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WEEKEND JAZZ ~週末ジャズ名盤探訪 Vol.221

オスカー・ピーターソン『ナイト・トレイン』(1963)

OP

オスカー・ピーターソン(p)
レイ・ブラウン(b)
エド・シグペン(ds)

1962年12月15、16日、ハリウッドにて録音

曲目(オリジナルLP発売時):
01.Cジャム・ブルース
02.ナイト・トレイン
03.我が心のジョージア
04.バグス・グルーヴ
05.モーテン・スウィング
06.イージー・ダズ・イット
07.ハニー・ドリッパー
08.昔はよかったね
09.アイ・ガット・イット・バッド
10.バンド・コール
11.自由への賛歌

【アルバム紹介】
1.技巧派の名ピアニスト、オスカー・ピーターソンの傑作
2.気心知れたレギュラー・メンバーのトリオでの安定感のある演奏
3.ブルース・ナンバーが多く、ブルージーな魅力が光る内容

今回取り上げる渋いピアノ・トリオ名盤は技巧派ピアニストとして知られたオスカー・ピーターソンの傑作になります。

列車のジャケットが印象に残る本作はピーターソンのアルバムとしては名作『プリーズ・リクエスト』(WEEKEND JAZZ Vol. Vol.32にて紹介)と並んで親しまれている一枚です。
メンバーはベースのレイ・ブラウン、ドラムスのエド・シグペンという気心知れたレギュラー・メンバーのトリオで安定感のある演奏を聴かせています。

楽曲はタイトル曲をはじめブルース・ナンバーが多く、ピーターソンのブルージーな魅力が光る内容です。
また、“Cジャム・ブルース”、“昔はよかったね”等のデューク・エリントンの楽曲や“モーテン・スウィング”、“イージー・ダズ・イット”等カウント・ベイシーでお馴染みのナンバーを取り上げているのが聴きどころですが、11曲目のピーターソンのオリジナル曲“自由への賛歌”は後半に向かってジワジワと盛り上がり、胸が熱くなるような1曲になっています。

【スタッフのつぶやき:この1曲を必ず聴いて下さい】
どっしりとしたブルース・ナンバー“ナイト・トレイン”。

この曲はクレジット上ではサックス奏者のジミー・フォレストの作曲となっていますが、実際はデューク・エリントンの楽曲“ハッピー・ゴー・ラッキー・ローカル”という曲が元ネタです。
まず、どっしりとかまえたプレイで、印象的なメジャー・ブルースのテーマが提示されます。ちょっとしたソロをはさみつつ、テーマの提示を終えると、ベースのレイ・ブラウンのソロに移ります。やがて、ピアノが戻ってくると、ブギウギ調のリフの上でソロが展開されてゆきます。テーマに回帰した後はそのままエンディングに向かい、弱音でフレーズの断片を繰り出して、さりげなく曲を終えます。
ピアノ・トリオのシンプルでいて奥深い一面が伺える、ビギナー向けにも最適なアルバムといってよいでしょう。

国内盤SHM-CD

 

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タグ : WEEKEND JAZZ

掲載: 2023年03月24日 10:00