・パーラト)|10年ぶりのスタジオ録音最新作『Flor』

Gretchen Parlato(グレッチェン・パーラト)『Flor』

グレッチェン・パーラト10年ぶりのスタジオ録音最新作。デヴィッド・ボウイ、J.S.バッハ、ピシンギーニャ作他を典雅なまでのアコースティック・メロウネスと吐息で表現した洗練の極み。

現代ジャズ・ヴォーカル・サウンドを大きく前進させた『ロスト・アンド・ファウンド』(2011)から10年、それを最高に磨き上げた『ライヴ・イン・ニューヨーク・シティ』(2013)から8年。家庭生活を優先していたグレッチェン・パーラトが待望の最新作をUKエディション・レコーズよりリリース。

21世紀版『粋な女』とも言えそうな冒頭の斬新なチェロ・サウンド/アレンジに始まり、ブラジリアン・テイストの取り込みかた、レパートリー解釈、ミニマム・アンサンブルとは思えない表現力など、さらにシーンの座標軸として再び君臨するに足る傑作盤。ヴォーカル表現はさらに幅が広がり、サウンドと一体化する最強のピッチ・コントロールとトーンはグレッチェンならではの至芸。高めの音圧ながら全体を包みこむ温かみのあるミックスが効果的なサウンドを作っている。

メンバーは2018年から『New Brazilian-inspired project』として始動。グレッチェンのブラジル音楽観にも影響を与え『Behind Jobim』で共演したブラジル人ギタリスト&カヴァキーニョ奏者のマルセル・カマルゴ、在LAでアルメニアの新世代チェリストとして大きく注目されているアルティョム・マヌキアン、そして今回Moogシンセも担当するパーカッション奏者レオ・コスタが参加。さらにフィーチャリング・アーティストにはブラジル音楽の巨匠アイアート・モレイラ(vo,perc)、ジェラルド・クレイトン(p, rhodes)、マーク・ジュリアナ(ds)他も参加。

収録曲はジョアン・ジルベルト『三月の水』での名演で有名な冒頭曲M1、アニタ・ベイカーの86年『ラプチュア』からの大ヒット曲M2、ティレリーでも歌っていたM3、ピシンギーニャ名曲M4、ロイ・ハーグローヴM6、J.S.バッハ無伴奏チェロ組曲M8、デヴイッド・ボウイの最後のスタジオ録音曲M9とグレッチェンならではの選曲。

国内盤CD

解説付き:柳樂光隆 (Jazz The New Chapter)


輸入盤CD


輸入盤LP


【収録曲】
1. 許してあげよう
2. スウィート・ラヴ feat.ジェラルド・クレイトン
3. マグナス feat.マグナス・トンプソン、サディウス・トンプソン、アシュリィ・トンプソン他
4. ホーザ
5. ホワット・ダズ・ア・ライオン・セイ?
6. ロイ・アレン feat.アイアート・モレイラ
7. ワンダフル feat.ジェラルド・クレイトン、マーク・ジュリアナ
8. バッハ無伴奏チェロ組曲 第1番ト長調BWV1007 メヌエットI/II
9. ノー・プラン feat.マーク・ジュリアナ

【Personnel】
Gretchen Parlato - Voice
Marcel Camargo - Guitar and Musical Direction
Artyom Manukyan - Cello
Leo Costa - Drums and Percussion

Guest Personnel
Mark Guiliana - Drums
Gerald Clayton - Piano
Airto Moreira - Voice and Percussion

■プロデュース:グレッチェン・パーラト
■コ・プロデュース:マルセル・カマルゴ、レオ・コスタ
■ミュージック・ディレクター:マルセル・カマルゴ
■アレンジ:グレッチェン・パーラト、マルセル・カマルゴ、アルティョム・マヌキアン、レオ・コスタ
■2019年 1月 NYバンカー・スタジオ録音(エンジニア&エディット:ジョン・デイヴィス)


デビュー・アルバム復刻

NY最先端のジャズ・シーンにおいて多大な影響力を持つ歌姫のデビュー盤が、時流の要請によって満を持して復刻。当時から既にジャズ、ブラジル&アフリカ音楽などが越境しつつもデリケートに混ざり合ったサウンドを披露している。参加メンバーはアーロン・パークス(p)、マッシモ・ビオルカティ(b)、さらには2016年2月の来日公演が大好評だったリオーネル・ルエケ(g)他。収録曲はアントニオ・カルロス・ジョビン、ビョーク、ジャヴァン、ウェイン・ショーター、ホーギー・カイマイケルのナンバー。そしてリオーネル・ルエケのオリジナル曲では、この二人のリズム・センスが同じ方向を向いており、その後の互いの音楽的成長を暗示しているような素晴らしいクオリティ。グレッチェン・パーラトの歌声は聴く者を選ばない。幾多の出会いと共に進化してきた彼女の歌声は、必ずあなたとも共鳴する。


日本独自企画:世界初コンピレーションCD

《グレッチェン・パーラト = コアポート コラボレイティヴ・プロジェクト》

現代NYジャズの金字塔として名高い『ロスト・アンド・ファウンド』(共同プロデュース:ロバート・グラスパー)、続く『ライヴ・イン・NYC』は第57回グラミー賞ベスト・ジャズ・ヴォーカル・アルバム・ノミネートと、コンテンポラリー・ジャズ・シーンのアイコンとして君臨するグレッチェン・パーラト。その美しいウィスパー・ヴォイスには多くのアーティストが魅了され、フィーチャード・シンガー参加曲としてもマーカス・ミラー、エスペランサ・スポルディングを始め50枚以上の参加作がある。

そんなグレッチェンのオリジナル・アルバム4枚(1枚は国内盤未発)と、その膨大なゲスト・ヴォーカル参加作から彼女の多彩な側面がわかる内容のコンピレーションCD企画が日本盤のみで実現 (グレッチェン自身のコンピレーションCDは世界初)。日本初CD化曲9曲収録。

その美しいヴォイスにフォーカスしながら、ジャズ/R&B/ヒップホップ/ポップス/ブラジル音楽他、多彩なジャンルとの関わり方とその音楽的なファミリー・トゥリーまでを浮かび上がらせた内容。4枚の自作からと、ケンドリック・スコット・オラクル、マーク・ジュリアナ、ジェシ・フィッシャー他へのアルバム・ゲスト参加曲までも網羅した画期的な編集盤。キャロル・キング、マイケル・ジャクソン、チャカ・カーン、ジョビン他絶品カヴァーも収録。選曲は渡辺亨 氏(音楽評論家/「音楽の架け橋 快適音楽ディスクガイド」著者)。

掲載: 2021年01月14日 11:46