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WEEKEND JAZZ ~週末ジャズ名盤探訪 Vol.118

タグ : WEEKEND JAZZ

掲載: 2021年03月05日 10:00

ビル・エヴァンス『ワルツ・フォー・デビイ』(1962)

WDBE

ビル・エヴァンス(p)
スコット・ラファロ(b)
ポール・モチアン(ds)

1961年6月25日、ニューヨーク、ヴィレッジ・ヴァンガードにてライヴ録音

曲目(オリジナルLP発売時):
01.マイ・フーリッシュ・ハート
02.ワルツ・フォー・デビイ
03.デトゥアー・アヘッド
04.マイ・ロマンス
05.サム・アザー・タイム
06.マイルストーンズ

【アルバム紹介】
1.ビル・エヴァンスの代表作であり、ジャズ史上数あるピアノ・トリオ・アルバムの頂点に立つ人気盤
2.ニューヨークの名門ジャズ・クラブの雰囲気たっぷりのライヴ・レコーディング
3.ロマンティックなスタンダード曲が中心、名曲“ワルツ・フォー・デビイ”収録

前回ご紹介しましたチェット・ベイカーのアルバムはリヴァーサイド・レーベルの名盤の一つですが、このレーベルで最高傑作として知られているアルバムがこのビル・エヴァンスの『ワルツ・フォー・デビイ』です。
今更説明の必要もないほど、有名な1作であり、ビル・エヴァンスの代表作であるだけでなく、ジャズ史の中で数あるピアノ・トリオ・アルバムの頂点に立つ人気盤です。

本作はライヴ盤で、ニューヨークの名門ジャズ・クラブ、ヴィレッジ・ヴァンガードでレコーディングされたものです。ジャズ・クラブの雰囲気を感じさせるいろいろな音(グラスが触れ合う音、場内の客の会話等)が一緒に入っているせいで、あたかもニューヨークにいて、ジャズのライヴを生で聴いているかのような気にさせてくれます。

ベースは天才スコット・ラファロ、ドラムスはポール・モチアン。演奏している曲はロマンティックなスタンダードが中心になっており、1曲目の“マイ・フーリッシュ・ハート”のスウィートな演奏は持ち味の甘いハーモニー感覚が功を奏した名演になっています。そこに加え、オリジナル曲として、ビル・エヴァンスの代名詞的なナンバー“ワルツ・フォー・デビイ”が収録されています。

ちなみに、2021年はアルバム『ワルツ・フォー・デビイ』がレコーディングされてからちょうど60周年にあたります。

【スタッフのつぶやき:この1曲を必ず聴いて下さい】
ビル・エヴァンスを語る上で欠かせない“ワルツ・フォー・デビイ”。

この曲は幼い姪のためにビル・エヴァンスが書いたと言われる、エレガントなメロディを持ったオリジナルで、数々のカヴァーも生まれている名曲中の名曲です。
タイトル曲ゆえ、本作での演奏がオリジナルだと思われていることが多いのですが、実際には1957年のアルバム『ニュー・ジャズ・コンセプションズ』に収録された演奏が初演になっています。
曲は最初、ワルツのゆったりしたリズムに乗り、ピアノによる印象的なメロディ・ラインで始まり、ベース音と対位法的に調和して独特の愛らしさを演出してゆきます。やがてドラムスが加わると、4ビートとなり、スイングしながら、テーマを演奏し、その後、ピアノ・ソロを展開、落ち着くとベース・ソロに移り、やがてテーマに回帰しエンディングに向かいます。
楽曲の持つ曲調もありますが、ビル・エヴァンスの繰り出すフレーズは終始流麗で、無駄がなく、歌心さえ感じさせる名プレイになっています。

ビル・エヴァンスは1980年に亡くなっていますが、昨年2020年は没後40年に当たる年でした。タワーレコードではそれを記念して、独自に企画・選曲をした集大成コンピレーション『エヴァー・シンス、エヴァー・アフター オリジナル&スタンダード ジ・アルティメイト・コレクション』をリリースいたしました。

この中で“ワルツ・フォー・デビイ”は本作のバージョンに加え、オスカー・ピーターソンのカヴァー・バージョン、モニカ・ゼタールンドによるヴォーカル・バージョン、そして、本人の生涯最後のレコーディングとなったライヴ演奏の4バージョンを収録しております。聴き比べてみるとこの曲への理解度が深まり、新たな発見があるかもしれません。

国内盤SHM-CD(一般普及盤)

 

国内盤UHQCD x MQA-CD

 

国内盤【完全版】

 

輸入盤CD