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小林武史&コシュラー/伊福部昭:ヴァイオリン協奏曲第2番・チェコでの世界初演ライヴ!

伊福部昭
初演のポスターを手にする伊福部昭

ヴァイオリニスト小林武史卒寿記念CD
「伊福部昭ヴァイオリン協奏曲第2番・世界初演」完成!

チェコでの世界初演を初CD化!
90歳を迎えた世界的ヴァイオリニスト小林武史の提供による3種類の演奏を初CD化。
世界初演(チェコ)と試演会(日本:詳細不明)とピアノリダクション版のリハーサル(日本:詳細不明)は、いずれも今回が世界初CD化となる。
小林淳による入魂の解説と、ボーナストラックに、小林の芸術祭受賞祝賀会で伊福部が行った乾杯の挨拶(1989年)を収録した愛蔵盤!

2021年で90歳を迎えた巨匠ヴァイオリニスト・小林武史のために伊福部昭が作曲したヴァイオリン協奏曲第2番の世界初演をついに初音盤化!
1979年、チェコでの世界初演、初演の前に国内で行われていた試演、そしてピアノリダクションのリハーサルという3種類の録音をCD化。
すべて小林武史所有のテープからCD化を敢行した。ボーナストラックとして、小林武史芸術祭賞受賞記念祝賀会における伊福部昭の乾杯の挨拶(1989年のもの)を収録。

[各録音について]
1.ヴァイオリン協奏曲第2番の世界初演は、1979年3月8日、9日の二日間行われたが、残されていたテープは初日のものだけであった。ブルノフィルに問い合わせたものの、オーケストラ側の録音確認には至らず、小林武史所有の6mmマスターを使用した。

2.チェコでの世界初演に向けて、国内でのリハーサルを兼ねた試演が行われていた。関係者のみが鑑賞できた演奏会であったためこれまでその存在が知られずに居たが、そのときの録音がカセットテープで小林武史の元に残されていた。
チェコでの初演を控えての国内でのリハーサルとして行われた試演だったので指揮者、オーケストラ、会場についても不詳であり、パンフレットなども残されていない。指揮者は、小林武史の記憶によると小林と仲の良かった三石精一とのことである。

3.世界初演に向けて、ピアノリダクション版でリハーサルを重ねていた折の録音である。
あくまでも練習の参考録音である。しかし、小林武史の演奏によるピアノリダクション版の録音が残されていた、その貴重な記録として、どのようにして世界初演が行われたかというドキュメントとして収録した。

4.小林武史は、1988年のリサイタルの成果として文化庁の芸術祭賞を受賞した。その受賞を祝う会が1989年2月5日に行われ、團伊玖磨、大山倍達らと共に伊福部昭も挨拶をした。
その録音が残されており、実際に伊福部昭の肉声で小林武史の演奏に触れており、このCDのボーナストラックにふさわしいと考えて収録した。
(スリーシェルズ)

伊福部昭

【曲目】
伊福部昭:
ヴァイオリン協奏曲第2番

1. 初演
2. 試演
3. ピアノリダクション版
4. 伊福部昭の乾杯の挨拶

【演奏】
ヴァイオリン独奏:小林武史
オーケストラ:ブルノ・フィルハーモニーほか
指揮:ズデニェック・コシュラーほか

総収録時間:73分38秒

解説:小林淳
プロデュース:西耕一
音源提供:小林武史
デザイン:山口翔悟

■小林武史(ヴァイオリン) Takeshi Kobayashi/Violin
1931年生まれ。鈴木鎮一氏に師事。東響、チェコ国立ブルノ・フィル、オーストリア・リンツ州立ブルックナー管、読売日響のコンサートマスターを歴任。オーケストラ退団後はソロ活動に専念し、海外(ヨーロッパ、旧ソ連、北米、南米、中近東、アジア全域)に演奏旅行。著名な音楽祭に招待され出演。国際交流基金派遣の文化使節としての派遣は10回に及び、海外での青少年の指導にも力を注ぐ。桐朋学園大学、東京音楽大学講師を歴任。長きにわたり宮城県中新田バッハホール音楽院院長を務め、地域の文化振興発展に多大な功績を残した。
第18回日本音楽コンクール第1位(1949)、日本音楽舞踊批評家クラブ賞(1960)、文化庁芸術祭賞(1988)、文化庁芸術祭大賞(1996)、横浜文化賞(2013)を受賞。
小林武史のために作曲された作品は数多く、初演並びに国内外でも多数演奏を行う。室内合奏団「コレギウム・ムジクム東京」主宰。
CDに團伊玖磨:ファンタジア、マニャール:ソナタ、エネスコ:ソナタ、野平一郎:デュオ・コンチェルタンテなど11枚をリリース。著書に「ヴァイオリン一挺、世界独り歩き」(芸術現代社、1980)、「ファンタジア わが人生」(神奈川新聞社、2013)がある。他にもエッセイ等を新聞、雑誌に掲載。

伊福部昭

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2021年11月23日 00:00