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ヴァンスカ&ソウル・フィル~ユン・イサン:管弦楽のための伝説「新羅」、ヴァイオリン協奏曲第3番、室内交響曲第1番(SACDハイブリッド)

ユン・イサン

オスモ・ヴァンスカがユン・イサン作品に挑戦!

ヴァンスカが尹伊桑作品に挑戦しました。それも2020年から音楽監督を務めているソウル・フィルとの共演という興味深いものです。

ユン・イサン(1917-1995) は現代作曲家としては珍しく録音に恵まれていますが、オーケストラ曲はドイツをはじめとする外国の団体ばかりでした。彼はスパイ容疑で1967 年にKCIA に拉致・強制送還され死刑宣告を受けました。69 年に特赦で釈放されたものの、国外追放となり二度と祖国の地を踏むことはできませんでした。今日では韓国でも大作曲家とみなされていますが、ソウル・フィル級のオーケストラによるセッション録音の登場は画期的で、歴史的快挙とさえ申せましょう。

収録された3 曲はいずれも後期作品で、1992 年の「新羅」は最後のオーケストラ曲。ヴァンスカのどこか東洋的な静謐さと透明感がユン・イサン作品にぴったりで、シベリウスさえ思わせます。同年のヴァイオリン協奏曲第3 番は2000 年生まれの若手パク・スーイエが独奏を務めているのが注目。彼女の初協奏曲録音ともなり、驚くべき成熟と激しい気質を示しているのが驚きです。
(キングインターナショナル)

【曲目】
尹伊桑:
1.管弦楽のための伝説「新羅」(1992)
2.ヴァイオリン協奏曲第3番 (1992)
3.室内交響曲第1番 (1987)

【演奏】
パク・スーイエ(ヴァイオリン)[2]
オスモ・ヴァンスカ(指揮)
ソウル・フィルハーモニー管弦楽団

【録音】
2021年8月30日-9月3日、ロッテコンサートホール(ソウル)

DSD
5.0 Surround sound
マルチチャンネル
BIS ecopak
67'13"

カテゴリ : ニューリリース | タグ : 高音質(クラシック) SACDハイブリッド(クラシック)

掲載: 2022年07月14日 00:00