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『激ロック』スペシャルコーナー【11月レコメンドアイテム】

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10月のオススメはこちら

 

TRIVIUM / 『In The Court Of The Dragon』
GENRE:METAL

現行メタル・シーンを語るうえで外せない圧巻の10thアルバム!

前2作同様プロデューサーにJosh Wilburを迎えた、通算10作目(!)の新作では、4thアルバム『Shogun』のようなプログレッシヴな成分も増加。正統派メタルから、スラッシュ/デス/ブラックなどのサブジャンルまで千変万化し、攻撃的でありながらメロディックで壮大な楽曲を奏でている。さらに今作ではEMPERORのフロントマン Ihsahnがオーケストレーションを担当。バンド・アンサンブルにそっと寄り添い、作品をよりドラマチックな雰囲気に引き上げている。アンセミックなクリーンが冴えわたるTrack.2、鋭いリフから息を飲むほどのスリリングなソロ・バトルになだれ込むTrack.5、荘厳なフィナーレを迎えるTrack.10と、終始聴き応え十分。現代のメタルを語るうえで外せない作品だ。

菅谷 透【ライター推薦】


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DON BROCO / 『Amazing Things』
GENRE:LOUDROCK

我が道を行くUKロックの異端児 DON BROCO、最新作!
SF的世界観がマッチする、壮大なラウドロック!

これまでも多様な表現で独自のロックを追求してきたDON BROCOだが、今作はそうした表現の模索は続けながらも、ラウドな方向に気持ち良く振り切ってくれた作品だ。もちろん、骨太なロック・サウンドは彼らの持ち味のひとつだが、そういった王道感のあるサウンドから一歩踏み込んで、ニューメタルを現代風にアレンジしたようなクセ強めのラウドロックに持って行ったところが面白い。グルーヴィでダンサブルなポップ・センスの鋭さも、今作ではモダンで捻くれたほうにいっているので、さらに垢抜けた印象を受けるはず。ここ2年ほど世界は多くを失ったが、バンドは充実した制作環境を手に入れ、私たちに素晴らしい作品という恩恵をもたらしてくれた。日本盤で聴けるTaka(ONE OK ROCK)とのコラボも最高なので要チェック!

山本 真由【ライター推薦】


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Paul Gilbert / 『'Twas』
GENRE:ROCK, BLUES

世界最高峰ギタリストのひとり Paul Gilbertがジャズ、ブルースの
有力プレイヤーとともに作り上げた、円熟のクリスマス・アルバムをリリース!

デビューから35年を経たスーパー・ギタリストのクリスマス企画盤は、最新のプレイ・スタイルを踏襲しつつ、時にドリル奏法を挟み、時に高速アルペジオを楽曲の主体に据えるなど、随所に往年の“らしさ”を織り込んだ奥深い作品となった。ヴォーカル・ラインをギターで表現するスタンスは一貫しており、クリスマス・ソングの珠玉のメロディたちがPaul流のギターの旋律に変えられ、そのトーンにはテクニックに裏打ちされた様々な表情が与えられている。半数のトラックは一発録りで収録されており、ジャズ、ブルースの実力派をメンバーに加えたバンド編成ならではのグルーヴや、生々しい演奏の息遣いが感じられる贅沢な音源に仕上がっている。“聴き飽きた曲を、どうすればまた聴きたいものにできるか”という自身のテーマを体現した1枚。

米沢 彰【ライター推薦】


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THE LURKING FEAR / 『Death, Madness, Horror, Decay』
GENRE:DEATH METAL

スウェディッシュ・デス・メタルの重鎮たちが集うスーパーグループ、THE LURKING FEAR
“コズミック・ホラー”を冷徹且つアグレッシヴに具現化した2ndアルバム!

AT THE GATESのメンバー3人を筆頭に、スウェーデンのエクストリーム・ミュージック・シーンが誇る重鎮たちが集ったスーパーグループが2作目のアルバムをリリース! H・P・ラヴクラフトの作品や、彼の提唱した“コズミック・ホラー”にインスパイアされたサウンドは冷酷無比で、暴力的なまでの突進を見せるリズム隊に、つんざくようなトレモロや鋭利なリフを奏でるツイン・ギター、そして焦燥感をかき立てるヴォーカルが見事に禍々しい作品世界を演出。ドゥーミーでサイケデリックなTrack.8や、不気味なオルガンを用いたTrack.12も陰鬱さに拍車をかけていて、聴き終えたあとに思わず深いため息をついてしまうような“負のオーラ”の強い作品に仕上がっている。絶妙なチョイスのボートラも必聴。

菅谷 透【ライター推薦】


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BLACK VEIL BRIDES / 『The Phantom Tomorrow』
GENRE:LOUDROCK

BLACK VEIL BRIDESがコロナ禍で完成させた
バンドの表現力に磨きをかけた重厚な最新アルバム!

2020年にはデビュー作を現メンバーで再録した作品を発表、バンドの原点と現在地の両方を改めて確認した彼ら。約3年ぶり6作目にして、メタルコアの名門 Sumerian Records移籍後初のオリジナル・アルバムは、架空の世界のミステリアスなヒーローを題材にしたコンセプト作に。と言っても小難しく構える必要はなく、壮大なイントロからキャッチーなメロディと重厚なバンド・サウンドが交錯するTrack.2、Track.3で自然と作品世界へと誘われることだろう。Andy Biersackのバリトン・ヴォイスが響き渡るTrack.6、ツーバスが唸りを上げるTrack.10、エモーショナルなTrack.12と、ストーリーテラーとしての説得力も着実に向上。常に進化し続けるバンドの姿勢を見せる1枚だ。

菅谷 透【ライター推薦】


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WAGE WAR / 『Manic』
GENRE:METALCORE

フロリダ発の5人組、WAGE WARの4thアルバムは
強靭さと叙情性をより高めたメタルコアのニュー・スタンダード!

引き続きA DAY TO REMEMBERのJeremy McKinnon(Vo)を中心としたプロデューサー陣を迎えた本作は、基本的なコンセプトを踏襲しつつ、ニューメタル的なヘヴィネスと不穏さをより高めている印象だ。うごめくリフが扇情的なTrack.1、サンプリング音とダウナーなビートのTrack.3、テクニカルなリフを絡めたTrack.4と強靭な楽曲で畳み掛けていく。後半では叙情性を増し、流麗なソロが耳を惹くTrack.7、ソフトなサウンドにエモい歌メロが刺さるTrack.9、ダイナミックなコーラスを聴かせるTrack.11と、コンパクトながらしっかりと起伏のある展開を作り上げているのはさすがだ。新時代のメタルコアを切り拓いていく気概を見せる、ニュー・スタンダードとなり得る作品。

菅谷 透【ライター推薦】


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BLACK LABEL SOCIETY / 『Doom Crew Inc.』
GENRE:GROOVE METAL

Zakk Wylde率いるBLACK LABEL SOCIETY!
強烈ギター・プレイ炸裂!並外れた強さと優しさを兼ね備えた新作ドロップ!

豪腕カリスマ・ギター・ヒーロー、Zakk Wylde率いるBLACK LABEL SOCIETYの11thアルバム。Zakkの存在感をそのまま表したかのようなグルーヴィで重厚なリフや、脳髄が揺れるほどのビブラート&高速でペンタトニックを弾き倒す、あの強烈なギター・プレイが炸裂! また、今作ではDario Lorina(Gt)も積極的にソロに参加し、ふたりの熱い掛け合いが、楽曲の持つポテンシャルを一気に高めていく。もう仰々しい武器も余計なギミックもいらない。たとえどんな相手だろうが正々堂々とその腕だけで戦い、最後は肩を組み分かち合うような義理堅さも見せる。ただならぬ強さと優しさを兼ね備えた、98年の結成時からバンドを支えるツアー・クルーと世界中のファンに捧げる快作。

三澤 未来【ライター推薦】


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VOLBEAT / 『Servant Of The Mind』
GENRE:METAL, HARD ROCK

独自のサウンドを展開するデンマークの4人組、VOLBEAT!
ハードな一面もポップな一面も幅広く聴かせるユニークなニュー・アルバム完成!

HR/HMにロカビリーやパンクを合わせたようなオリジナリティ溢れるサウンドで人気のVOLBEATだが、今作は特にそんな彼らのハードな一面と、ポップでキャッチーな一面がしっかりと出ていて面白い作品となっている。ゲスト・ヴォーカルを迎えたトラックも、ポップ・グループ ALPHABEATの女性ヴォーカリスト、Stine Bramsenをフィーチャーした大衆性のあるロック「Dagen Før」、そしてデス・メタル・バンド JUNGLE ROTのDave Matrise(Gt/Vo)がグロウルでゴリゴリに仕上げた「Shotgun Blues」という、彼らにしか表現できないような表現のレンジの広さ。ゲストを入れていないオリジナル・バージョンも収録されているので、聴き比べるとさらに楽しめるだろう。

山本 真由【ライター推薦】


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MASTODON / 『Hushed And Grim』
GENRE:PROGRESSIVE METAL

MASTODONが故Nick Johnへの想いも込めた新作発表
ダークなサウンドの中に様々な感情を落とし込んだ深みある1枚に

2018年9月、長年のマネージャーであり親友であったNick Johnを膵臓癌で亡くしたMASTODON。そこから3年。彼を追悼するアルバムである本作は、親しい人を失った誰もが経験する様々な感情を見事に表現した1枚となった。怒濤のドラムから始まるTrack.1や、疾走感のあるTrack.8、Track.12などは怒りややるせなさを感じる一方、繊細に揺れ動くギターが特徴的なTrack.3、ダークで重々しいTrack.10などからは深い悲しみが伝わってくる。しかし、歌詞に目を向けると、どの曲も喪失感の間から愛情、出会えた幸せ、共に過ごした楽しい日々を想う気持ちが溢れ出ている。残された者たちはこの美しい思い出を胸に、これからも前を向いて生きていくのだ。

内堀 文佳【ライター推薦】


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BIFFY CLYRO / 『The Myth Of The Happily Ever After』
GENRE:ALTERNATIVE ROCK

スケールの大きなロック・サウンドへさらに突き進む!
BIFFY CLYROらしさ溢れる感動的なニュー・アルバム到着!

今作は、昨年2020年にリリースされた8thアルバム『A Celebration Of Endings』と対になるような作品。前作では、その前の作品『Ellipsis』(2016年)で見せた実験性や一筋縄ではいかないサウンドを下敷きに、バンドの持ち味を生かした王道感のあるロックを展開した。今作は、そんな前作を受けてさらに、BIFFY CLYROらしい、スケール感のあるロック・サウンドへと突き進んでいる。特に、ミドル・テンポのナンバーはドラマチックで感動的とも言える仕上がりだ。さらに、今作は前作のライヴ盤を含めた2枚組の構成となっており、ライヴで完成される彼らのスタジアム・ロックや、対になる2タイトルをまとめて楽しむ意味でも価値のある作品だ。

山本 真由【ライター推薦】


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LORDI / 『Lordiversity』
GENRE:HARD ROCK, HEAVY METAL

フィンランド発モンスター・メタル・バンド、LORDI!
“持ち曲”全78曲収めたひとつで何度でもおいしい作品を発表!

2006年の“ユーロヴィジョン・ソング・コンテスト”での優勝をきっかけにブレイクしたフィンランド発のモンスター・メタル・バンド LORDIが、本当は70年代から活動していたら? というコンセプトのもと制作された“ベスト盤”の前作『Killection』。今回、そのセレクト元、つまり“持ち曲”全78曲を7枚のアルバムとして一気にリリースする。ハード・ロック、ディスコ、プログレッシヴ・ロック、ヘヴィ・メタル、AOR、スラッシュ/スピード・メタル、インダストリアル・メタルと、1枚ごとにジャンルが分かれているので、4時間43分通しで聴いて、数十年にわたっていたであろう彼らの変遷を感じるも良し、お気に入りの年代をピンポイントで聴くも良しと、ひとつで何度でもおいしい作品に仕上がった。

内堀 文佳【ライター推薦】

 

【激ロック】
ラウドミュージックに特化したフリーマガジン、ポータルサイトの運営、そして国内外のバンドを招聘してのライブイベント、13年間続くROCK DJパーティーの企画、運営を行っている。さらには渋谷宇田川町に位置する「Music Bar ROCKAHOLIC」と同じく宇田川町にあるロックファッション・ショップ&通販サイト「GEKIROCK CLOTHING」の運営など、クロスメディアを超えたクロスカルチャー展開をシーンに仕掛けるラウドミュージック専門のクリエイティブ集団である。

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タグ : PUNK/EMO ハードロック/ヘヴィメタル(HR/HM)

掲載: 2021年11月11日 09:20