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『激ロック』スペシャルコーナー【1月レコメンドアイテム】

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12月のオススメはこちら

 

GREEN DAY / 『BBC Sessions』
GENRE:PUNK ROCK

メジャー・デビュー直後の生々しくも緊張感を帯びたプレイも含む
貴重なライヴ音源で歴史を振り返る

2021年の振替公演も中止を余儀なくされたGREEN DAY。ファンの飢餓感を埋めるべく、本作は1994年~2001年の期間に行われた計4回のBBCライヴ・セッションを収めた、貴重音源をコンパイルしている。注目は、1,500万枚の売り上げを記録したメジャー第1弾アルバム『Dookie』発表から、4ヶ月ほどで録音された同作の楽曲。名曲群を青春期に浴びた世代は甘酸っぱい気持ちに駆られるに違いない。本作は、由緒正しきMaida Vale Studiosで録音された音源となっており、生々しくも緊張感を帯びたプレイが詰まっている。また、アルバム『Warning』収録のTrack.14、Track.15においてはホーンを導入した賑々しいバージョンで、祝祭感をよりいっそう高めた粋な仕上がりだ。

荒金 良介【ライター推薦】


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OF MICE & MEN / 『Echo』
GENRE:METALCORE

EP 3部作の集大成――
円熟のメロディック・メタルコアの真髄、ここに在り!

2009年の結成から早十数年、JAMIE'S ELSEWHEREのAaron Pauleyがフロントマンとなってからは、骨太のメタルコアを鳴らすバンドとして邁進してきた彼らの通算7枚目となる最新作。本作は2021年2月と5月にリリースされた2枚のEPに加えて、アルバムと同時発売のEP『Ad Infinitum』という3部作をコンパイルしたもので、エモーショナルなメロディと説得力のあるブルータリティが交差する、重厚且つドラマチックなメタルコアは円熟の域に達しており、揺るぎない自信を感じさせる貫録の1枚となった。CROSBY, STILLS & NASHのカバー曲「Helplessly Hoping」という意外な選曲で締めるセンスにも注目。

井上 光一【ライター推薦】


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BETWEEN YOU & ME / 『Armageddon』
GENRE:POP PUNK

豪メルボルン発の5人組ポップ・パンク・バンド、BETWEEN YOU & ME!
グッド・ソングがキラキラと輝く2ndアルバム到着!

オーストラリアはメルボルン発の5人組による2ndアルバム。音楽的には00年初頭のMESTやSIMPLE PLANに代表される、屈託なき明るさを放つポップ・パンク直系サウンドで、同郷だとTONIGHT ALIVEあたりが近いだろうか。その中身は聴き手を迎え入れる清爽なメロディが目白押し。ダンサブルな高揚感に包まれるTrack.3も、陽光ぶりを発揮した無類のパーティー・チューンと言えるだろう。Track.9では同郷のYOURS TRULYをフィーチャリングし、ラストのTrack.10は雄大なスケールで聴かせるミドル・テンポの曲調。このようにバラエティに富む楽曲が並んでおり、作品通して楽しめる1枚となっている。どの楽曲もグッド・メロディが顔を出す高クオリティ作だ。

荒金 良介【ライター推薦】


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CYNIC / 『Ascension Codes』
GENRE:PROGRESSIVE METAL

悲劇を乗り越えたCYNICが届ける
生々しく神秘的で、幽玄な美を湛えた7年ぶりのニュー・アルバム

オリジナル・メンバーのSean Reinert(Dr/2015年に離脱)と、1stアルバム『Focus』から貢献してきたSean Malone(Ba)のふたりを2020年に相次いで失ったCYNIC。悲劇を乗り越え、残された首謀者のPaul Masvidal(Gt/Vo)が完成させたのが、7年ぶりとなるアルバムだ。スペーシーな歌声や空間的なギター・ワークに加え、新ドラマー Matt Lynchのテクニカルなプレイや、新たに取り入れられたシンセ・ベースが描き出す音像は、デス・メタル由来の無機質さを残しながら生々しく神秘的で、幽玄な美を湛えている。Djentシーンのギタリスト PLINIなどのコラボレーターも迎えた本作は、亡くなったふたりを追悼しつつ、前へと進んでいく意志が窺える。

菅谷 透【ライター推薦】


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THULCANDRA / 『A Dying Wish』
GENRE:MELODIC DEATH METAL, MELODIC BLACK METAL

メロディック・デス/ブラック・メタル・ファン必聴!
ドイツのTHULCANDRAが、DISSECTION直系のスタイル貫く新作をドロップ!

OBSCURAのSteffen Kummerer(Vo/Gt)率いる、ドイツのメロディック・デス/ブラック・メタル・バンド、THULCANDRAの4thフル・アルバム。凍てつくような寒々しい空気感の中で、叙情的なメロディを奏でるDISSECTION直系のスタイルを本作でも貫く。ノルウェイジャン・ブラックの邪悪さにドラマチックなアレンジを加えたTrack.2や、悲壮感溢れる美しいアコギの音色で徐々に闇へと誘いながら、突如雪崩のように押し迫るトレモロ・リフとブラストが交差する激情パートに引きずり込むTrack.9など、メロディアスなフレーズを随所に散りばめながらも、緊張感と冷酷さは最後まで保ったままという、メロデス/メロブラ・ファンの心理を掴むハイクオリティな楽曲たちが揃っている。

三澤 未来【ライター推薦】


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UNANIMATED / 『Victory In Blood』
GENRE:BLACKENED DEATH METAL

スウェーデンのブラッケンド・デス・メタル・バンド UNANIMATED!
キャッチーさも合わせつつヘヴィネスを強調する技ありのニュー・アルバム発表!

スウェーデンのブラッケンド・デス・メタル・バンド UNANIMATEDが、10年以上の時を経てニュー・アルバム『Victory In Blood』をリリース。このジャンルの要であるダークな空気感にキャッチーさも合わせつつ、ただひたすらに速いだけでなくテンポを緩めることでヘヴィネスを強調しているところに、重鎮として君臨する彼らの技を感じる。陰鬱さをより演出するような、アコースティック・ギターを取り入れたインタールードを挟んでいるのも、ベテラン故の余裕の表れだろうか。ヘヴィ・メタルの中でもこの領域にはまだあまり踏み込んだことがない、という人の耳と身体にも馴染みやすく、よりエクストリームな深淵に進むための足掛かり的な1枚と言えるかもしれない。

内堀 文佳【ライター推薦】


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【激ロック】
ラウドミュージックに特化したフリーマガジン、ポータルサイトの運営、そして国内外のバンドを招聘してのライブイベント、13年間続くROCK DJパーティーの企画、運営を行っている。さらには渋谷宇田川町に位置する「Music Bar ROCKAHOLIC」と同じく宇田川町にあるロックファッション・ショップ&通販サイト「GEKIROCK CLOTHING」の運営など、クロスメディアを超えたクロスカルチャー展開をシーンに仕掛けるラウドミュージック専門のクリエイティブ集団である。

http://gekirock.com/

タグ : PUNK/EMO ハードロック/ヘヴィメタル(HR/HM)

掲載: 2022年01月24日 15:06