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大友克洋|『銃声』『Fire-Ball』7月21日発売|大友克洋が発表した短編漫画を年代ごとにまとめた2作品、同時発売!

大友克洋が発表した短編漫画を年代ごとにまとめた2作品『銃声』『Fire-Ball』同時発売!





『銃声』


17―19歳、未成年期の大友克洋が、学生投稿者時代からプロデビュー後までの1971年―1974年にかけて制作した11篇の短編漫画を、制作/発表順に収録した初期作品集。
1973年「漫画アクション8月4日増刊号」掲載の『銃声』にて、弱冠19歳でデビューした著者・最初期の短編7篇は、いずれも過去の単行本に収録されたことが無いため、短編集『ショート・ピース』所載の作品リストでタイトルを見たことはあっても実物を目にした者は少ないという、文字どおり"幻の初期作品"である。
本書は、それら全てを初収録するのに加え、完全な未発表作として4篇、デビュー前に描かれた習作や投稿作を収録している。
これらは、原稿が現存していたことも奇跡的であるが、こうした未発表作品の収録を著者が許可すること自体も「全集」企画ゆえの特例的措置であり、本書の実現は、まさに「半世紀に一度の奇跡」と言えよう。
粗削りで拙い未熟な作品集と侮るか、瑞々しい感性と10代の少年とは思えぬ老成ぶりを併せ持つ「恐るべき子供」の表現に戦慄するか、それは読み手次第だが、のちに、その名を世界に轟かす創作者が、世に生まれ出でた瞬間と、その前後を記録した"唯一無二のドキュメント"としても、本書の価値は計り知れない。
このデビューから僅か10年後の1983年に、あの『AKIRA』を描き始めるに至る、まだ無名の"怪物"の産声が今! 遂に!! ここに甦る!!!


『Fire-Ball』


大友克洋が24―25歳の頃、1978─1979年にかけて制作した12篇の短編漫画を発表順に収録した作品集。
翌年の1980年には『童夢』や『気分はもう戦争』を発表し始める著者の才能が世間に轟く前夜、その胎動の如く完成度を上げていく短編の数々は一作ごとに趣向を変え、驚異の多面体を形成する。
特に表題作の『Fire-Ball』は、それまでリアル路線の人間ドラマを中心に作品を紡いできた著者がSFという新たなジャンルに開眼した重要作。後の『童夢』『AKIRA』に直結する「超能力」を描き、それまでと作風を一変させた壮大なスペクタクル描写は、著者にとってのマイルストーンとなった。
収録作の内訳は『ショート・ピース』(1979年/奇想天外社)より2篇、『ハイウェイスター』(1979年/双葉社)より4篇、『GOOD WEATHER』(1981年/綺譚社)より3篇、『彼女の想いで…』(1990年/講談社)より表題作を含む2篇。さらにこれまで未収録だった幻の短編『遠い祭り』が待望の初・単行本収録。
また従来の短編集ではモノクロ化されていた着色原稿も、すべてカラーにて完全に復刻。著者自身による解説も読み応え充分の完璧版!


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Animation AKIRA Layouts & Key Frames 2


タグ : 書籍 アニメHOT TOPICS

掲載: 2023年05月29日 15:00