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イヴォンヌ・ルフェビュール/未発表(初CD化)録音集4~ゴーティエとのラヴェル、INA音源等を収録!

ルフェビュール

1939,49/50年の演奏を含め、全て入念なマスタリングを経て音質向上!

イヴォンヌ・ルフェビュール(1898年6月29日~1986年1月23日)はフランス、エルモン出身のピアニスト、教育者。パリ音楽院でアルフレッド・コルトーに学び、一等賞を獲得して卒業。コンサート・ピアニストとして活躍する傍ら、コルトーが設立したエコール・ノルマル音楽院でコルトーの助手となり、のちにパリ音楽院の教授となりました。その門下からはディヌ・リパッティ、サンソン・フランソワ、カトリーヌ・コラールら錚々たる名手たちを輩出しています。ピアニストとしてはバッハ、ベートーヴェン、シューベルトなどの独墺系作品とフォーレ、ドビュッシー、ラヴェルなどのフランス近代作品を得意としました。

レコード録音は戦前のSP時代より行っており、CD2に収録された1935年録音「デュカス:ラモーの主題による変奏曲、間奏曲および終曲」は同曲の世界初録音となったものです。彼女はこの作品を得意とし、計3度の録音を行っています(最後の録音はFYCD088に収録)。

1950年にはパリ音楽院でブーシュリに学んだ同い年のヴァイオリニスト、ジャンヌ・ゴーティエ(1898~1974)とラヴェルのヴァイオリン・ソナタを録音。詩情にあふれた名演として知られるこの貴重な録音もCD2に収録されています。

1954年にはフルトヴェングラー&ベルリン・フィルと共演し、ルガーノでモーツァルトのピアノ協奏曲第20番を演奏。このライヴ録音は1970年に初めてLP化され、ルフェビュールの名が広く知られるきっかけとなりました(CDはATS9112)。

1970年代から 80年代にかけてフランスのFY/Solisticeにバッハからフランス近代音楽に至る彼女の得意レパートリーのセッションでのステレオ録音を行い、ラヴェル作品集(FYCD018)はACCディスク大賞を獲得するなど高い評価を得ました。

今回の「未発表(初CD化)録音集4」には、上記した1935年、1950年のセッション録音のほか、INA(フランス国立視聴覚研究所)音源提供により彼女が得意とするバッハ、ベートーヴェン、シューベルト、フォーレの作品とともに、彼女にとって比較的珍しいレパートリーにあたるショパンが9曲も収録されており、彼女のファンには見逃すことのできない一組となっています。
(タワーレコード 商品本部 板倉重雄)

【曲目】
<CD-1>
J.S.バッハ:協奏曲 ニ短調 BWV596(原曲ヴィヴァルディ)<ルフェビュール編曲> INA. 1961.3.16
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第31番 変イ長調 Op.110 INA. 1971.1.21
シューベルト:高雅なワルツと感傷的なワルツ(D.365,D.779,D.790より抜粋)INA. 1961.3.16
ショパン:
マズルカ 第9番、13番、14番、15番、34番、42番、49番 1949.6.20,24
スケルツォ 第2番 1949.6.24、ワルツ 第14番 1964?

<CD-2>
フォーレ:
夜想曲 第11番 INA. 1986.3.13
夜想曲 第13番 1949.5.11

デュカス:
ラモーの主題による変奏曲
間奏曲および終曲 1935.11.8

ルーセル:3つの小品 Op.49 1949.6.20,24

ラヴェル:
ヴァイオリン・ソナタ 1950.4.11
ジャンヌ・ゴーティエ(Vn)

【演奏】
イヴォンヌ・ルフェビュール
マスタリング:Christophe Henault(Studio Art et Son)

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2021年03月05日 12:00